【種別】
霊装

【初出】
一巻

【解説】
イギリス清教最大主教ローラ=スチュアートインデックスに施していた術式(霊装)。
喉に刻まれた不気味な紋章が媒介。
「記憶容量を異常圧迫し、一年以内に記憶消去をしなければ狂死する」という体質にしてしまう。

自動書記』と合わせ、『非人道的な防衛手段』からインデックスの最低限の安全を守る為、
英国が設置した鎖の一つ。
ローラは他の『必要悪の教会』メンバーには、
魔道書に脳容量の85%を使われている」と、この霊装が原因である事を隠して通達していた。

『自動書記』とは連動しており、何らかの干渉を受けると迎撃モードが連鎖発動する。
迎撃モード時は通常の『自動書記』時の特徴に加え、眼球の中に血のように真っ赤な魔法陣が浮かぶのが特徴。

作中では記憶消去に至るカラクリに気付いた上条当麻によって存在を看破され、
喉の奥の紋章に『幻想殺し』にで触れられたため、損傷を受けた状態で抵抗を開始。
連鎖起動した『自動書記』の圧倒的な魔術で上条達と交戦したが、
ステイル=マグヌス神裂火織の援護を受けた上条の一撃を受けて粉砕された。

『幻想殺し』で破壊された影響で『自動書記』との連動機能にも障害が発生しており、
遠隔制御霊装の強制干渉を受けた際は、
発言が不安定になり、本来の目的たる知識の呼び出しも制御霊装に調整を加えないと行えず、
インデックス自身の身体にも通常以上の負荷がかかるという不具合がでている。

因みに『禁書目録ノ全テ』によれば魔術ではなく、霊装であるらしい。
そうなると、刻まれていた紋章そのものが霊装だったということになるが……詳細は不明のままである。
なお、この霊装(魔術)の維持に使われていた分の魔力は解放されたはずだが、
インデックスにはまったく魔力が戻る兆しが無い。
しかし、後に再起動した『自動書記』がまた魔術を使用しているため、
本当に魔力の生成自体が出来なくなったという訳ではないようだ。

最終更新:2019年10月04日 13:58