曲紹介
忘れるとは、記憶の蒸留である。
曲名:『忘れてしまうボクは』(わすれてしまうボクは)
- 『ボカコレ2025冬』TOP100ランキングで56位を記録。
歌詞
忘れてしまうボクは
昨日のごはんが何か忘れた
待ち合わせの時間を忘れた
結婚記念日を忘れた
ログインパスワードを忘れた
でもあいつに言われた死ねばいいのにって言葉は覚えてる
ポイントカード作ったかを忘れた
あの子の事をなんて呼んでたか忘れた
ズボンのチャックを閉めるのを忘れた
指紋認証をどの指でしたか忘れた
でもあいつと一緒に笑ってしまった時の、あの子の顔は覚えてる
忘れてしまうボクは
Suicaにいくら入っているのかを忘れた
お薬手帳作ったか忘れた
吸ってたタバコの銘柄忘れた
家までの近道を忘れた
でも知らない人が私を数字として見ていた事は覚えてる
足音だけで誰が来たか分かるようになってきた
うるさいんだ
懸命に騒いでみても消せないノイズのために
引きずる腕で全てを殴り飛ばしてやる
(pray
will
crawl
Chrome grip)
今、目の前にあるものを凝視しておく必要がある
今、目の前のそれに全神経を注ぐ必要がある
今、狂った熱から醒める前に走り続け、走り抜ける必要がある
今、取りこぼした煌めきは僕にも必要だったか?
今、投げ捨てた言葉は引用明記が必要だったか?
否。否。否。昂奮を攪乱するんだ
記憶に全てを飲み込まれてしまう前に
(終わる 終わる終わる終わる終 わる
終わりはこない
逃げないでボクを壊して
終わる終わる終わる
困る
I'm afraid you
anyway we could rub
a word)
忘れてしまうぼくは
頭の中で流れている曲名を忘れた
今年で何歳になるのか忘れた
誰のことをこの駅で待っているのか忘れた
でも自殺したあいつが酒を飲みながら笑っていたことを覚えている
車のキーの回し方を忘れた
夏の次は秋だって事を忘れた
傘の差し方を忘れた
でもあの子がポケットに忍ばせた消しゴムのパッケージを覚えている
使っていたギター弦のゲージはどれだっけ
潰れたスタジオで働いていたあの人の名前を誰も知らない
名前を呼んだ目の前のこの方はどこの誰だっけ
親父とホテルに入っていったあの子を僕は知っている気がする
東京でバンドやるって行った後輩のバンド名を思い出せないんだ
やめんなよって言ったんだ
続けてみせてくれって無責任に言ったんだ
いつかまたライブにいくわってお決まりのように言ったんだ
2019年11月21日「ライブやります」
その箱も、もうないんだ
忘れてしまう僕は
理路整然と並べられた言葉に意味が宿ろうともティッシュの中に全て吐き捨てて火曜の燃えるゴミとしておさらばだ
執拗にクールに振る舞う冷たい体温は33度8分を記録しているが魂のない身体に価値など一縷もないと未だ気づけない事を世界のせいにしてるがいいさ
悪態をついて批判をしたところで周りに集まってきたのは理解ある共存者のみで半径ゼロメートルの世界も変わらず幕は上がらずエンドロールは終わらない
破れたズボンから覗く膝小僧は捲れ上がってこちらを見つけてにこやかに問う、ならざるべきか?
書き換え自在な顔を持って今日もまた投げた音を拾い上げ
投げ込んだ屑籠からは溢れ出していた
(if we're still going longer
call me you love me
always tied up)
(so...
because of a kind of friends welcome
it's all over prophecy it's head
nobody can't go so holler
we count a lot of blue pleasure)
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最終更新:2025年06月20日 21:33