【種別】
人名

【初出】
三巻
名称が判明したのはとある科学の超電磁砲第三十三話

【CV】
ささきのぞみ

【解説】
妹達の一人で、八月二十日に美琴と遭遇した個体。
上条が初めて遭遇した妹達でもあり、上条がタッチの差で救えなかった個体でもある。
シリーズ全体を通しても上条が直接の面識を持ちながら、救うことが出来なかったという点で特異な存在である。
更に言えば、この実験そのものが学園都市ぐるみで徹底的に隠密されつつ行われていたために、また、上条が救うことが出来た者の殆どが何かしらの助けを求めて出していたのに対し、実験動物として生きていた妹達はそれを出すことも無かったために、上条ですら気付けなかったものと思われる。実際にこの個体と初対面の時には御坂が二人居るとの認識しかなかった。

超電磁砲』では、美琴に絶対能力進化計画が依然進行中であることを教えた。
その際に子猫を発見し、9982号の知識を元に美琴に喜んでもらおうとその事を伝えようとするが、拒絶された。
その事や研究員への質問から「お姉さまにとってミサカは否定したい存在」という結論を出している。

八月二十一日、美琴・上条に遭遇し、美琴に連れられてその場を去った。
数時間後、路地裏にて第一〇〇三一次実験に参加。
F2000Rを手に一方通行に挑むが、
能力で血流を逆流させられ命を落とした。
遺体は上条に発見され警備員に通報されたが、
警備員の到着前に痕跡は全て妹達(10032~10055号)によって処理されたため、事件にはなっていない。
なお、一方通行の能力詳細を妹達が知ったのは、この実験でのこと。
『超電磁砲』では、関連施設を襲撃していた美琴もライブ中継映像で彼女の死の瞬間を目撃しており、
原作では、彼女の遺体を見た上条が堪り兼ねて嘔吐をしている。

彼女は命を落としてしまったものの、この実験によって隠密に進められていたはずの絶対能力進化計画を知った上条が止めるために動き出し、上条が美琴と一方通行へ介入する切っ掛け。
そして絶対能力進化計画の終わりの始まりともいえる、大きなターニングポイントとなった。

そしてこの計画は次の第一〇〇三二次実験にて、一気に動くことになる。

オティヌスが創ったVersion_Omega.の世界で蘇った際、(厳密に言えば「蘇った」という表現は不正確だが)
ミサカネットワーク総体が上条と会話するためにその体を端末として使用した



最終更新:2024年09月05日 21:06