シャワーでも浴びるか、と一方通行はソファから立ち上がる。
気分を変えたい。
(そォいや、部屋にはだれもいねェが。あの馬鹿どもは買いものか?)
一方通行は適当に考えながら脱衣所へ繋がるドアを開ける。
気分を変えたい。
(そォいや、部屋にはだれもいねェが。あの馬鹿どもは買いものか?)
一方通行は適当に考えながら脱衣所へ繋がるドアを開ける。
そこに。
バスタオルで茶色い髪をグシャグシャと拭かれている全裸の打ち止めと、
左右からグシャグシャに拭いている黄泉川と芳川がいた。
大人二人はタオルを腰に巻いている。
バスタオルで茶色い髪をグシャグシャと拭かれている全裸の打ち止めと、
左右からグシャグシャに拭いている黄泉川と芳川がいた。
大人二人はタオルを腰に巻いている。
ビクゥ!!と一番初めに反応したのは打ち止めだ。
「どっどうして前触れもなく突発的に出現してるのあなたはーっ!
ってミサカはミサカはバスタオルに手を伸ばすけど届いてくれなかったり!!」
ぎゃーぎゃー騒ぐ打ち止めを無視して、一方通行はキョトンとしている
黄泉川や芳川へ目を向ける。
黄泉川が一方通行へ声をかけた。
「どっどうして前触れもなく突発的に出現してるのあなたはーっ!
ってミサカはミサカはバスタオルに手を伸ばすけど届いてくれなかったり!!」
ぎゃーぎゃー騒ぐ打ち止めを無視して、一方通行はキョトンとしている
黄泉川や芳川へ目を向ける。
黄泉川が一方通行へ声をかけた。
「オー、人恋しくなったか?それとも一緒に入りたかったか……って痛ぇ」
スパコーン!!
よい音がした。
よい音がした。
どこから取り出したのか芳川がハリセンで黄泉川の頭をどついたのだ。
「なにすんだよ」
「保護すべき対象にそういう軽口は賛成しない」
「ちょっとふざけただけじゃんよ」
「お前は自分のたれながし無意識フェロモンをもっと自覚しろ、
無駄に鍛えた体の破壊力に気づけ」
「なにすんだよ」
「保護すべき対象にそういう軽口は賛成しない」
「ちょっとふざけただけじゃんよ」
「お前は自分のたれながし無意識フェロモンをもっと自覚しろ、
無駄に鍛えた体の破壊力に気づけ」
口をとがらせていた黄泉川がニッと笑った。
「『無駄に鍛えた』ねー。そういうお前はどうなんだ?」
言うなり芳川を後ろから持ち上げて高い高いをして見せた。
幸いにして天井が高かったので芳川は頭を打たずにすんだ。
「ねーねー百合子ちゃん、こいつさデスクワークのくせに腹割れてんだぜ。
みてみてすごくない?」
「離せ!!」
「暴れるとタオルが落ちるじゃんよ」
「『無駄に鍛えた』ねー。そういうお前はどうなんだ?」
言うなり芳川を後ろから持ち上げて高い高いをして見せた。
幸いにして天井が高かったので芳川は頭を打たずにすんだ。
「ねーねー百合子ちゃん、こいつさデスクワークのくせに腹割れてんだぜ。
みてみてすごくない?」
「離せ!!」
「暴れるとタオルが落ちるじゃんよ」
騒ぐ二人を一方通行は無視して脱衣所のドアを閉めた。
ため息を一つ。
「……だからちったあ警戒しろっつってんだろォが」
ため息を一つ。
「……だからちったあ警戒しろっつってんだろォが」