ほむ除け香
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homuhomu_tabetai
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作者:rQD/wh1ko
577 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/17(金) 00:21:12.88 ID:rQD/wh1ko
ガサゴソ・・・ガサゴソ・・・
業者「はあーぁ・・・今日も仕事かったりぃな」
ホムホム・・・ホム・・・ ガサゴソ・・・
業者「あーん?まさか・・・」ヒョイッ
ほむほむ「ホムッ!?」
仔ほむ「ホミャッ!?」
業者「またほむほむの親仔か。何でお前らはゴミ置き場に集まるのかねぇ」
ほむほむ「ホムム!ホムホム!」エサガヒツヨウナノヨ!
仔ほむ「ホミャァァァアアア・・・・」オナカスイター・・・
業者「俺の知ったことじゃねぇし・・・。
悪いけど仕事だからどいてくれ。でないと一緒に放り込むぞ」
ほむほむ「ホギャァァァア!!!」ダダダダ!!
仔ほむ「ホミュウゥウゥウウウ!!!」マッテー!! トテテテ
業者「もう来るなよー」
~1週間後~
ガサッ
ほむほむ「ホムゥッ!?」
仔ほむ1「ホミュゥッ!!?」
仔ほむ2「ホミャァッ!!」
仔ほむ3「ホミィ!」
仔ほむ4「ホミュゥ?」
業者「増えてる・・・」
先輩「おーい。どうした?」
業者「先輩・・・それが」
先輩「あーほむほむか。こんなもん、一緒に収集車に混ぜちまえばいいんだよ。
ゴミみたいなもんだし」ポイッ
仔ほむ4「ホミッ!!」
バリバリゴリゴリ
仔ほむ4「ホビャアァァァアアアァアァァァアアアアア・・・・・!!!!!!」
ほむほむ「ホムゥゥゥウウウウゥゥウ!!!??」コドモオォォォオオオォォオオオ!!!!?? ポロポロポロ・・・
仔ほむ1「ホミュウゥゥゥゥウウウウウウウ!!!???」イモウチョォォォオオオオオォォオオ!!!?? ポロポロポロ・・・
仔ほむ2「ホミュッホミュッ」パクパク・・・
仔ほむ3「ホミュッフゥ♪」ペロペロ・・・
業者「ほむほむはゴミじゃないですよ!
とにかくここにほむほむを近寄らせないようにしたいんです!」
先輩「はぁ・・・ほむほむなんて放っておいても増えるんだし、どうでもいいだろうに・・・。
まぁいい、じゃあいいものを教えてやる」
――――――・・・・・
先輩「まずな・・・番のあんあんとさやさやを用意する」
あんあん「アンー!!アンアン!!」ジタバタ
さやさや「キョウコー!キョウコー!」ピョンピョン
業者「へぇ」
先輩「んで、とりあえずあんあんを擂り潰す。
擂鉢と擂粉木でいい」ゴリゴリゴリ・・・・
あんあん「アンギャァアァァアァアアアアアアアァァァアーー!!!!」ブチュブチュブチュ
ブチブチブチ・・・
あんあん「」ペースト
さやさや「サヤアァァァァアアアアア!!!!!キョウコォォォオオオオオ!!!!!」ガタガタガタ
先輩「あんあんを潰した瞬間、
さやさやから何か黒い霧みたいなものが出たのに気付かないか?」
業者「霧?」
さやさや「キョウ・・・コ・・・・」モワモワモワ・・・
業者「・・・・確かに何か出てますね。」
先輩「さやさやは絶望すると、特有の苦味成分を体外に分泌する習性がある。
これは、絶望したさやさやが他のほむ種を近付けさせないために行うらしい」
業者「何故そんなことを?」
先輩「誰だって、一人にしてほしい時ぐらいあるだろう?
さやさやは絶望した際にそういう心境になる確率が高いんだ」
業者「ふぅん・・・」
業者「・・・・・・」
業者「・・・・何となくわかりましたよ。
この苦味成分の霧をだすさやさやをゴミ置き場に置くことで、ほむほむが寄ってくるのを防ぐんでしょう?」
先輩「いや、まだだ。番が潰された絶望感なんてしばらくすれば忘れる。
それに万が一ほむほむが近寄ってきてしまった場合、そのほむほむがどうなるかなんてことは想像に難くないだろう。
さやさやが動けるという状況も好ましくない」
業者「どうするんです?」
先輩「簡単だ。さっき擂り潰したあんあんペーストがあるだろう?
まずは、それをさやさやに塗りたくる」
ペタペタ・・・
さやさや「サヤァ・・・キョウコォ・・・・」ポロポロ・・・
先輩「こうすることで、番のあんあんの匂いがいつまでも取れずに絶望感が持続する。
さらに輪ゴムで縛って適当なビニール袋に入れる」
ガサガサ・・・
さやさや「ザヤッ!!」ドテン!!
先輩「ビニール袋の所々に空気穴を空けて・・・」
さやさや「サヤヤァ!!!!!サヤァ!!???」イゴイゴ
先輩「ビニール袋の口を固く結ぶ。
これで、さやさやが衰弱死するまで使える『ほむ除け香』の完成だ」
業者「意外に手間かかりましたね」
先輩「ほむほむは邪魔だけど駆除したくない、っていうお前の我儘のせいだろう。
そんでこれは、効果は持続するが長持ちはしない。さやさやはすぐ死ぬからな。
だから、多めに作っておいて小まめに取り換える必要がある。出来るか?」
業者「はい、出来ます。それで無駄な犠牲が出ないのなら」
先輩「はっ。変わったやつだよ・・・お前は」
ほむ除け香を設置してからというものの、ゴミ置き場にほむほむはおろか、
たまに来ていたあんあんやまどまど、さやさや・まみまみといった他のほむ種も寄り付かなくなった。
効果は覿面。その評判は瞬く間にゴミ収集業者の間で広がり、様々なゴミ置き場に設置され担当の職員が定期的に交換を行った。
しかし・・・その一方で、人間の食べ物を漁れなくなったほむ種たちが餓死するという事態も引き起こしてしまった。
ゴミ置き場は、ほむ種たちにとっては謂わば夢の島。食糧源なのである。
野良ほむほむと戯れたり、ほむほむを食べて命を繋いでいるホームレスなど、現状を嘆いている者は多い。
見滝原市の、今後の方針決定が待たれる。
完