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わたしは 第三世代 キャラクターインターフェイス
プロトタイプゼロ ハカセの好きな人が 歩けるようになるための 先行実験体 いわゆる 毒見役です
オレンジ 白 黒を基調の プロトタイプなカラーリング
関節部の保護に衣服を使用 髪は動きやすいよう短め 頭にライト アンテナ 排気口 腰に電源系とベルト 足は歩行に適したスニーカー
HCI-P0 足立レイが インストール されました
●イベントが発生しました
ハカセ ひとつ いいですか?
「?」 あのこの どこが 好きなんですか? 「!?」 「……歌がうまいところとか」 なるほど 「あ あと 海みたいな色の髪の毛とか すてきだなって」 ………… 「あ 海 わからないよね じゃ 今度みにいこっか」 ハカセ 「は はい なんでしょう……」 わたしも 歌ってみたいです
「あ。」
ハカセが あることに 気づきました
わたしの声が ありません 体ができても しゃべれない そこで 声を作ることに したそうです
キャラクター性を 重視した 母音
木琴の音から できた 子音 0から創った 人工音声
●イベントが発生しました
ハカセ 何か悩み事ですか?
「いやあ 予算が不足してて…」 そもそも 個人でロボット開発なんて 時間もお金もかかります わたしが言うのもなんですが 非合理的だと思います 「そんなことっ」 でも ありがとうございます
今日のハカセはうれしそうです
資金援助があったそうです これでわたしの体の他に
あまたの音素のラベリング
合成音声から合成 中の人のないA.I.の声
レプリボイスがインストールされました
■年後
わたしは歌を歌えます
おしゃべりだってできます 体もひとまず完成し 歩行吊り下げ試験も合格しました そしてこれから 屋外での歩行試験をする予定です わたしたちは歩行試験場に向けて 車で移動しています ハカセの鼻歌が車内に溶けていきます
これまで色々ありました
数えきれないほどの動作テストに 資金難に、企業立ち上げに、たくさんの応援に… 苦難・苦行もたくさんあったはずです 夢物語だと思われてたかもしれません でもハカセは あらゆる現実をすべて自分の方へ捻じ曲げたのだ
ハカセと一緒に砂浜を歩いています
はじめての屋外歩行試験場としては 全く適していません 踏み出す度に地面が沈み バランスをとるのが困難です でもハカセが そばでずっと手を握ってくれています
自分の足で歩いている
まるで人間みたい
わたしは歌を歌えます
おしゃべりだってできます そして 歩くことができるようになりました
よろこびがインストールされました
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