またも変わった景色に、キーファは目を細める。
さっきまでは薄暗い建物の中だったというのに、今度は太陽の光が燦燦と降り注ぐ草原のど真ん中だ。
石化した親友の父親を元に戻す手段を求めて、建物の探索を始めたはいいが、問題はその先だった。
行けども行けども、手掛かり一つ見当たらない。
今の所敵には襲われていないが、それは逆に彼の不安を煽り続けていた。
せめてモンスターの1匹でも出てくれた方がマシなぐらいだった。


(ここ……外じゃ無いんだよな……)


澄み切った青い空も、緑の草原も、さわさわとした涼しい風も、全て屋外の物だ。
だというのに、ひんやりと湿った空気は、外にいることを感じさせない。
草を踏みつぶしながら歩いていると、またも景色が変わった。


草原の緑や空の青が完全に消えると、彼の視界を闇が覆った。
少し先に燭台が見えたが、その周り以外は何も見えない。
下手に暗い中灯りの下に行けば格好の獲物になるのは分かっていたが、それでも何かが見える場所に行かずにいられ無かった。

燭台に照らされていたので、そこがどこなのかようやく分かった。
金色の柱に、薔薇の絵が形成されたステンドグラス。
床は薄紫の絨毯に、これまた金色のラインが走っている。
金も紫も、高貴を象徴とする色だ。それらを同時に使えば、けばけばしくて見ていられないデザインになってしまう。
そのはずなのに、色の比率の絶妙さから、美しさのみが顕れている。
たとえ燭台に照らされたわずかな範囲の中でも、それが分かることになった。


壁や床のデザインに見とれてしまっていたが、またすぐに歩き始める。
しばらく歩くと、異変に気付いた。


先程までは少し歩けば風景が変わっていたというのに、今回はざっと10分は歩き続けていても全く風景が変化しないのだ。
真っ暗な廊下に、等間隔に置かれた燭台。
その風景が変わることは全くなかった。


彼が思い出したのは、ライラと共に神の祭壇へ向かう途中の、湖の洞窟のことだ。
あの時も間違った道を歩けば、同じ場所に戻らされた。
だがあの時は、道が分かれていたため、何が原因かはすぐわかった。
それに対して今回は、ずっとずっと一本道だ。
暗がりのせいで、分かれ道を見逃していることも考え、壁に手を付けながら歩いてみたが、道が隠されていることも無かった。

トゥーラを再度奏で、逃げ道を作ることにした。
だが、演奏が終わっても旅の扉が現れることは無かった。


その時、大きな地震が起こった。
立つことも出来ず、尻もちをつく形となる。


(な……何が起こっているんだ?)


すぐに地震は止んだ。だが、それが良からぬ前兆だったのは、頭を使うことが苦手な彼にも分かった。
とにかく、この状況から脱せねばならないと、廊下を走る。
永遠に続くかとおもえた景色も、ついに終わりが来た。


「!?」

眩しい光が、彼の目をくらませた。
今度は白い絨毯に、黒い壁で作られた、無機質さを前面に引き出しただった。
部屋の奥の水槽には、とつげき魚を彷彿とさせる、尖った歯を生やした大きな口の魚が泳いでいる。
だが、それらも紙で作られたような見た目をしているため、この部屋の無機質さを一層後押ししている。


(ここが最深部なのか?)

他に出入り口がないことから、そう考えたキーファは部屋の中の様子を窺う。
彼の目を引いたのは、真ん中の白い机の上に置かれた、薄くて黒い箱だ。
読者諸兄ならばそれがコンピューターだとはすぐに分かるはずだが、科学より魔法が広まった世界に生まれた彼は知らなかった。
電子機器がどういうものか僅かでも知ってる者が見れば、腰を抜かすほど雑な扱い方をする。


(この薄い箱に何かあるのか?)


彼が樽や壺からアイテムを取り出すときの感覚で、パソコンを担いで投げた。


床がふかふかの絨毯だということもあり、景気のいい音を立てて割れることは無かった。
だが、そのはずみで開くことになった。


(何だこれ……ゼボットさんの家にもこんなものは無かったぞ…)

かつての仲間と共に冒険した場所を思い出す。コンピューターから漏れた電子音は、あの時のからくりを彷彿とさせた。
自分にはこれが何なのか解明する能力は無いが、ディスプレイに表示された文字を見る。


   プロジェクト 表裏 


(何かの計画ってことか?)

疑り深げな瞳で、黒い背景に浮かび上がる真っ白な文字を見つめる。
すぐに文字は消え、今度は下から上へと文章が1行ずつ流れていく。
キーファの世界にはないもので例えると、映画やゲームのスタッフロールと言えば分かるだろうか。


   どんな物にも、表と裏がある。
   表が美しい存在は、裏もそうとは限らない。
   どんなに好きな相手でも、その裏を知ってしまったとき。
   それでも人は、その相手を好きでいられるだろうか。




(詩か何かか?まるで読んだ者を試すみたいな言い草だな……。)
下から流れて来た詩のような、作文のような何かを眺める。



   世界でも同じこと。
   どこまでも平和だと感じていた世界が、実は見えない所で争いと鬱屈に満ちているかもしれない。
   それを目の当たりにしたとき、世界を受け入れられるだろうか。


突然、文字列は急に流れて来なくなる。
急に文字が消え、今度は最初の時と同じように、画面の中央に文字が現れる。


   問.どうすれば表と裏を繋げられる?


「どうすればって……トンネルでも掘れば良いんじゃないのか?」

まるでなぞなぞのような問いかけに、キーファは戸惑う。
頭を使うのが得意でない彼でさえ、すぐに答えが思いつくが、それゆえ間違っているのではないかと思ってしまう。



   光と影を1つの闇にするためには、まずはその2つが交わるきっかけを作らねばならない。
   そのため、8つの世界から集めた52名を選出し、実験を始めた。
   いずれも、表の世界から裏を知った者達が集う世界である。
   新世界への道を歩き、あるいは敷いた彼らとそれになじみ深い者ならば、我々の望みも叶うかもしれないからだ。


次はモニターに、地図が映る。とはいっても、その中身は大分異なり、一目で全てが地図だと判別するのは難しい。
世界地図のようなものから、絵本の見開きページのような地図、1つの町のような地図まである。


(これは……オレたちがいた島?……違うか。)

キーファは1つの島と、中心部にある学校と名の付いた大きな建物が映っている地図を、かつての故郷と勘違いする。
彼の生まれ育った島は、違う地図に映っていた。すぐに気づかなかったのは、彼が知っている世界とは大きく姿を変えていたからだ。


(やっぱり……世界全体がだいぶ変わってるけど、ここがエンゴウで、こっちがフォロッド、こっちがグランエスタードだよな!)


地図に映し出された世界は、キーファが知っていた世界に比べると、随分多くの大陸が現れていた。
だが、それらはまだ取り戻せていなかった世界だったとすぐに納得がいった。


そんな中、彼の胸にはある不安がよぎった。
『8つの世界から集めた52名』の中にはアルスやマリベル、ガボも含まれているのではないかということだ。
一度は別れたはずの彼らに会えるという期待に胸を躍らせるほど、彼は能天気ではない。
何しろ、彼らがその怪しさしかない儀式とやらに参加させられているのだ。


早く次の内容に移れと胸の中で念じる。



   この儀式を開くに至って、必要な物は3つ。
   時と空間を渡る船、そして新たな可能性を見出すために戦う者達、そして彼らを戦わせるための舞台装置
   異なる世界の能力と支援者により、その全てをそろえることに成功した。


   道具と役者が揃った後、我々は儀式に取り掛かった。
   戦いによって新たな可能性を開いてきた者達ならば、異なる世界の者と協力し、そして殺し合えば自ずと我々の望むものが手に入るだろう。
   勿論、儀式に選ばれた者が、反旗を翻す可能性も考慮せねばならない。
   そのために、2つの世界の力の陰と陽を合わせた枷を用意した。
   枷の素材は、2種類の化合物を結合させたものであり



だが、その先の文字が読まれる前に、部屋の扉が開く音が聞こえた。


「こんな所にネズミがいたのか。」


頭頂部が尖った大きな仮面を被り、青緑のラインが入った真っ黒なローブに身を包んだ男がそこに立っていた。

「オマエが、この儀式を始めたのか?」

武器は無い。そして、丸腰で勝てるような相手だとも思えない。
だが、引き下がるわけにもいかない。
この男を倒して、アルス達を解放せねばと、拳に炎が宿る。
エスタード島の仲間と共に冒険していた時、幾度となく使った技だ。

「そう目くじらを立てることもない。

戦いの構えを取ったキーファに対し、ザントは一切構えを崩さない。
それは状況に対する無知ではなく、その気になれば自分など一瞬で殺せるという余裕だと察しがついた。

だが、やってみねば分からない。
炎を纏った拳が、ザントの胸を突く。


「!!」


手ごたえは無い。消えたと思いきや、その後ろに立っていた。
まるで幽霊でもあるかのようにふわりふわりとした動きでありながら、恐ろしいほどの魔力を感じた。
仮面の裏から、煌々と光る黒目のない瞳でキーファを見つめている。
それは、いつ獲物を食おうか品定めしている蛇のように見えた。


「それよりも見たいのではないか?この殺し合いの本性を。」


戦っても無意味であり、今は言いなりになった方がマシだと判断したキーファは、諦めざるを得なかった。
扉から出て、再び長い廊下をザントと共に歩く。
先程とは異なり、薄暗いながらも先まで見える明るさを持った廊下だった。



その間は互いに何も話さず、ただカツンカツンと乾いた足音が、廊下に響く。
何か聞き出そうかとも考えたが、彼の頭からするべき質問が思い浮かばなかった。



景色が変わる。


次に現れたのは、キーファが良く知っているものだった。
彼の冒険の始まりとなった、あの神殿で幾つも見た、赤青黄緑の四角いもの。


「これは見たことがあるのではないか?それとも、別の世界から来た者だったか?」
「こいつは……俺が知っている石板じゃないか!!」

しばらく見ていなかったが、忘れる訳がない。
でも、相違点もある。
彼がかつて見た石板は、1つの部屋に4つか5つ配置されていただけだった。
だが、ここにある石板はこの部屋だけで20はくだらない。
おまけに、赤青黄緑の4色だけだったはずの石板は、紫、茶、橙、黒と見知らぬ色まであった。
そして部屋の中央に、欠片が埋まり切っていない石板が、特別だとばかりに鎮座している。


「この石板が、儀式を開くために重要だった。
皮肉な物だ。ある世界の冒険者の物語の始まりになったモノが、我々の計画の始まりにもなったのだからな。」

何が可笑しいのか、ザントは肩を震わせ笑っている。

「能書きはいい。お前の目的は何なんだ!」
「決まっている。この石板を使って、光の世界と影の世界のみではなく、8つの世界全てを1つの闇にすることだ。」

やけにあっさりと目的を話したことが、逆に不気味に思えた。


「だが、これらは全て、計画を成すには足らぬ物だ。あと一手必要だ。」

静かで理知的な口調から一転。
奇声を上げながらクルクルと部屋の中を回る。

「これらは全て、8つの世界を繋げることは出来ても、それらすべての秩序を壊すことは能わぬ!」

クルクル、くるくる。
物理法則を失った独楽のように、部屋の中を縦横無尽に回転し続ける。
言っていることがまるで分からないのもあって、その異様な挙動が印象に残った。

「だが、新たに1つの可能性を見つけた。」

回り続けたザントは、急に回転を止めて立ち止まったと思ったら、唸り声と共に身体を軟体人間のように捻り続ける。


「それがあれば、過去も未来も、原因も結果も滅茶苦茶になった混沌を手にすることが出来る!!」

ピョンと飛んだ後、身体の軸が全くぶれていないほど真っ直ぐに直立する。

(こいつ……正気なのか!?)

意味不明な挙動と共に、不可解ことを捲し立てる男を目の当たりにして、眩暈のようなものを感じた。
だが、この男がアルス達に関する情報を喋るまで、正気を保とうと心に決めた。
それでいて、今自分に何が出来るのか、敵を見続けようとした。
眺めていれば、あることに気付いた。


「お前なんで」

ザントとは初対面のキーファには分かることではないが、ザントが付けていた仮面は、いつもの物とは異なっていた。
彼は舌をだらりと垂らした怪物を模した仮面をつけていたが、それではない。
キーファが見たことがあり、実物を見たことが無い兜。


「聖者の兜を付けているんだよ!?」
「知っているのか。その名ではないがな。」


彼がエスタード島の遺跡で、聖者の武具と名付けられた装備のレプリカを見つけたことがある。
ザントが今付けていた兜は、4つの武具の内の1つ、聖者の兜そっくりのデザインをしていた。
その兜をモチーフにした装飾品を持っていたのは僅かな間だけだったので思い出すのに時間を要した。
だが、思い出してみると確かにあの兜と同じデザインをしていた。

「名前なんてどうでもいい!なんであの遺跡にあった聖者の武具を、お前が持っているんだ!!」
「強者たる者、己に慢心することなく、常に強き武具で身を固めておかねばならぬのは当然だ。
まさかそんな常識すら知らぬわけでは無かろう。」

炎の精霊の加護を受けた兜を深々とかぶり、そこから見える口元が笑みを浮かべている。
明らかに相手側に分があるというのに、はぐらかすような対応をされたことがどうにも腹立たしかった。

「そうじゃない!それは何のための道具だと聞いているんだ!!」

彼が見たのは、聖者の兜であって、フエーゴの兜ではない。
だが、その兜から放っているあふれんばかりの魔力は、ただの兜と考えることは出来なかった。

「如何ほどまで知っているかは分からぬが、行ってしまえばこの場と儀式の場を繋ぐ、補助装置といった所か。」

殺し合いの場に3つ、そしてこの場に1つ。
今の発言からして、聖者の剣、鎧、盾の3つは儀式の場とやらにあることは分かった。
分かったが、どうにもならない歯がゆさが残った。


「さて、ここまで話をしたのだからそちらの方からも話してもらわねばな。カギをどうやって隠した?」

(カギ!?)

ここまででまるで聞いたことのない言葉を問われ、戸惑うキーファ。
その想いを知ってか知らずか、ザントは話を続ける。


「知らぬふりをしても無駄だ。何者かの手により、鍵が会場の何処かに運ばれた。」

知らないで通せるような相手ではないということは、10分足らずのやり取りで知った。
目の前の男は、やることなすこと理を逸している。
だが一番質が悪いのは、その理を逸した行為をやってのけるほど、力があるということだ。

なので、キーファ・グランという王子は、敢えて知っているかのような態度をとることにした。


「そこまで分かっているなら教えるつもりはないか。
だが、タダで教えるつもりはないね。」

「一応聞いてやろう。お前は何を望む?」

相手が無理矢理問いただして来るのかと思いきや、請願の権利を与えられたという事実に一瞬戸惑うも、話を続ける。

「世界を無数にわたることが出来ても、人の頭の中は覗けないようだな。」

どうにか、この場から逃れるために挑発を繰り返す。
相手が動く瞬間を常に伺い続ける。こういうことはかつての冒険では仲間に任せきりだったが、今回ばかりはそういう訳にもいかなかった。

「この際無礼極まりない行為も赦そう。だから早く目的を言え。」

「今すぐこの儀式をやめろ!そして捕らわれてる奴らを解放しろ!!」

大声が響いた。酷く空しく木霊したように感じた。
ほんの一瞬、されどキーファにとって長く感じた沈黙の後、ザントはふっと薄ら笑いを浮かべた。

「それが望みだというのなら、甚だ滑稽な話だ。」

口元から牙が見え隠れする。

「まあ、分かっただけでも儲けものと言った所か。どちらが分かっていないか。」

仮面の裏から、肉食虫のような慈愛のない瞳が、キーファをじっと見つめた。
言葉を聞かずとも、その目つきで自分は間違った回答をしてしまったのだと気付いた。
最も、正解があるのかは不明だが。


「驚きはしたがな、交渉の下手さには。それともカギ1つとこの儀式が釣り合うとでも本気で考えていたのか?」

今すぐ獲物を食らうべきか、それとももう少し腹が空いてから食べるべきか。
どこまでいっても、被食者と捕食者の関係でしかない。


「メジューサ、このネズミを石にしろ。」
「お~ま~か~せ~を~。」

ぬっと壁の隙間から、髪の毛が蛇になった幽霊が現れる。
2対1、おまけに退路さえ断たれた状況への絶望を、感じることは無かった。
なぜなら、感じる暇もなく、その身体は石にされたからだ。

「おま……。」
「所詮はこの場に紛れ込んだ異物に過ぎない。」

「儀式が終わり、その行く末を、光と影がすべて闇に飲み込まれる様を眺めておくがよい。」

くっくっとザントは笑いながら、石板の間を後にした。
メジューサもしばらくして、彼の後を追う。


「カギが見つからなくても良い。アレは些細なパーツに過ぎぬ。
既に殺し合いの犠牲者は半数を超え、あと半日もすれば終わりを迎えるだろう。時は既にもう覆らぬ所まで進んでいる。」



大量の石板と、1つの石像が、その部屋には静かに佇んでいた。


だが、ザントは気づかなかった。
キーファに掛けられた石化の魔力は、少しずつ解けていたことを。
彼さえも知らぬ所にあった祝福か、はたまたメジューサの不手際か。


それはこの殺し合いの終焉と共に、分かることだろう。




【ザント@ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス】
[状態]:愉悦
[装備]:ザントの双剣 フエーゴの兜@ドラゴンクエストVII
[道具]:なし
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いを見届ける。
1.カゲの女王と共に光と影を1つの闇に
2.まだ見つからない侵入者を殺す
3.青沼瞬@新世界より を?

※少なくとも影の宮殿で敗れてからの参戦です。

【メジューサ@ドラえもん のび太の魔界大冒険】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:???
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いを管理する。
1.ザントに仕える?

※参戦時期は不明です




【キーファ@ドラゴンクエストVII】】
[状態]:石化(徐々に解除)
[装備]:トゥーラ@DQ7
[道具]:??
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いをどうにかして止める。 アルスの父たちを元に戻す
1.ここは一体どこだ?

※少なくともアルス達と別れ、一定の時間が経過しています。
※トゥーラを奏でることで、旅の扉(海底都市から脱出するのに老楽師が使った技)を作れます。




Back← 091 →Next
090:途絶えた影の伝承歌1 冬の遠雷 時系列順 092:Twilight Trail
投下順
080:第二回放送 ザント 098:第三回放送 From Promoters
メジューサ
キーファ

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2023年03月02日 22:43