【種別】
人名

【初出】
創約三巻

【解説】
木原一族』の一人である、学園都市暗部の研究者。
マッチ棒のように痩せ細った身体をした高齢の男性で、青いつなぎを着た上に白衣を羽織っている。

研究者としてかなり高い地位にあり、暗部のスクープをいくつも追いかけてきたベニゾメ=ゼリーフィッシュをして「ちょっと大物過ぎる」と評すほどの人物。
レディバードを開発しアンチスキル=アグレッサーを型落ち呼ばわりするなど、その技術は本物。
しかし高齢なこともあってか他の木原と違い自身は戦闘に介入せず、基本的にレディバードに命じて相手を始末させている。

レディバードに「アンドロイドの研究が進めば人体実験は必要なくなる」と語っていたが、
彼女にその本当の機能を教えず、置き去りを平然と実験材料として使い潰そうとするなど、実際は『木原』らしく極めて冷酷な本性を持つ。
イラストのはいむら氏によると、瞳と手袋の黄色は危険色とのこと。

【作中での行動】
オペレーション・ハンドカフスの発令を受け、レディバードと行動を共にしながら学園都市からの脱出を図る。
パラサイトハードウェア警備員の回線を破壊するなどの工作を行いながらレディバードを使って警備員と戦闘を繰り広げ、
最終的にはカキキエ隧道にまで辿り着く。

カキキエ隧道ではフリルサンド#Gを下し、協力して学園都市を脱出することをドレンチャー=木原=レパトリに提案するが、
交換条件としてドレンチャーが保護していた置き去りの子供たちを自分の実験材料として使わせることを要求したため、決裂。
レディバードにドレンチャーを始末させ、置き去りを守ろうとする浜面仕上も同様に始末させようとしたが、彼女が浜面に敗北したことで呆然となる。

生き延びて次世代機を開発するために起死回生を狙い、ニコラウスの金貨を使って浜面の銃を暴発(爆発)させようとしたが、
予想していた「銃の機関部の破裂」ではなく「引き金を引かずに弾丸が発射される」という現象が発生し、発射された弾丸は射線上にいた端数自身に命中。
胃を貫かれて漏れた胃酸で自身の内臓を溶かされ、5分以上も苦しみ抜いた末に死亡した。

【備考】
暴発とはそもそも「引き金を引かずに弾丸が発射される」という現象を指す言葉であり、
「銃の機関部の破裂」などと言った現象は暴発ではなく腔発という。
よって端数が後者を指して『暴発』と言ったのは厳密には誤用であり、
『暴発』をニコラウスの金貨に念じれば「引き金を引かずに弾丸が発射される」ことになるのは当然である。
つまり結果だけ見れば、端数はそれと知らずに自殺をしたことになる。

最終更新:2021年07月21日 14:35