【種別】
人名

【初出】
とある科学の超電磁砲第十八話(名前が出たのは十九話)

【CV】
葉山いくみ

【解説】
長点上機学園の三年生で、17歳の少女。
ウェーブのかかった髪とギョロ目が特徴的。
(アニメ版ではキャラクターデザインが変更され、ギョロ目というよりジト目に近くなっている)
服装は制服の上から白衣を着用。過去の回想などから察するに、普段はゴスロリ系の服を着用している模様。

有する能力は不明。
能力『寿命中断』を有すると自称したこともあるが、これは単なるハッタリのようである。

幼少の頃から生物学的精神医学の分野で頭角を現し、
第七薬学研究センターでの研究期間を挟んだ後に、長点上機学園に復学した。
量産型能力者計画に参加していた研究者の一人であり、洗脳装置を用いた妹達の脳内情報の入力の監修を行っていた。
一時は研究チームを外れていたが、妹達が絶対能力進化計画に引き継がれた際に呼び戻された。
研究者側の意図としては、相当にやばい綱渡りであるこの計画がもし頓挫した時に、
全責任を押し付けられる都合のいい責任者が必要だと考えられ、早い話がスケープゴートとして呼び戻されたようなものである。

しかし、そこで出会ったミサカが世界を感じる様を見、彼女達を作り物だとは思えなくなる。
そして「死角を人の目で埋めれば実験を阻止出来るのでは無いか」と考え、
普段人目につかない路地や裏通りなど、監視カメラの死角になっている場所にマネーカードを撒くという、ささやかな妨害活動を行っていた。
妹達に真の感情を入力(インプット)することで、万が一にも有り得ないことだが一方通行の心を動かせるのではないかと期待を抱いていた。

そして、絶対能力進化関連施設で行われたデータ移設作業に乗じて、その計画を実行。
地下の端末を使用して感情の入力を試みるが、警戒中の絹旗に発見され襲撃される。
捕縛され掛けながらも隙を突いて19090号へのインプットを行うが、
打ち止めを介さない命令だったため、他の個体への伝播はミサカネットワークに弾かれ失敗。
抵抗空しく捕縛され、学園都市の暗部に堕ちることとなった。

アニメ『超電磁砲S』では、後半のオリジナルエピソード「革命未明」篇で再登場。
暗部に堕とされた後、長点上機学園を除籍された上で暗部組織スタディ』に身柄を売られる。
スタディ』はかつて布束が手掛けた研究をベースに人工生命体ケミカロイドを製造しており、
布束はケミカロイドの双子ジャーニーフェブリの調整作業に従事することとなった。
そこで妹達の時と同様の罪悪感と責任感を覚え、表面上は『スタディ』に従いつつも、ジャーニー達を助けるための計画を練り始める。
事件収束後、美琴達の尽力により暗部から解放され、ジャーニー達と共に日本国外の研究機関へ旅立った。

なお、学園都市を離れる際、彼女は何者かの手によって作られたように恩情を与えられたことを不思議に思っていると語っており、それを聞いた美琴は苦笑いをしつつはぐらかしていた。

【口調】
会話中に英単語が混じる。
混ざる英単語はたいてい「接続詞」か「感嘆詞」(「しかしながら」・「なるほど」など)。
例)「indeed 証拠隠滅するなら現場もろとも目撃者も消してしまえと……」

【余談】
『超電磁砲』担当編集の荻野氏によると、
アニメ版のジト目に近いキャラクターデザインは、漫画版『超電磁砲』の作画担当である冬川基によって新規に描き起こされたものとのこと*1

最終更新:2025年10月16日 02:26