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対魔術式駆動鎧(アンチアートアタッチメント) - (2016/06/21 (火) 02:14:21) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
駆動鎧

【元ネタ】
英語表記は Anti-Art Attachment
なお、"art"には「専門技術」「特殊な技巧」といった意味もある。

【初出】
新約十一巻
新約十三巻のサブタイトルではA.A.Aとも表記された。

【解説】
木原脳幹が頭の中で命令を出すだけで起動・操作できる兵器(群)。
レディリー=タングルロードフロイライン=クロイトゥーネ、『ドラゴン』といった
理解できない領域の安全弁であり、撃滅を目的とするのが彼の役割。

脳幹は学園都市の学区一つ一つに専用の武器庫を構えており、第二三学区には、学校の体育館よりはるかに大きな航空機の整備場に、
いくつもの射出用コンテナと、それを牽引する大型トレーラーで空間が埋まっている。
第七学区の武器庫は業務用冷凍倉庫に偽装してあり、電力消費量が大きくとも誰も不思議がらない。

その兵装の内容は各種の刃物、銃弾、砲弾から始まり、はてはレーザービーム、液体窒素、殺人マイクロ波など。
デザインには脳幹の趣味性が色濃く反映されており、特にドリルとパイルバンカーに関しては採算度外視も厭わない。
また、葉巻を吸うためのアームまで取り付けてある。

軍事技術のカタマリのように見えるが、実は医療技術の応用品であり、肉体の延長という観点で言えば、駆動鎧よりもむしろサイボーグに近い。
その最大の目的はアレイスターに接続し、その力を遠隔地で使用すること。
恋査(れんさ)の甲体を、いわば全能力者に対応したコピー機とすれば、こちらはアレイスターに特化適応したコピー機といえる。
そして現場での運用を一任できるほどの知識量の持ち主は、脳幹以外に存在しない。

弱体化術式でパラメータを可殺状態に書き換えた上で魔神(まじん)を全滅させるのが最優先目的であり、
弱体化以前の、つまり完全な状態のゾンビを始め、次に僧正を撃破するが、他の魔神が上里に狩られていったため、急遽登場したイレギュラー要素である上里に標的を変更した。
実際に運用している脳幹の意思は『木原』の確固たる意志を持つがゆえに決してブレていないが、出力元であるアレイスターには『願望の重複』があるので、理想送り(ワールドリジェクター)を前に無力化された。

12月5日の夜、木原唯一との戦闘で上述の冷凍倉庫に落下した御坂美琴はA.A.A.の電子制御を乗っ取って砲撃を敢行。
唯一を撤退させることには成功したが、アレイスターとの中継点とはいえ魔術を使ったためか、それとも規格外の駆動鎧を操作したことによるフィードバックの影響なのかは不明だが、多量の鼻血を出している。
ちなみに、超能力と魔術の競合現象が起こるタイミングは魔力を生成した時だとされる。
アレイスターは美琴とA.A.A.の接触を新たな脅威と判断した模様で、木原唯一と結託して上里翔流共々排除する事を決定した。