パターン
Maybe you'll_____
多分、あなたは_______するでしょう。
例文
- Maybe you'll direct some unusual embedded commands to your firends while you play Zebu.
- Zebuをプレイ中、多分あなたは何か普通でない埋め込まれた命令を友達にするでしょう。
- Maybe you'll dream of new ways to say things tonight.
- 多分、あなたは今夜、物事を語る新しい方法を夢に見るでしょう。
- Maybe you'll spot the embedded commands in these sentences.
- 多分、あなたは、これらのセンテンスの中に埋め込まれた命令を見つけるでしょう。
コメント
何百年もの間、催眠は「権威的」に行われてきた。
催眠術師は、"YOU WILL go deeply into trance."(あなたは深くトランスに入ります)だとか、""You WILL lose weight."(あなたの体重は減ります)だとか言ってきた。
このパターンは、旧来の権威的催眠に"Maybe"(多分)をつけただけのように見える。これのどこが「現代催眠」「エリクソン催眠」なのか。
言うまでもないことだが、エリクソン以後の催眠が「非権威的」「許容的」と呼ばれるのは、言い回しの違いからではない。クライエントが持ち込んできたものなら何でも、それが症状や治療抵抗であったとしても受け入れ、隠された問題やクライエントのリソースを発見する。この受容と観察抜きでは「利用法」が成り立たないし、許容的な臨床催眠が出て来ようが無い(ミラーリングでラポールを、なんてのとは雲泥の差だ)。
根本の違いが、末端の「言葉遣い」にも反映されていると考えた方が理解しやすい。
これも単発で使わずに、せめて「たぶん〜するでしょう。あるいは〜するかもしれません。それとも〜かもしれません。私には分かりません」くらいは、他のパターンと重ねて使おう。
最終更新:2009年07月12日 18:08