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遊びながらエリクソン催眠が身に付くカードゲーム


 ZebuTMは、エリクソン催眠を教えていたRobert Anueが、教材として作った催眠カードゲームである。

 体裁はまるで(というか、そのまんま)トランプ。52枚のカードが入っている。
 カードの一枚一枚には、エリクソン催眠でよく使う「言語パターン」が1枚1枚に書かれていて、それぞれにコメントがついている。下のような感じ。

(パターン)It's easy to ___, is it not?(〜するのは簡単ですよね?)

(コメント)Is it not is another one of those endings that softens a statement into a question. And it's a bit confusing to disagree with, is it not? It's easy to go into trance, is it not? It's easy to discover something special deep inside, is it not? And if I say that something is easy, you probably try doing it to see if I'm right.
「〜じゃないですか?」は、叙述(肯定文)を質問(疑問文)にかえることでソフトな言い回しにする結びの言葉です。同意しない場合には、ちょっとした混乱を生みますよね、そうじゃないですか(is it not)? トランスに入るのは簡単なことですよね、そうじゃないですか? あなたの内の深いところにある何かに気付くことは簡単ですよね、そうではないですか? そして私が何かを簡単であると言えば、相手は私が正しいかどうかを調べるために、そいつをやってくれるかもしれません。


 パターンの中の___部分に、それぞれ言葉を当てはめて言う。コメントの中のイタリックになっているのが、その使用例。
 カードはいろいろに使える。ソリテアをしたという人もいる。ひとりでも、引いたカードのパターンをつかって、とっさに催眠導入や暗示をつくる練習をすることができる。

 たとえば伏せたカードの山から、一枚引いて、それに書いてある言語パターンを使って、催眠導入や催眠暗示のセリフを即興で作って使うというゲームなど。参加者はカードを引いた人が話す催眠導入や暗示のセリフを、じゃませず聞かなくてはならない、というのを事前にルールとして取り決めておくといい。数人でかわるがわる引いていき、互いに催眠をかけあう……。このゲームのやばさは、王様ゲームの比ではない (うそ)。

 要するに、なんどもカードを引いて、書いてある言語パターンを見たり、使ったりしているうちに、催眠言語パターンを自由自在に使えるようになるというもの。

 一方で、たとえばエリクソンの言語パターンを「分析」して「抽出」して、要するに「切り売り」するなんてNL(ピー)みたいだ、パターンの丸暗記なんてエリクソンが一番退けたことじゃないか、という批判は当然あるだろう。バラバラのカードでなく、エリクソンの心憎いまでにうまく構成されたセミナーやかめばかむほど味がするケース(症例)を繰り返し検討した方がよほど得るものは大きいというのも確かだろう。

 ここでは、そう固いこと言わずに「短くて読みやすい催眠英語教材」として取り扱おうと思う。突っ込みどころが満載なら、突っ込めばいいだけの話だ。正直52枚のカードにするために、重複(ダブリ)っぽいカードもないではないが、そこもご愛嬌である。

※注記:このZebuだが、アマゾンで注文はできるが結局品切れ/超高値、悔し涙にくれている人も多いと聞いた。

しかしJamie Smartという人によって、同種のカードが販売されている。
その名もEricksonian Hypnosis Cards(笑) 。
同著者による同じコンセプトのNlp Coaching Cards(ちょっと安い(笑)) やIrresistible Influence Cards(抵抗を受けないで影響を与えるカード)なんかがある。
Instant Wealth Cardsというのもあるが、ちょっとだけ高い(笑)。Instant Happiness Cards はかなり安い(笑)。
ちなみに、サンプルによるとみなZebuとは中身は少しずつ違うようです。
最終更新:2009年07月12日 13:14