レベッカ - 崩壊学園wiki

キャラの基本情報

• 誕生日　6月14日
• 身長　178cm
• 体重　57kg
• 3サイズ　99/67/102
• 趣味　呪術の源を収集する

彼女はレベッカと自称する、呪術と生命の源を掌握している神秘的な貴族神格だ。
数多の貴重なコレクションを保有しており、それらは巨龍をも感動させるらしい。
しかしコレクションの数々は、あくまで夢を叶えるための道具にすぎない。
彼女の夢とは——あらゆる生物、呪術を手中に収めることである。

看板娘・スキンなど

• レベッカ・肌寒い豪邸

神格覚醒ストーリー

呪術の源

呪術の源とは、生物の体内を流れる謎の液体である。
もっと一般的な名称がついていたが、レベッカがあえて使わなかったのは、より偉大な力への畏敬の念からだった。
人間は万物の霊長であり、現象に対して規律をまとめる能力を持っている。だがこのような能力は往々にして限度があるので、不可避の事象に遭遇した際、例えば津波、稲妻、竜巻、隕石が落ちた時、神に存在する余地がある。
しかし、人には理解できない、人から生まれる力がある。それは自身と「呪術の源」とのつながりである。
人間の身体は「呪術の源」を創り出すことができるが、道具を用いて自らの意思で創り出すことができないため、ある人はそれを「自身から生まれた超常の現象」と捉えている。
したがって、魔法をかけたり、傷病を治したり、誓約を交わしたり、呪いをかけたり、神を奉ったり——それらは人間が創造できないことから、至高で貴重なものだと考えられている。
これがレベッカが存在できた理由である。
そして——
彼女は人間の体内の呪術の源の化身である。

供犠の密約

人々は「呪術の源」を求めている。
ある人は大魔法をかけるため、ある人は愛する者の命を救うため、ある人は生贄を捧げるため……彼らは目的を達成するために、無茶な要求をしたり、脅迫したり、金にものを言わせたり——戦争を引き起こすこともある。
しかし、一つだけ絶対に破ってはならないルールがある。「呪術の源」は生物の体内にしか存在せず、人が作り出すことはできない。
人間の「呪術の源」が欲しければ、その人間から直接得るしかないのだ。
もし「呪術の源」が衰えてしまった場合、その人は自分と同じ「呪術の源」を持つ人間を探さなければならない……あるいは、レベッカを頼ることになる。
伝説の通りであれば、レベッカという彼女の名が、最も希少な「呪術の源」であることを暗示している。
彼女の前に辿り着いて、彼女から褒章を賜ることができれば、「呪術の源」がどんなに衰えても、希少でも、最悪でも、救いようのないものでも、そこから蘇り、英気に満ちた青々とした活力を得ることができる。
だが、レベッカの褒章を賜るために、功績や対価は必要ないのだろうか？
実は、彼女は訪問者に宝物の奉納を求めてくるのだ。
その宝物が幾多の宝物を有するレベッカの御眼鏡に適えば、褒章を賜ることができるらしい。

契約の逆転

レベッカが「呪術の源」を希少な宝物と交換しようとしているのだから、その目的が希少な宝物の獲得と考える人もいるだろう。
答えは——というよりも、それが彼女の最終的な目的だった。
レベッカは人間の「呪術の源」を握っているが、龍や海の怪物、グリフィン、炎の魔物など、他の生物のことも掌握しようと考えている。
だから彼女は、自分の宝物に陳列されている神兵を英雄になろうとする人々に喜んで贈り、彼らに命を捨てさせる。
もちろん、レベッカは契約を反故にする者が現れることを少しも心配していない。
なぜなら、相手が約束を破ると、彼女は「呪術の源」を直接取ってしまうのだ。
しかし、このような恐ろしい契約でも、人々の欲望を止めることはできない。
これにより「呪術の源」を吸い取ることで生計を立てる夜を生きる者達は、レベッカに対して大きな意見を持つようになったが、彼女の相手にならず、嫌がらせとレベッカのコレクションを盗むことで復讐するしかなかった。
レベッカがバビロンに来たのも、半分はこの夜の一族に復讐するためだった。
バビロンにも夜の一族がいるとは思わなかったが。

貴族のトリセツ

1.「呪術の源」の俗称を口にしないこと。彼女はこれを忌み嫌い、もし君に対して好意があれば訂正に留まるが、そうでなければ怒りを露にするだろう。

2.トレアドールを見かけたら注意すること。レベッカのにおいはトレアドール一族にとって特別なものだ。トレアドールが近くにいると、レベッカは不安になり、ふらふらして椅子から転げ落ちてしまうこともある。

3.レベッカと一緒にいる時は中華学院に近寄らないこと。「呪術の源」によからぬことを企てる神格がいるからだ。

4.健康を維持して夜更かしをしないこと。「呪術の源」に悪性の変化が起きていると察知したレベッカは、それが続くようなら閉じ込めて養生させるだろう。

5.レベッカの事を「リバーサル」とは絶対に呼ばないこと。これは危険極まりない禁止事項だ。過去に黒霧の結晶・悪夢がレベッカと仲良くなろうとして「リバーサル」をかわいい呼び方だと思ってそう呼んでしまった。その夜、彼女が部屋に戻ると、エレベーターからは超大量の「呪術の源」が湧き出て彼女を沈めていた。このことで黒霧の結晶・悪夢は深刻な心の傷を負い、現在もフロイト医師の診療所で治療を受けている。

異種の源

レベッカは、バビロンに訪れた目的を早くから打ち明けていた。
彼女は自分がコレクションしていない異種族の「呪術の源」を求めてやって来たのだ。
バビロンは、龍や神々、さまざまな魔獣がそろっていて、今までになかった「呪術の源」にたどり着く可能性が最も高い場所だ。
ちょっとした贈り物やイベントを通じて、レベッカは数々の神格の「呪術の源」を手に入れた。しかし、彼女は満足していなかった。
「まだだ、まだ足りんぞ——奇妙な呪術の源はどこにあるのだ……」
新しいコレクションを手に入れたはずのレベッカはそう呟いた。
なぜレベッカが満足出来ていないのか、それは貴重な映像記録を手に入れていたからだ。
記録には、人とよく似た顔つきで、あふれ出る「呪術の源」が緑色や灰色の生物が映っている。
レベッカは世界をめぐりながら、ゆくゆくは世界の外まで探しに行くつもりだ。
この世には存在しないかもしれない、あの奇妙な「呪術の源」を探して。

元ネタ・考察

※非公式の考察であり、情報の正確性を保証するものではありません。

• 旧約聖書「創世記」に登場するイサクの妻、リベカ（Rebekah）と思われる。
• イスラエル民族の開祖とされるヤコブの母であり、魅惑する者、束縛する者という意味がある。
• Rh-は血液型の一種で、アカゲザル（Rhesus monkey）から発見されたことから名付けられている。リベカの息子エサウが赤く毛深かったこととアカゲザルをかけたものか。
• なお、ストーリー中に登場する「リバーザル」は「X河猴」の誤訳で、恒河猴（アカゲザル）の伏字を無視して直訳してしまったものである。