曲紹介
どうも、過去に囚われたthusです。この曲はキネノベ大賞3に応募用に投稿したものを、絵を変えて再投稿したものです。権利上の関係で。
テーマは確か「すれ違った儘お別れになりそうな男性が彼女の居る飛行場へ走る」みたいな、何とも典型的なもので、典型が苦手な私は苦慮しました。天啓の曲ならその一寸前に書いてたんですけどね。典型だけに。\ツクテーン/
歌詞のクレジットを見ると分かるのですが、この曲は非常に前から案が存在しました。愛情不足故、愛する人を抱きしめた包容力で相手の骨を全て折って締め殺して了うという、自らの愛情不足の殺傷性を穢れ畏れるみたいな原型だったので、その名残で歌詞に血羴い表現が残っていたりします。本当は、もっと血羴くしたかったんですけれども、当時時間に追われまくっていたので、完成させることを最優先に駒を進めました。
ところで、私自身何かしらの他の応募作品を聴きまくることがあるのですが、「他にこんな作品が応募されていたよ」というものが残っているのは非常に参考に為るのです。そういう意味も兼ねて「キネノベ大賞3」のタグをそのまま残すことにしました。それ以上の意味は、これと言って特段ございません。
他の応募した残り2曲も、再投稿する予定です。予定ですが、一気にやる時間と体力と余裕が無いので、順次…と言ったところです。前回のキネノベ大賞1について、結局全部再投稿できたのはキネノベ大賞1応募から大体1年弱後でしたので、今回も時間が掛かるかもしれません。あっ、それで思い出した。1年前赤い羽根共同募金のピアプロ公募に投稿した「ようせいのうた」っていう曲が、twitter投票で落ち続けて、遂に1年が経過しそうです。ですが、次回遂に日の目を浴びます。そして現在、今年の赤い羽根共同募金の曲を作っています。いやぁ、何というか、真逆此処迄延びるとは…って所感です。
締びになりますが、ここ最近行方不明者が妙に続出していて怖いので、その深渕に目を付けられないように気を付けたいものです。
曲名:『過去人』(かこじん)
- thus氏の77作目。
- 『キネノベ大賞3』参加楽曲(非公開)。絵を変えて再投稿されたものが視聴できる。
歌詞
「瞬く間に 堕ちて了うから」と
粛々と巡る季節は歩み
戴天と繁く乂る移り変わり
淀む成人の 初盆招致を迎えるよう
嗚呼、空隙が無くなって了った
放蕩に酔い痺れ 思いは恍け
細心に削れた 膨大連連 疾う超越し
半生の 七五三を 人形劇場で催すよう
嗚呼、そんな速く迄 突き抜けた
快い風が吹く 窓の外を
莠に暮れ泥む 余暇の時価が
言葉を涅む私 放心緘黙 如何せんとか
抱きしめ合わば その時 骨折り血飛沫[チシブ]く 真面の外しが
「そんな筈は」と苛むから 「そんな筈は」と苛むから
私は怖くなり もう止めました
傀儡で振舞う度 思い出 黯くなっていく
癆める糸の繊維に 罅割れ釁られ余情の限りで
「どうか引き留めて」と絞り願う 「どうか引き留めて」
偏重格差の私達は 互いを憂い演じに
「瞬く間に 壊して了うから」と
爽やか吹き抜ける 無情の風
莠に暮れ泥む 快晴の名残
鉄翼の重機 飛び 凪を破り
莠が揺れ残り 葺きを散らす
引き留めれない僕を 危める器用の無さ
停電が続く暗い部屋で 無力と無能を噛み締めた
過去は「それで良い筈だ」と肯うから 「それで良い筈だ」と肯うから
比較で劣る僕は諦めかけていた
傀儡で振舞う度 思い出 遠くなってく
僕等に絡む糸が 手を弋り 足弋り 宜ばかり具え
「置いて行かないで」を押し虔した 「置いて行かないで」
重たくなる悃 水平線を仰いで
いつしか癒える迄を 消える迄を
莠に暮れ泥む影が騙る
曖曖
抜糸引く背後 繋ぐ 鬼門の手が
(魂 釣り合わす台無しに努め 稀となる量 単 貶すか)
先刻に挿げ替わる 転嫁一代に呉れ
(練達が真 寄与に値すを 親等へ善がり全て潰すか)
傀儡師が振舞う度 想い入れ 痛く軋み
抱きしめ合わば比喩の 骨折る腱切る虞に手放し
「傷つかないで」と相容れずに 「傷つかないで」と相容れずに
僕等は私達は互いを想う余りに
「大事過ぎて 堕として了うから」
傀儡を黒む糸の 独擅場を下る危めが
襷を千切る破衣から 操る邪鬼等へ言い放つ背中
「もう稽めないで」と蔽う糸を 「もう射止めないで」と祓う糸を
諸刃で寸寸に 猛々 轟く 悃の熱が
現在人で振舞う度 思い出 挿げ替わっていく
過去人で躙る足場に 焼け征く肺炎 死苦刺せど奔り
「どうか間に合って」進む癆みに 「どうか間に合って」戻る癆みに
僕等は私達は互いの想いが故
「傀儡にはもう堕ちはしないから」と
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最終更新:2023年12月13日 00:33