【種別】
人名

【元ネタ】
数の単位である 那由他

【初出】
偽典・超電磁砲収録 「とある自販機の存在証明
新約4巻で本人に関する言及

【解説】
先進教育局、特殊学校法人RFO所属の風紀委員
御坂美琴よりも背が低い、金髪ツインテールの少女。
小学生であるため、赤いランドセルを背負っている。

能力は『AIM拡散力場と、その力そのものを「見て」「触れる」事ができる』というもの。
要するに滝壺理后の『能力追跡』の劣化版。
しかし、滝壺とは違い体晶を必要としないという利点があり、
訓練次第では高レベルになる可能性を秘めている。
また、親戚のおじさんから一族秘伝の体術の指南を受けており、
体術人間とは思えない『速さ』と能力を組み合わせた、接近戦を得意とする。

その素性は、数々の実験により学園都市で地位を築いている『木原一族』の一人。
進んで自分の体を研究の実験体として提供し続ける木原の異端児。
金髪などといった一見すると外人に見えるその外見も、実験に自らの身を提供し続けた結果である。
一族によるエリート教育を受け、幼い頃から高度な実験も行っていた。
しかし「実験体を壊すことで限界を研究するのが第一歩」と考える一族の中で
彼女の実験は「実験体の安全まで完全に配慮していた」為、
一族内では落ちこぼれ扱いを受けている。欠陥品扱いされることもしばしば。
不自由になることは無かったが、悔しさと得体のしれない物足りなさを感じていた。

ある日、かつての先進教育局で枝先絆理ら『置き去り』の子供達に出会う。
何度も施設に通ってる内に10人の置き去り達と友達となり、彼らの環の中に完全に入った瞬間、
彼女がそれまで感じていた物足りなさは、その『初めてできた友達』の存在によって補われた。
しかし数ヵ月後、「暴走能力の法則解析用誘爆実験」により絆理らは、こん睡状態に陥ってしまう。
実験の責任者であり、絆理達の信頼を結果として裏切った木山春生に恨みを向け、
復讐するために力を得ようとする。
だが、復讐する力だけでなく絆理達との約束である風紀委員としての純粋な力、
そして実験の犠牲となる子供達が減ることをも同時に望んだ。
自身の境遇や、『置き去り』の友人達との経験から、『欠陥品』を侮辱することは決して許さない。

その望みを叶える為に「自分が様々な実験の実験台になる」決断を下し、
ありとあらゆる過酷な実験にその身を提供した。
布束砥信による学習装置の人体実験などにより現在の能力を開花させたが、
学園都市とは異質の力を注ぎ込む実験を受けた際、あちこちが爆発して吹き飛ぶ重傷を負う。
カエル顔の医者の尽力によって一命は取り留めたが、全身の七割以上が義体となっている。
この義体すらも実験の一部であり、木原一族謹製の技術で作られたAIM拡散力場制御義体なる物。
これらの実験で得られた莫大な報酬は全て置き去りの施設に寄付している。
これは、施設が資金目当てで子供達を実験に差し出すことが無くなるのを期待したため。

月日が経ったある日、木山春生の真意、
そして彼女の計画が超電磁砲によって潰されたことを知ることとなる。
木山の行動は感心できることではないし美琴の正当性も分かってはいたが、感情としては割りきれなかった。
そこで、超電磁砲が憧れの超能力者として相応しいかどうかを見極めるために観察を開始する。
その初日に御坂がいつもの自動販売機に回し蹴りしているのを発見、
風紀委員としての仕事を口実に美琴に戦いを挑み、能力や擬体の性能を駆使して善戦。
だがそこに削板軍覇が割り込み、
(きっかけを作ったのは他でもない那由他であるが)何故か発展した超能力者同士の戦闘を目の当たりにし、
自分とレベル5には実力に大きな溝があるのを思い知る。
さらにその後、能力開発すら受けていない人物超能力者を拘束するという、
信じられない光景を目の当たりにする。
最後は戦闘の疲労と混乱の絶頂により気絶し、その後は寮監におんぶされながら病院へと運ばれた。

彼女の経歴からすると、テレスティーナの実験は最も妨害すべきものであるが、
美琴との戦闘で義体の47%が破損し、修復に10日かかるため妨害することができなかった。
(時系列的に、テレスティーナの実験はとある自販機の存在証明から10日以内なのは確実である)