とある国にある、とある都市。
そこに一人の「不幸な」少年がいる。
そして今日はその少年にとある少女が訪ねてきていた。
そこに一人の「不幸な」少年がいる。
そして今日はその少年にとある少女が訪ねてきていた。
ここは第七学区のコンビニ前。
その少女は少年の寮に向かう途中でばったり出会ったのだ。
その少女は少年の寮に向かう途中でばったり出会ったのだ。
「あ、五和。えーっとどうしたの?」
「あ、えとその……この間のお礼もしてなかったので……。お、お食事とかいかがですか?」
微笑んでその少女――五和は言う。
対する不幸な少年――上条当麻はむーっと、唸って首をひねる。
「あ、えとその……この間のお礼もしてなかったので……。お、お食事とかいかがですか?」
微笑んでその少女――五和は言う。
対する不幸な少年――上条当麻はむーっと、唸って首をひねる。
「いや、あんなの気にしないでいいって」
「いえ、あ、じゃあ何かお礼に作ります」
「…………いいの?」
なんだかんだ言っても『女の子のお料理』だし。
それに五和の料理は上手いのだ。食べてばっかりの暴食シスターとは違って。
「いえ、あ、じゃあ何かお礼に作ります」
「…………いいの?」
なんだかんだ言っても『女の子のお料理』だし。
それに五和の料理は上手いのだ。食べてばっかりの暴食シスターとは違って。
そして。当麻の寮に向かう途中。
「アンタ、何してるの?」
「あ、御坂か?何の用?」
ばったり御坂美琴と出会った。
「アンタ、何してるの?」
「あ、御坂か?何の用?」
ばったり御坂美琴と出会った。
そんなこんなで話しているうちに何が癇に障ったのか。
沢山電撃を浴びせてくる御坂。
沢山電撃を浴びせてくる御坂。
無論、怪我は無い。ないけれど。
「おまっ……当たったらどうすんだよ!し、しぬって、マジで死ぬから!」
「どうせ当たらないくせにっ!」
「おまっ……当たったらどうすんだよ!し、しぬって、マジで死ぬから!」
「どうせ当たらないくせにっ!」
とりあえず疲れたのか、もう電撃は来なかった。
なのでダッシュ。うしろから「あっ、ちょっとアンタ!待ちなさいよ!」とか聞こえたが無視。
なのでダッシュ。うしろから「あっ、ちょっとアンタ!待ちなさいよ!」とか聞こえたが無視。
「だー疲れたー。五和だいじょうぶ?」
「あ、はい平気です」
「わりいな、色々」
学生寮につき。五和はコトコト何かを煮込んでいるようだ。
とうまはあのシスターもこれぐらいやってくれたらいいのにとか本気で思う。
「あの、上条さんって……」
「ん?」
「雑草みたいに強いですよね」
「ほっ……ほめてない!それ褒めてるようで褒めてない!」
「あ、はい平気です」
「わりいな、色々」
学生寮につき。五和はコトコト何かを煮込んでいるようだ。
とうまはあのシスターもこれぐらいやってくれたらいいのにとか本気で思う。
「あの、上条さんって……」
「ん?」
「雑草みたいに強いですよね」
「ほっ……ほめてない!それ褒めてるようで褒めてない!」
当麻の苦悩する様子を見て、曖昧に五和は笑う。上手く言えない。
そう、本当に彼は雑草のようだ。めげずに生えてくる葉っぱ。
五和は頭を振ると、料理にとりかかった。
そう、本当に彼は雑草のようだ。めげずに生えてくる葉っぱ。
五和は頭を振ると、料理にとりかかった。
「Weed」五和編 Fin