人間という名の獣


「本当、唐突過ぎて意味がわからないんだよな」

この会場に呼ばれたものなら殆どの人間がこぼすだろう感想。
当たり前すぎて、言う意味も見失うくらいの台詞だが男は口に出す。
それは状況についてもだったが、本人の元居た環境に起因する要素もあった。

「デッキは、ちゃんとある……つまり、何?これはライダーバトルの延長だっていうの?」
そんなわけあるか、と一蹴する。
適当に想像したことをそのまま喋っただけで乾いた笑いが出た。
我ながらくだらない。

男の名前は北岡秀一
仕立ての良いダブルのスーツを着こなし、自他共に認める端正な顔立ちを持ち、明晰な頭脳と達者な口先を職業に昇華させた自称『スーパー弁護士』だ。
クロをシロに変える、圧倒的な自信と傲慢を内包する誰もが羨む彼は、誰もが、彼の秘書たる由良吾郎以外が知りえぬ不治の病を抱えている。
しかし彼は死の恐怖に怯えるわけでも、神に祈るわけでもない。
現代の医学ではどうすることも出来ぬ病を克服するため、いや己の欲望を究極的に満たすために。

ある、『願い』を賭けた闘いに身を投じていた。
それが先ほど北岡の言った『ライダーバトル』という単語の正体である。
神崎士郎が開いた、『願い』を持つ者達の闘い。

ライダーデッキとミラーモンスター、神崎士郎とその妹神崎優衣がミラーワールドに見出し、神崎士郎が確立させたシステム。
ミラーワールドは鏡のなかの世界。
現実世界をそっくりそのまま反転させた、生物が存在しない隔離された場所だ。
そこに住まうのはミラーモンスターのみ、通常の人間は数分と経たないうちに存在そのものが砂のように消えてしまう。

ライダーシステムとはその鏡の世界と鏡のモンスターを利用したものだ。

デッキを携え、ミラーモンスターと契約した時点から最後の一人になるまで決して本人の意思では離脱することの出来ない戦いが始まる。
それが仮面ライダー、彼らは北岡と同じく後の無い『願い』のために人を傷つける選択をした人間たちだ。
例え、闘いのさなかで願いがかなっても、モンスターは契約者に力の対価を求める。
人間、ないしミラーモンスターを餌として自分の契約モンスターに与えねば自身がそのモンスターの糧になる。

そうして最後に残ったライダーが『願い』を叶える権利を手に入れるのだ。
現在、この孤島で強いられている状況とさして変わりはない。
いや、大きく違う、やはり大違いだ。

生き残りをかけて争うのは百歩譲ってよしとしよう。
しかしそこにライダーではない人間、あまつさえヒグマが混入するのは。
加えて手に入るのは普段約束されて当然の生存権利、途方のない『願い』を叶えてくれることもない。

「……考えてもしょうがないかもね」

正直他者を手に掛けるのは気が進まない。
北岡はスーパー弁護士でありどこぞのエクストリーム殺人鬼ではないのだ。
かと言って、誰も傷つけたくないと宣うほど北岡は甘くはない。
襲われれば勿論武力でもって退ける。最悪殺害もやむを得ない。
現状できることは、死なないように動くことだけだ。
多いとは言えぬ余命をこんな催しに費やすことになるとは、己の不運を嘆きながら歩み出す。

犬も歩けば棒に当たる。
北岡も歩けば、蛇に当たる。
熊と化した蛇と、北岡は目が合ってしまった。

「会いたかったぜ……北岡ァ!!」

「新しいライダー……?それに、その声浅倉か?まさかお前が仮面ライダーだったとはね……」

マッシブでワイルドな体つきの見慣れぬ仮面ライダーの正体に戸惑う北岡。
どこぞのエクストリーム殺人鬼こと浅倉威、苛々するという常人には理解できぬ理由のみで暴虐を尽くす男。
北岡の弁護能力を持ってしても懲役十年に抑えることが限界で、本来なら檻の中に閉じ込められているべき獣。

一番に出会えた他者がライダーで、しかも浅倉だったのは幸運かもしれない、北岡は似合わない安心を覚える。
ライダーであれば、いずれ殺しあう相手、遠慮も容赦も要らない。
「なんでそんなに興奮してるのかは分からないけど、ま、いいか」

彼は知りえぬ因縁、ケリを付けるべきと死に瀕してなお決意した相手。

ゾルダのカードデッキを取り出し虚空に掲げ。

「変身!」

握りこぶしを作った腕を素早く胸の前から肩の位置まで動かす。
そして現れたベルトにカードデッキを差し込み。

「……あれ?」

ベルトが出現しない。
もう一度、とデッキを掲げるも、うんともすんとも言わず。
それもそのはず。
この場には鏡、姿を映すものが存在していないのだ。

「どうした……戦わないのなら……」

「ちょっと待って、ベルトが、あのさ浅倉、お前はどうやって変身し」

「――死ね」

昏い死の宣告を連れて、牙召杖ベノバイザーの顎が開きカードが飲み込まれる。

――ソードベント

機械的な音声と共に現れ振り落とされた剣。
ベノサーベル……ならぬベアサーベルだ。

ベノサーベルが今は亡きベノスネーカーの尾を模しているとすれば、ベアサーベルはヒグマの爪を模している。

すんでのところで北岡は剣撃を躱すが、そうなんどもできる芸当ではなかった。
王熊はヒグマと完全にリンクし、常時サバイブ状態……詰まり浅倉はヒグマと同じ戦闘力を有しているのだ。
サバイブは疾風、烈火、無限の三枚のカードのどれかがトリガーとなっているはずなのだがそういったものは見当たらない。
恐らく浅倉の獣とヒグマの獣が無限に等しい力を体内で創りだして……二翼の力を手に入れた獣と変わったのだ。

もしくはこうも考えることができる。
神崎士郎の実験、その全ては妹神崎優衣の命を作るためのものだ。
その過程でヒグマになにがしかの能力の種を与えたのかもしれない。
命を作る方法という成功例の前に、いくつか失敗例がまざっていても不思議はないだろう。
神埼本人が手を加えていないとしても彼の資料は流出しており、それを誰かが手にして行った可能性もある。
それがミラーモンスターベノスネーカーを喰らうことで発現し……全ては推論の域を出ないが。
そもそも、ミラーモンスターを捕食する羆という前提が狂っている。


「っ、ちょっと待てって、言ってるだろ!」
北岡はもう一度変身の構えを取る。
その片手にはなぜかペットボトル。
しかし浅倉は取り合わず、ベアサーベルを横薙ぎに振るった。

透明な液体が、北岡と浅倉の間に飛び散る。

「変身!」

虚空に一瞬だけ現れた、水の鏡。
支給されていた飲料水の僅かな輝きはベルトを呼び出し、カードデッキを収めた。

「待てって、言ったのにさぁ……」
でもお陰で格好良い変身ができたかもね、と冗談っぽく北岡は笑った。
ジリジリと耳元でギアが回り、仮面の瞳の位置に光の明滅が規則正しく走る。
野性味溢れる浅倉の王熊の姿とは対照的に機械と兵器を体現した姿、仮面ライダーゾルダ。

――シュートベント

召喚されたギガランチャーは浅倉が動くと同時に撃ちだされた。
剣の間合いであれど撃ちだされさえすればエネルギーは突き進む。
APにして2000AP(1APが0.05t)、大して王熊のベアサーベルは元のベノサーベルから予測すれば3000AP。
数値だけで見ればベアサーベルが勝利するだろうが、これは単純な数値比べの単純なゲームではない。

銃は剣よりも強し、と言ったところか、ベアサーベルはエネルギーに押し負け、王熊はゾルダと大きく距離を開けられることになる。
損傷は軽微、王熊はすぐさまゾルダの懐を目指す。

北岡が幸運だと思ったことは、戦闘面で語れば半分は正解であった。
常時サバイブ状態と王熊とまともに肉弾戦を行うことは困難、力負けは必定。
遠距離武器で、なおかつ基礎の能力が高い北岡、ゾルダのデッキであったからこそ一方的ではない戦闘が行えるのだ。

王熊、浅倉威は他者を傷つけ、また傷つけられることに快感を覚える。
こうして撃ち合い斬り合い結びを重ねることは浅倉の本能を満たしてくれる貴重な暴力だ。

常なら、浅倉は暴力のみで満たされたはずだ。
飢えも乾きも、口内に残る泥の味も消してくれる甘美な痛み。
その痛みを上書きする、強烈な不快感。

苛々する、それは浅倉の人間の部分。
完全な獣、魔物にはなれぬ浅倉威という存在の感情。
特にそれが顕著に現れる相手が、目の前で戦うゾルダ、北岡秀一であった。

当初は自分を無罪にできなかったという逆恨みだけで命を狙っていた。
一度、二度と闘いを結ぶうちに、苛立ちは執着に変わる。

桃井玲子は浅倉も人間であると称した。
秋山蓮は浅倉をモンスターだと称した。
蛇のごとく執念深く、ヒグマと同一になるほど本能が獣。
成る程、この二人の言は両方共正解だったのかもしれない。

「埒があかないな……」

北岡が呟く。
牽制と突撃、いたちごっこの構図である。
一対一でスタミナを使う長期戦は不利、できるものならさっさと仕留めたい。

「はン……いい加減鬼ごっこは飽きたぞ北岡ァ……」

――アドベント

二つの抑揚の無い声が、重なる。

ミラーモンスターマグナギガ、ヒグマプレデターが対峙した。
重厚な鋼の巨人と、蛮勇たる野生の猛獣。


「すげーーーーーー!!!!でけーーーーー!!!!」

肌を焼く拮抗状態に飛び込む単刀直入な感想。

「はぁ……?」
「アぁ……?」

ヒグマである。
第三者のヒグマである。
どうしてヒグマが喋るのか、大体お前の大きさも大概だ、とか言いたいことは山ほどあるがヒグマだ。

「人間だーーー!!!!うまそーーーー!!!!!」
翻訳できるヒグマは思考を言葉に、馬鹿でかい声量の日本語に翻訳する。
動物番組などでアテレコされてる様子を思い出して欲しい。
あれよりもずっと断片的であれど、ヒグマは翻訳している。

翻訳しながらこちらに走ってくる。

「……どうするよ?」
虚を突いて浅倉を撃つか、とマグナバイザーを握りしめて北岡は中断する。
距離が近い、まだ、もう少し離れなくては。

「全く苛々する……まずはあいつを殺す」
水をさされ、暴力が途切れ浅倉は唸る。

「はは、まさかお前と気が合うとは思ってもみなかったよ、浅倉」
「北岡……」
浅倉の不機嫌メーターをギリギリまで振り切らせる台詞であった。

「あああぁああああ!!!!」「GOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」
八つ当たりは走り来るヒグマへ。
ふざけたヒグマ、ふざけた北岡、浅倉の人間性が吹っ飛びヒグマもそれに応える。
マグナバイザーの援護射撃は珍しく不意打ちを行わない。
北岡の今のところの理想はヒグマと浅倉の相打ちだ。
下手にどちらかに加担し過ぎると万全な強敵を残すことになってしまう。
ヒグマの動きを阻害し、王熊の攻撃が命中するようヒグマの足元を狙う。


――ストライクベント

体もまた適応し、ヒグマに寄る。
本来メタルホーン――メタルゲラスの頭部をかたどったガントレット――が召喚されるはずの両拳にはヒグマの爪。
「共食いかーーーーー!!!!」

何か感慨深いものでもあるのだろうか?
知ったことかと浅倉の右爪は振りかぶられる。
ぺらぺら喋る羆も、思考が口からダダ漏れであろうと戦闘力は高い。
右爪を受け止め、すかさず羆は王熊へ。
その爪を弾く王熊の蹴り。

「転けろーーーーー!!!!」
蹴りによって片方だけになった軸足に羆も負けじとその頑強な脚をぶつける。

「ぺらぺらぺらぺらと……五月蝿いやつだ……!!」
その脚が届くより疾く、王熊の脚は羆の腹を蹴りぬいた。
べしゃりと貫通してしまいそうな勢い、羆の腹部が歪む。

「化物じみてるね……」
遠巻きに見ていた北岡は苦笑する。
人間と羆の闘いと言うよりは羆どうしの殴り合いだ。

さて、そろそろかとマグナギガに寄ったその時、地走の音が高速でゾルダに迫った。
「嘘、何やってんの浅倉!」
羆は闘いに飢えているわけではない。
腹が物理的に空っぽなのだ。
ぺらぺら喋る羆は人の味を覚え、なお満たされぬ食欲を原動力とする。

面倒くさい相手は無視して後ろにいる者を狙う。
いや、羆は王熊を自分の同種と判断していた。
そうなるとこれは共食いより先に餌の取り合い、抜け駆け上等。

起き上がった羆が突如自分を無視して走りだしたのを見て、浅倉は吠える。
泥のような屈辱、拭いがたい苛立ち。

銃の迎撃も蚊に刺される程度、あっという間に距離を詰められたゾルダ。

浅倉が怒りに震えるなか視認したのは、羆の豪腕に吹き飛ばされるゾルダの姿。
神経に電流が流れる、痛烈な、本能の電流が。

「北岡ぁあああああ!!!!!!」
慟哭は安否を思うものではない。
嫌にスローモーションになる視界のなかを突き抜け、羆を全力でなぎ倒し、本当の苛立ちをぶつけるべき相手を見下ろす。

「最悪……だね、本当。最期に見るのがお前とか、さあ……」
変身が解けた北岡の声を聞き、浅倉は血が滲むほど歯を食いしばった。
腹部に広く滲む、一目で致死量と分かる血。

「せめて玲子さんか……吾郎ちゃんがよかった……な……」

沈黙した北岡、浅倉の声にならない声だけが耳に響く。
音に鳴らない翻訳できぬ感情の言語を切り裂いて王熊の爪が北岡を引き裂かんとする。
引き裂いて、食らわねばならぬ。
目の前で横取りされた相手に何を思い、何を叫ぶのか、獣に言葉は必要ない。
ただ本能がままに、本能が命ずるままに食らうと。
同時に明確に文章にできる感情が湧き出て、同調したヒグマプレデターを困惑させる。
怒り、苛立ち、人間の感情と獣の本能が混ざり合う。

「ど、どーーーん!!!!」
おずおずと、どこか遠慮がちに羆は王熊に体当たりをぶちかます。
邪魔してはいけない何かを翻訳したが羆は羆、餌の奪い合いは第二ラウンドに突入した。

「はははははははははは!!!!!」

喋る羆は悲鳴を上げた。
けたたましい哄笑、理解不能の恐怖。
そう、恐怖だ、獣、穴持たずである羆が体験したことがない戦慄。

「う、うわ……!!」

あろうことか羆は王熊に背を向けて走りだした。
わたわたと、まるで羆に怯える人間のように。

追い詰める、追い詰める、獲物を追い詰めていく。
脅えて振り向けば、威嚇する蛇のように両腕を水平に伸ばした王熊。

がしり、と爪が背中に食い込み、羆は絶望する。
眼前に聳える滝の音が妙に轟々と耳に響いた。
羆の心境などお構いなしに、神に祈る間も与えず王熊は地面に羆を押し付け引きずり駆ける。
仮面ライダータイガのファイナルベント、クリスタルブレイクの予備動作に似て、それよりも乱雑な運送。
藻掻く羆に次の行動権利は与えない、宙空に放り投げ、カードを引き抜く。

――ファイナルベント

飲み込むカードは必殺の一撃。
ベノクラッシュならぬベアクラッシュ。
背後に現れたヒグマプレデターのもとに後方転回し、ヒグマプレデターの打撃の勢いを借り複数回の襲撃を浴びせる。
ベノスネーカーの毒液を帯びた脚で行ってきていたそれに比べるとダメージが落ちるように見えるが、純粋なパワーが毒よりも重い痛打を与えるのだ。









――ファイナルベント

聞こえるはずがない、もう一つの音声。
王熊のベアクラッシュが羆に届く寸前、世界の終わりを告げる弾頭の雨が降った。







「――我ながら、アカデミー賞ものの演技だったんじゃないかな?」
熊に死んだふりが良くないってのは、本当だったみたいだけど。
一歩間違えたら本当に死んでいた、らしくもない咄嗟の策に北岡は苦々しく肩をすくめた。

ゾルダ、北岡秀一は変身を解き爆発が起こる先から反転する。
腹部の血を見て、ううんと腕を組んだ。
鉄の匂いのしない、偽りの血。
北岡は、羆に突撃された瞬間自分から後ろに飛び退いていた。
羆の姿に隠されていたため、浅倉から見れば羆の腕に屠られていたように見えていたのだ。

支給されていた血糊は、覿面に浅倉を欺いた。
もしも、浅倉が完全に獣の本能で生きていればその匂いの不自然さに気づいただろう。
浅倉の怒りに濁った人間性が、北岡の騙りを許したのだ。

「これ知らない人が見たら驚くよな……ま、いいか」
なんとでも説明できる自信はある、寧ろ傷ついたふりをして闘いを有利に運べる確信さえあった。
浅倉、羆の居ただろう位置からどんどん離れていく。
北岡には決してとどめを刺そう、なんて気概はない。


【D-2/黎明】

【北岡秀一@仮面ライダー龍騎】
状態:健康、スーツ腹部に血糊が染み付いている
装備:カードデッキ@仮面ライダー龍騎
道具:血糊(残り二袋)、ランダム支給品0~1、基本支給品
基本思考:殺し合いから脱出する
1:血糊落としたいなあ
[備考]
参戦時期は浅倉がライダーになるより以前。
鏡及び姿を写せるものがないと変身できない制限あり。
ミラーワールドへの侵入、変身時間等の制限は後続の御方にお任せします。

崩れた崖と、轟く水の音。
王熊、浅倉威は顔を上げた。
常にサバイブ状態である故に、ゾルダのファイナルベントであるエンドオブワールドが直撃しても多少のダメージで済んでいた。
もしも羆を投げ捨てていなければ、盾として使っていただろう。

仮面で顔は伺えぬが、浅倉は笑っていた。
歯をむき出しにして、歓喜と憤怒に口角を釣り上げていた。
腹立たしい相手が生きている、それがどうしようもなく苛立ち、どうしようもなく殺したくなり、どうしようもなく喜ばしい。
複雑怪奇な人間の感情と獣の本能の融合、その結果が人間という名の獣。

幾ばくもかからぬうちに王熊は崩れた崖の残骸から脱出するであろう。
そしてゾルダを、北岡秀一を殺さんと赴く。
叩きつけられる水の旋律が、哄笑と轟音を包み隠した。

【E-1/滝近く/黎明】

【浅倉威@仮面ライダー龍騎】
状態:仮面ライダー王熊に変身中、ダメージ(中)
装備:カードデッキ@仮面ライダー龍騎
道具:ランダム支給品0~2、基本支給品
基本思考:本能を満たす
1:腹が減ってイライラするんだよ
2:北岡ぁ……
3:喋る羆は率先して殺す
[備考]
※ヒグマはミラーモンスターになりました。
※ヒグマは過酷な生存競争の中を生きてきたため、常にサバイブ体です。


「こえーーーー…………」
羆は傍観していた。
気付かれぬように、がたがた震えながら。
翻訳不可能、理解範疇超越、意味不明。
恐怖を知った獣もまた獣の枠を外れる。
羆は、喋れる羆であったものは何者にもなれずに静かに逃げ出した。

【E-1/滝近く/黎明】

【日本語ぺらぺーら(穴持たず14)】
状態:翻訳できる、恐怖、ダメージ(中)
装備:
道具:なし
基本:こえーーー……
1:浅倉からは離れたい
※翻訳こんにゃく~

※E-1とD-1境界付近の崖がエンドオブワールドで崩れました。
 滝に被害は無い様子。
※エンドオブワールドの爆発はE-1の周囲1エリアまで観測されます。


No.069:命名 本編SS目次・投下順 No.071:ひとりぼっちになる程度の……
No.068:EDAJIMAとHIGUMA 本編SS目次・時系列順 No.073:三日月の女神
北岡秀一 No.074:スーパーヒーロー大戦H
No.029:本能 浅倉威 No.075:バトルスタート
No.039:ルールをいちいち気にする参加者の鑑 日本語ぺらぺーら

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2015年02月05日 14:12