TS 1-576 - とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

「人の、命で――――」

　↓　上　嬢　変　換　↓

候補１：普通に

「人の、命で――――」
「―――遊んでんじゃないわよぉぉぉぉぉ！」

候補２：仕返し

「これは――――」
「―――吹寄の分ッ！！」
「―――ステイルの分！！」
「―――でもって、これが土御門の分！！！」

候補３：あれ

「いままで何人の――――」
「―――何人の命を弄んできたのっ、人の、命で、遊んでんじゃないわよぉぉぉぉぉ！」

候補４：ＪＯＪＯ

「オリアナ＝トムソン――お前は」
「――――私を怒らせた。お前は、この上嬢トウマが直々に倒す！」

候補５：舌を噛む

「人の、命で――――」
「―――あしょｂ……………………………（涙目）」
　うずくまる上嬢。零れる雫。
　なんだか、空気が鉛より重たくなった。
「あ、あの大丈夫かしら？お嬢ちゃん」
「いまのなし……」
　上嬢は右手でオリアナを制して、すくりと立った。
　すぅー、と全力で深呼吸をして肺一杯に空気を溜め込む。
　今度こそ！とばかりに見開かれる蒼い瞳(ﾌﾞﾙｰｱｲｽﾞ)に宿るのは強い意志。
　涙目で拳を握り締め、
　自分自身の敵を見据えて、
「ちょ、ちょっと」　
「―――遊んでんじゃねぇええええええええ！」
　上嬢はまっすぐに突っ込んだ。

　オリアナさん囮失敗。大覇星祭はその後無事に日程を終了するのだった。
　一日目の被害者一覧は以下の通り。
　上嬢トウマ：舌噛んだと涙ながらに訴える。
　吹寄制理：球入れの際、重度の日射病に。冥土返しの病院に運ばれ、その後なんだか女性不信に陥った。
　インデックス：チアボーイの着替え中に着替えを覗かれた。
　御坂美琴：上嬢に押し倒され、唇を奪われそうになった。
　白井黒子：↑を見て憤慨、傷口が開いて再び冥土返しの病院へ。
　初春飾利：暑さで花がしおれた。
　土御門（姉）：バスターミナルで行き倒れ
　土御門（弟）：執事弁当の売れ行きが悪かった。
　ステイル：ヤニギレ、あと上嬢のボディブローが結構お腹に響いて厳しい。
　姫神秋沙：特に被害無し、強いて言えばスルーされて出番無し。
　月詠小萌：棒倒しで上嬢達ががんばったので、エリート校の女が復讐に燃えているらしい。

候補６：何故かヒノタンに交代

「エンゼル様、エンゼル様――、どうすればいいでしょうか？」
　カリカリと引っかく音が響く。
「あぁ、ではイケニエはあの女なんてどうでしょう？」
　カリカリ、カリカリ。音は続く。
「わかりました、本当はこんな事したくないんですが、エンゼル様にイケニエを捧げます」
　薄桃色の髪の毛を揺らし、火野はナイフを逆手に構えた。
　ゆらりと、そう、ゆらりと一瞬、少女の姿がオリアナの視界から消えた。
　声は下から。
「――教えてあげます。これが」
　地面すれすれを倒れこむ様に走り、肉薄したのだ。
少女の意思が宿らない動きをする右手。
　銀閃がオリアナを抉る。
　薄紫の瞳が映すのは、胸元から鮮血を噴出すイケニエの姿か。

「これがイケニエを捧げるって事Ｄeath」
　火野の妖しい瞳だけが印象に残った。

　ゲームオーバー。

　一方通行道場３４へ
　開く襖。ピッカピッカの道場。
　白い体操服に紺色のブルマを履いた最強がそこにいた。
　おまけで竹刀を持ったショタっ子の姿もそこにいた。
「おォ、オリアナよ。死んじまうとはなんてこッた、ケッ。やッてられるか」
　悪態をつく一方通行。
「あぁ、ヒノタンが出てきたら駄目なんだよ。あの人は規格外の存在だから完全に息の根を止めるまで安心しちゃ駄目。
棒倒しのポールに貼る魔術を考えて見るといいかも、ってミサカはミサカは女の子バージョンでもあまり容姿の変化が無い一方通行萌えーとか
言ってお別れしてみる」
　竹刀をブンブンと振り回す、打ち止めの声と共に襖が閉じられてタイトル画面へ。　　
　オリアナ＝トムソン、一方子さんと打ち止めのアドバイスを受けて一日目セーブポイントからやり直す。