曲紹介
曲名:『私、醜くて良かった。』(わたし、みにくくてよかった。)
- 物憂しのの可不オリジナル曲。
- ボカコレ2021秋参加作品。
歌詞
足は歩くために在って、目は見るために在って
じゃあ、心は何だって言うんだ。
目を塞いだところで、暗闇が視えるだけで
私は私から逃げられないんだ
耳を塞いだところで、心音が煩くなって
私は私から逃げられないんだ
この醜さを背負って、浅ましい言葉紡いで
「何もない」にも成れもしないし
せめてこの醜さに、何か意味を。
空が鮮やかに視えるのは
地上が淀んでいるからだろうか
世界が眩しく視えるのは
私が暗いからだろうか
あなたが輝いて視えるのは
私が醜くて仕方ないからなのかな
じゃあ私、醜くて良かった。
良かった。良かった。
これでいいか。
口は話すためにあって、傷つけるためじゃなくて。
足は歩くためにあって、飛び降りるためじゃなくて。
手は繋ぐためにあって、引き金を引くためじゃなくて。
じゃあ、心はなんだって言うんだ。
この醜さを背負って、生きていくしかなくて
私は私から逃げられないけど
この醜さのおかげで、世界は鮮やかであって
そんな風に、思うしかないんだ。
空が鮮やかに視えるのは
地上が淀んでいるからだろうか
世界が眩しく視えるのは
私が暗いからだろうか
あなたが輝いて視えるのは
私が醜くて仕方ないからなのかな
じゃあ私、醜くて良かった。
良かった。良かった。これでいいか。
コメント
最終更新:2025年06月15日 02:12