君欠草

【検索用:きみかけそう  登録タグ:2021年 CeVIO 可不 安藤なれど
+ 目次
目次
作詞:安藤なれど
作曲:安藤なれど
編曲:安藤なれど
唄:可不

曲紹介

曲名:『君欠草』(きみかけそう)
  • 安藤なれどの可不オリジナル曲
  • 冒頭のポエトリーリーディングから始まる展開が印象的な楽曲になっている
  • 映像: ひとり写真部

歌詞

動画説明文より転載)

監獄のような箱庭
侵略の後の焼け野原
非常な日常 浄化の結果
エピローグの部屋の隅

一切が自分のエゴだった
少し暖を取りたいだけだった
それは君も同じだったのに
蕾をそのままにしたのは

怠慢か愛か
海馬に爆弾 壊されてゆく五感の
脆弱な部分から
花瓶に枯れたままのすずらんが笑う

1人きりのベッドの上で見渡す部屋はひどく自由だ
使い切りのパステルカラー空になってもう捨てたから
1人きりのベッドの上で止まる生活少し寒い
なんでこんなにも景色が潤むのは
不意に吸い込んだ君の蜃気楼

四隅にまどろむ歪みの記憶
出会いはまるで季節を間違えた風鈴の音
行き止まりの位置から
始まりに泥を塗っていく
プロローグの書き直し
すずらんが項垂れている
君が置いていったガラスの花瓶
君が最後に生けた花が死んでいく
置いてかないでと号哭するように
なぜ追い出したと激昂するように
それは僕の頭の中全部を掻き回しながら
死んでいく

ああ2人が綺麗で仕方ないな
仕方ないな綺麗で
1人きりのベッドの上で見渡す部屋はひどく自由だ
使い切りのパステルカラー空になって捨てたのは嘘
2人きりの栄華を遂に抱えきれずに桃色に燃ゆる海馬
腫れ上がって割れた

置きっぱなしのイヤカフ
使いかけの香辛料
見えないもの全てが変わって
見える残骸だけが残って
枯れてしまったすずらんを
生かしているガラスの花瓶の水を僕は飲み干した

コメント

名前:
コメント:
+ タグ編集
  • タグ:
  • 可不
  • CeVIO
  • 安藤なれど
  • 2021年
最終更新:2023年12月12日 19:43