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エミザ
ここだ。
小さな診療所だけど、必要な薬はそろってるはずだ……ただ何年も経ってるから期限切れになってるだろうがな。
ゴホッ、ゴホッ……足下に注意してくれ。転ばないようにな。
この場所、今になって見るとお化け屋敷みたいだな。役に立ちそうな物を取って、さっさと帰ろう。
ほらっ!ボサッと立ってないで、他に役に立つ物資がないか探してくれ!
グルルッ……。
エミザ
くっ……崩壊生物か……。
エミザ
まさか、まだここに化け物が残っていたなんてな。
さっき、こいつらを完全におびき出せていなかったんだな……ミスったか。
ここで引き下がったら、これまでの苦労が全て水の泡だ……こういう室内にいるのはゾンビのような下等生物だろう。見つからなければ、それほど脅威にならないはずだ。
ただ多少の危険は覚悟しないとな……慎重に行動しよう……。
グル……フシューッ!
エミザ
シッ……ゾンビが近くにいる。
……あいつらには視覚器官がない。音を立てなければ、向こうから攻撃してこないはずだ。
あんたは入り口で待機しててくれ。私は中に入って物資を取ってくる。いいか?本当にどうしようもない時以外、声は上げるなよ?何か異変があればジェスチャーで合図してくれ。
そー……っ。
エミザ
ふぅ……どれどれ、包帯はこの引き出しの中にあるはずだ。それから、ガーゼと消毒用の綿……。
あっ、絆創膏もあるな。きっと役に立つはずだ……他に何か……。
グルルッ……!
エミザ
くっ!声が近づいてきてる……どういうことだ……いや、入口には九霄がいるんだ、大丈夫なはずだよな。
……?
おいおい……入口を見ずに私の方を見てダンスとは、どういうつもりだ……。
ん……背中がかゆい?……は?手が届かないのか?
何……私、の……背後?
……!
ヴォオオオッ!
エミザ
✕※△*〇※◆□ッ!?
エミザ
ふぅ!ふぅ!ふぅ!びっくりした!
ゾンビが背後にいるなら、早く言えっつーの!
■選択肢
① エミザが喋るなって言った。
② エミザがジェスチャーで合図しろって言った。
エミザ
頭ん中、沸いてんのか!?
ふぅ……1体しかいなかったからよかったものの、そうじゃなかったら危なかったな。
……グ、グゴォ……。
エミザ
おっと、まだ死んでなかったのか。本当にしぶといヤツだな。私がトドメを……。
グォオオオオオッ!
エミザ
っ!?
こ、このゾンビ……。
ありえない……どうして……どうしてお兄ちゃんが……。
ヴァァアアアッ……!
▼選択肢分岐
① ゾンビを倒してエミザを守る。
パァンッ!!
エミザ
お兄ちゃん!……九霄!あんたってヤツは!よくも、お兄ちゃんを!!!
お兄ちゃんを……お兄ちゃん、を……。
ひぐっ……ごめん……あんたのせいじゃ、ないよな……。
あれはもうお兄ちゃんじゃない……ただの崩壊に感染したゾンビだ……人間ですらない、もう死んでんだ……。
ハァ、ハァ……!くそっ!こんな、こんなの……!ひぐっ、チクショウッ!
② エミザを押しのけて、ゾンビの攻撃を防ぐ。
エミザ
ッ!!
グ……グォオオオッ!!
エミザ
九霄ッ!
九霄を放せ!頼む、放してくれ!お兄ちゃん!
あ、ああっ……違う……あれはお兄ちゃんじゃない……お兄ちゃんは死んだんだ……あれはただの崩壊に感染したゾンビなんだ……。
ハァ、ハァ……!くそっ!こんな、こんなの……!ひぐっ、チクショウッ!
あ、あっ……あぁああああぁああああぁ!!!!
パァン、パァン、パァンッ!
▲分岐終わり
エミザ
……。
ごめん。もう大丈夫だ。さっきは助けてくれてありがとう。
もう気付いてるよな、さっきのゾンビは私のお兄ちゃんなんだ……まさか、ゾンビになってたなんてな……本当にしつこいヤツなんだから。一体どんだけこの診療所が好きなんだよ。死んでもここを彷徨ってるなんて……。
ああ……ここは私が暮らしていた場所なんだ。学園都市の中の診療所であり、私の家でもあった。
&image(A7C944E1-99D4-438F-97FA-6E58B46486F4.png)
この診療所はお兄ちゃんが開いたんだ。お兄ちゃんの夢は医者になって皆を治すことだった。
診療所を開いたばかりの時は、お兄ちゃんのゴツイ見た目と大雑把な性格のせいで、患者はほとんど来なかった。いつもヤブ医者の診療所だって言われてたんだよ。あの時は誤解を解くのが大変だったな……。
診療所の収入は微々たるものだったけれど、お兄ちゃんは私を養いながら、目標のために頑張ってた。いつも楽観的な態度で、あらゆることに向き合ってた。だから、私もお兄ちゃんみたいな人になろうって決意したんだ。
あの時の自分は本当に単純だったよ。このまま平凡な生活が続いて、大きくなったらお兄ちゃんと一緒にこの診療所を切り盛りして、年老いて死んでくんだと思ってた。まさか、たった数年でこんな風になるなんてな……。
はぁ……こんなくだらない話に付き合ってくれて、ありがとな。今となってはもう過去のことだ……。
この写真も特に意味はなくなっちったな。律者の手によって殺されたら、誰も私たちを覚えてないんだろうし。
お兄ちゃん……さっきは身体に大きな穴を開けてごめん。でも、お兄ちゃんのバカが私たちを殺そうとしたのがいけないんだ。だから、おあいこってことにしてくれ。
この写真は記念に残してあげる。お兄ちゃんが天国に行ったら、私たちが無事に長空市に帰れるよう空の上から見守っててくれ。
じゃあ……さようなら、お兄ちゃん。
[[エミザ]]
ここだ。
小さな診療所だけど、必要な薬はそろってるはずだ……ただ何年も経ってるから期限切れになってるだろうがな。
ゴホッ、ゴホッ……足下に注意してくれ。転ばないようにな。
この場所、今になって見るとお化け屋敷みたいだな。役に立ちそうな物を取って、さっさと帰ろう。
ほらっ!ボサッと立ってないで、他に役に立つ物資がないか探してくれ!
グルルッ……。
エミザ
くっ……崩壊生物か……。
エミザ
まさか、まだここに化け物が残っていたなんてな。
さっき、こいつらを完全におびき出せていなかったんだな……ミスったか。
ここで引き下がったら、これまでの苦労が全て水の泡だ……こういう室内にいるのはゾンビのような下等生物だろう。見つからなければ、それほど脅威にならないはずだ。
ただ多少の危険は覚悟しないとな……慎重に行動しよう……。
グル……フシューッ!
エミザ
シッ……ゾンビが近くにいる。
……あいつらには視覚器官がない。音を立てなければ、向こうから攻撃してこないはずだ。
あんたは入り口で待機しててくれ。私は中に入って物資を取ってくる。いいか?本当にどうしようもない時以外、声は上げるなよ?何か異変があればジェスチャーで合図してくれ。
そー……っ。
エミザ
ふぅ……どれどれ、包帯はこの引き出しの中にあるはずだ。それから、ガーゼと消毒用の綿……。
あっ、絆創膏もあるな。きっと役に立つはずだ……他に何か……。
グルルッ……!
エミザ
くっ!声が近づいてきてる……どういうことだ……いや、入口には九霄がいるんだ、大丈夫なはずだよな。
……?
おいおい……入口を見ずに私の方を見てダンスとは、どういうつもりだ……。
ん……背中がかゆい?……は?手が届かないのか?
何……私、の……背後?
……!
ヴォオオオッ!
エミザ
✕※△*〇※◆□ッ!?
エミザ
ふぅ!ふぅ!ふぅ!びっくりした!
ゾンビが背後にいるなら、早く言えっつーの!
■選択肢
① エミザが喋るなって言った。
② エミザがジェスチャーで合図しろって言った。
エミザ
頭ん中、沸いてんのか!?
ふぅ……1体しかいなかったからよかったものの、そうじゃなかったら危なかったな。
……グ、グゴォ……。
エミザ
おっと、まだ死んでなかったのか。本当にしぶといヤツだな。私がトドメを……。
グォオオオオオッ!
エミザ
っ!?
こ、このゾンビ……。
ありえない……どうして……どうしてお兄ちゃんが……。
ヴァァアアアッ……!
▼選択肢分岐
① ゾンビを倒してエミザを守る。
パァンッ!!
エミザ
お兄ちゃん!……九霄!あんたってヤツは!よくも、お兄ちゃんを!!!
お兄ちゃんを……お兄ちゃん、を……。
ひぐっ……ごめん……あんたのせいじゃ、ないよな……。
あれはもうお兄ちゃんじゃない……ただの崩壊に感染したゾンビだ……人間ですらない、もう死んでんだ……。
ハァ、ハァ……!くそっ!こんな、こんなの……!ひぐっ、チクショウッ!
② エミザを押しのけて、ゾンビの攻撃を防ぐ。
エミザ
ッ!!
グ……グォオオオッ!!
エミザ
九霄ッ!
九霄を放せ!頼む、放してくれ!お兄ちゃん!
あ、ああっ……違う……あれはお兄ちゃんじゃない……お兄ちゃんは死んだんだ……あれはただの崩壊に感染したゾンビなんだ……。
ハァ、ハァ……!くそっ!こんな、こんなの……!ひぐっ、チクショウッ!
あ、あっ……あぁああああぁああああぁ!!!!
パァン、パァン、パァンッ!
▲分岐終わり
エミザ
……。
ごめん。もう大丈夫だ。さっきは助けてくれてありがとう。
もう気付いてるよな、さっきのゾンビは私のお兄ちゃんなんだ……まさか、ゾンビになってたなんてな……本当にしつこいヤツなんだから。一体どんだけこの診療所が好きなんだよ。死んでもここを彷徨ってるなんて……。
ああ……ここは私が暮らしていた場所なんだ。学園都市の中の診療所であり、私の家でもあった。
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この診療所はお兄ちゃんが開いたんだ。お兄ちゃんの夢は医者になって皆を治すことだった。
診療所を開いたばかりの時は、お兄ちゃんのゴツイ見た目と大雑把な性格のせいで、患者はほとんど来なかった。いつもヤブ医者の診療所だって言われてたんだよ。あの時は誤解を解くのが大変だったな……。
診療所の収入は微々たるものだったけれど、お兄ちゃんは私を養いながら、目標のために頑張ってた。いつも楽観的な態度で、あらゆることに向き合ってた。だから、私もお兄ちゃんみたいな人になろうって決意したんだ。
あの時の自分は本当に単純だったよ。このまま平凡な生活が続いて、大きくなったらお兄ちゃんと一緒にこの診療所を切り盛りして、年老いて死んでくんだと思ってた。まさか、たった数年でこんな風になるなんてな……。
はぁ……こんなくだらない話に付き合ってくれて、ありがとな。今となってはもう過去のことだ……。
この写真も特に意味はなくなっちったな。律者の手によって殺されたら、誰も私たちを覚えてないんだろうし。
お兄ちゃん……さっきは身体に大きな穴を開けてごめん。でも、お兄ちゃんのバカが私たちを殺そうとしたのがいけないんだ。だから、おあいこってことにしてくれ。
この写真は記念に残してあげる。お兄ちゃんが天国に行ったら、私たちが無事に長空市に帰れるよう空の上から見守っててくれ。
じゃあ……さようなら、お兄ちゃん。
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