その3
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homuhomu_tabetai
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そして翌日
俺はあのほむほむの巣に行ってみた
そこにはぼろぼろのほむほむ達が土下座していた
ほむほむ3「ホムム・・・」ゴメンナサイ
要約すると、
”一生懸命ごはんを探したりねだったりしましたが手に入れられませんでした、ごめんなさい、四葉のクローバー返してください”
とのことだ
なるほどな
ぼろぼろな所を見ると嘘はないだろう
修羅ほむ「」ス
俺は四葉のクローバーを差し出した
仔ほむ・仔まど「ミャアァ//」キラキラ
まどまど「マドォ」ッホ
ほむほむ3「ホムム//」パァー
おとといから何も食べてないはずのほむほむ達はとたんに目を輝かし始めた
よほどこれが大事だと見える
俺はほむほむが受け取りに来たその瞬間
四葉のクローバーを引きちぎった
ほむほむ達「!?」
「「「ビャアアアア!!!ミャアアアアアア!!ドォオオオオオ!!」」」
色々な絶叫がこだました
流石、とても綺麗な音色だ
相手が悲しんだり苦しんだりするのを見るのは本当に楽しい
この感情を持つほむほむが殆どいないというのが嘆かわしい
相手が悲しんだり苦しんだりするのが好きだから、強くなろうという気持ちにもなる
相手の幸せを願うなんて、人間やペットが持ち合わせる軟弱な感情だ
ほむほむ3「ホホム・・・・・」カキアツメ・・・
ばらばらにちぎれたクローバーを必死にかき集める
そんなものに現 を抜かす資格など持ち合わせていないだろうに
「ホビャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
俺はクローバーをかき集めているほむほむを一匹残らず殺した
すでに精神的に参っていたので楽しい反応は見られなかったのが残念だ
しかし楽しみはまだある
もっとも簡単に手に入る人間の食料 "ほむほむ" を食べることだ
楽しみは後に取っておくたちなので今まであえて避けていたのだ
俺がこっちの世界にきて疑問に思ったことはほむほむが "ほむほむ" を食べないことだ
栄養も豊富で人間が食べるほど美味しい味だ
数も沢山居る
なのに、なぜほむほむは共食いしないのか?
恐らくくだらない仲間意識でも持っているのだろうな
目の前に栄養豊富で美味しい食料がいっぱいあるというのに・・・
俺達が生きている世界はままごとなどではない、生きるか死ぬかの世界だ
食料がやばい時、ほむほむは絶対に共食いするべきだと、俺は主張する
共食いは生きるために必要なことのはずだ
修羅ほむ「うまいな」クチャクチャ
腕や足の辺りは食べやすくていいな
体はかぶりつきやすいし内蔵とかが刺激的な味で飽きが来ない
頭も癖が強いがとても美味しい
やはり人間が食べるだけの事はある
修羅ほむ「」モグモグムシャムシャ
修羅ほむ「・・・」
ふむ、流石に量が多すぎたな
残ったやつは埋めておこう
別に取り出して食べようとは思わないがなんとなく
さて、明日に備えて今日は眠るか
朝
俺は起きるとすぐに外に出た
今までは生活に慣れるために、公園内の危険なエリアは遠くから見るだけだった
危険なエリアとは食料が沢山あるゴミ捨て場のような所だ
ほ食種が、餌を求めに来たほむほむを狩りに集まるからな
しかし、今日は実際にゴミ捨て場に行って冒険してみようと思う
公園 ゴミ箱
修羅ほむ「・・・」
スタスタ
ほむほむ5「ホムン♪」
トテテテ~
ゴミ箱の近くに行くと、コンビニ弁当の余りものだろうか、ピンクの漬物を大事そうに抱えて歩いているほむほむに遭遇した
折角手に入れたご飯
家族にでも持って帰るのだろう
ほむほむ5「ホム~」ニヘヘ
とても嬉しそうだな
まぁ危険エリアといっても、常にほ食種がいるわけではない
近くに気配も感じない
どうやら今日は、暇つぶしにほ食種狩りは出来そうにない
仕方がないからあのほむほむの家族でも食べてやるか
すると、
パァン
ほむほむ5「ホギャアアア!!」グチャア
修羅ほむ「ほう」
目の前のほむほむが撃たれた
腹の辺りを一撃だ
ほむほむ5「ホ・・・ホヒ・・・」ピクピク
修羅ほむ「この傷、まみまみか」
まさにハンターといえる鮮やかな仕事ぶりだ
暢気にのこのこと歩いているほむほむを一発で仕留めた
この所業は素晴らしいの一言だ
そして次のターゲットは、俺だな
修羅ほむ「さて・・・どこに居る?」
まみまみが狙いを定める前に、居所を探さなくてはいけない
気配がしないのでどこか遠くに居るのだろうが、銃には射程範囲がある
見つけられない距離ではない
俺は傷口をよく観察して場所を推測する
修羅ほむ「そこの草むらか?」
草むら「・・・」
そこの草むらからはなにやら気配がする
濃厚だな
さて、わかったからといって下手に近づけば死ぬ
黙って立っていても撃たれて死ぬ
今から逃げても、二射目の前に射程範囲外に出ることは叶わないだろう
なら工夫しながら近づくしかないな
まずはあるものを使おう
修羅ほむ「さて、もう少し頑張ってもらうぞ」ヒョイ
ほむほむ5「ホム?・・・」グタ
修羅ほむ「おら!」
俺はほむほむを盾にした
首根っこを掴みほむほむの影に隠れるよう慎重に近づく
パァン
ほむほむ5「ビャア!!」グチャア
ある程度近づいたら二射目が飛んできた
ほむほむの頭が吹っ飛んだ
もう盾として使えないな
修羅ほむ「まぁいいさ」
調度良い距離だ
これくらいなら声が聞こえるだろう
修羅ほむ「おい!そこに居るのはわかっているぞ」
スタスタ
草むら「・・・」
修羅ほむ「お前臆病だな、ほむほむ相手にそんな草むらに隠れて恥ずかしくないのか?」
スタスタ
修羅ほむ「実は相当弱いんじゃないのか?」
スタスタ
草むら「・・・」ガサッ
動揺しているのがわかる・・・
撃つことを忘れているようだ
修羅ほむ「強いんだったらさっさと撃ちぬいてみろよ!ほら!」
パァン
修羅ほむ「おいおい当たってないぞ!」
スタスタ
修羅ほむ「まみまみの中でも射撃の技術が下手なほうなのか?」
スタスタ
修羅ほむ「どんどん近づかれるぞ?さっさと撃ち殺せよほら!」
パァン
修羅ほむ「全然駄目だな」
修羅ほむ「そして次はもうない」
俺は射撃音からまみまみの位置を推測し突進した
まみまみ「マミ!?」
まみまみは接近戦でもリボンを屈指してそれなりに戦える
しかし、あんあんやさやさやと比べるとそれほどでもない
訓練をつんでいる俺からしたら難しい相手ではない
俺はすぐに押し倒した
まみまみ「マ・・・マミィ~」オロオロ
研究所でもまみまみと対戦したことはあったが、あそこは小物が多く影に隠れながらの戦いが出来た
今回はそれが出来なかったので非常に苦戦した
次にやったら死ぬかもしれない
まみまみというのは基本的に会話が大好きな種族だ
たとえ真剣勝負の場であっても相手がなにか喋っていれば聞き入ってしまう事が多い
無論、あまりに接近しすぎればその限りではないが
あとは対話の中でいつ射撃をするか誘導してやればいい
"ほら!" の言葉で馬鹿正直に撃ってくれると非常に避けやすくなる
まみまみは射撃の名手だ、ちゃんと真ん中を撃ち抜いてくれる
いつ弾が来るかわかっていれば、その前に体を逸らして簡単に避けられる
とはいえ非常にドキドキした
例えば、『強いんだったらさっさと撃ちぬいてみろよ!ほら!』のところの "撃ち抜いてみろよ" のあたりで撃ってきたり、まみまみが自分のタイミングで撃ってくればそれまでだ
だがこういった、一歩間違えれば死という環境が俺に快感を与えてくれる
まみまみ「マミ~」ドタバタ
修羅ほむ「どんな気分だ?格下のほむほむにやられる気分は」
まみまみ「マミ!」キリ!
修羅ほむ「反抗的な目だ」バチン
俺はまみまみにビンタした
まみまみ「マギィ!」ヒリヒリ
修羅ほむ「なんにせよお前を食うも殺すも俺の自由ってわけだ」
まみまみ「マ・・・マミィ」オロオロ
まぁこのまま殺すのは大変らくちんだ
しかし俺はまみまみに提案した
修羅ほむ「どうだ?俺の番になる気はないか?」
短い人生、子供を作るという経験もいいだろう
前から思っていたことだ
どうせ子供を作るなら優秀な子供を作ってみたい
このまみまみはなかなか優秀だ、気配を殺してほむほむを撃ち抜くさまは惚れ惚れした
リボほむのように自分から発射のタイミングを教えたりしないし、まどまどなんかと番になるより断然良い
まみまみは誰とでも番になれるわけだし
まみまみ「マミ!?」
まみまみは少し驚いていた
そして少しの間の後
まみまみ「マミ!」コクン!
元気に頷いた
当然だ、まみまみは寂しがりやだからな
無能なほむほむならいくら寂しがりやなまみまみでも相手にしないだろうが、自分を組み倒すほどのほむほむなら話は別だろう
ほむほむを差別する心が無いなら、番になれると俺は踏んでいた
修羅ほむ「なら行くぞ」
俺は押し倒したまみまみを背に巣に向かった
もしかしたら今、俺は背中から撃ち抜かれるかもしれない
そんな裏切りの恐怖とも戦う生活
楽しそうだ
まみまみ「マミン♪」
だがまみまみは銃を構えることなく、俺に付いてきた
そして巣へと歩いている途中、やはり野生での生活は非常に面白いなと俺は思った
おしまい