月ヶ宮女学院は、レベル3以上の能力者しか入れない名門校だ。
だが常盤台と違って、生徒の自主性を強調した学校だ。
当然、制服なんかも無い。
個性を強化すれば、パーソナルリアリティの強化になると思っているのだ。
そんな学校の唯一の超能力者。『春木 風波』は学校から帰っている途中だ。
青と黄色のセーラー服見たいな上着。ちょっと屈めば覗けそうな超ミニスカート。華奢な体。茶髪ロング。
普通だったら表路地を歩いてそうな少女が歩いているのは、スキルアウトが好みそうな裏路地だ。
実際についさっき絡まれたばかりだ。当然春木は蹴散らした。
そこまでしてでも彼女には裏路地を通る訳がある。
「(早くしないと、寮監に叱られる!!)」
一応寮の門限はあるのだ。門限6時。現在5時55分。
「(えぇい。こっちの方が近いと思ったのにーーー!!!わらわら出てーーッ!?)」
と、ツンツン頭の少年とぶつかった。
「わっすっすいません!!」
むにゅぅと、起き上がろうとした当麻の手が、春木の胸をわし掴みにした。
「・・・・・・・。」
しばし無言だった春木は、男の弱点を蹴り上げた。
ぬぉぉぉう!?と、のた打ち回る当麻にとどめの風で作ったドリルを当てようとするのだが。
当麻の右手によって、その幻想は木っ端微塵に壊された。
「(えっ?なに・・・今の・・・・。)ちょっと!あんた何者!?名前は?能力は?レベルは?」
「えっと・・・。名前は上条当麻。能力は『幻想殺し』、レベルは0だけど・・・。」
「無能力者!?『幻想殺し』!?なにそれ聞いた事無いわよ!適当なこと言うなーー!!」
「んなこと言われても・・・・ん?おい後ろに誰かいるぞ。」
当麻の指差す先にはめちゃくちゃでかい大男がいた。
「ちょっと失礼。貴女が春木風波ですか?」
口調は優しいが、声色は重くずっしりとした感じだ。
「はぁ?あんた誰よ。何であたしの名前知ってるの?」
「ん?知り合いじゃないのか?」
すると大男は、二人の間に割ってはいる感じで手をだした。
「すまないが・・・・。二人で話したい事があるんだ。席をはずしてもらえると助かる。」
「あっはい。分かりました・・・・。」
「えっ!?ちょっまてー!」
逃げるように当麻は去っていった。
が、裏路地を出たところで御坂と会ってしまい、また逃亡を開始したのを二人は知らない。
「いっちゃた・・・・・。あんた誰y「【ウィング】」
春木の体がビクンと揺れた
(私のコードネームを知ってる!?じゃあこいつ・・・。)
すっと、大男は春木に一枚の紙を差し出した。
それは春木の基本情報だった。
しばらくそれを眺めていた春木はふっと息をはいた。表情が変わった。仕事の時の顔だ。
「これ、古いタイプのヤツね。能力名。確かに『風力使い』だけど正確には、『竜巻砲撃(トルネードクラッシュ)』よ。」
彼女は深くため息をつくと、今度は人を不愉快にさせるような笑顔になる。
「さぁてとっ今度の仕事はなぁにかなぁ?あっ言っとくけど高いからね。」
彼女は浸る。闇の中に。
誰も傷つけたくないという思いを胸の奥深くに隠し。
守りたいものを守るために。
春木は進む。闇の道へ。
だが常盤台と違って、生徒の自主性を強調した学校だ。
当然、制服なんかも無い。
個性を強化すれば、パーソナルリアリティの強化になると思っているのだ。
そんな学校の唯一の超能力者。『春木 風波』は学校から帰っている途中だ。
青と黄色のセーラー服見たいな上着。ちょっと屈めば覗けそうな超ミニスカート。華奢な体。茶髪ロング。
普通だったら表路地を歩いてそうな少女が歩いているのは、スキルアウトが好みそうな裏路地だ。
実際についさっき絡まれたばかりだ。当然春木は蹴散らした。
そこまでしてでも彼女には裏路地を通る訳がある。
「(早くしないと、寮監に叱られる!!)」
一応寮の門限はあるのだ。門限6時。現在5時55分。
「(えぇい。こっちの方が近いと思ったのにーーー!!!わらわら出てーーッ!?)」
と、ツンツン頭の少年とぶつかった。
「わっすっすいません!!」
むにゅぅと、起き上がろうとした当麻の手が、春木の胸をわし掴みにした。
「・・・・・・・。」
しばし無言だった春木は、男の弱点を蹴り上げた。
ぬぉぉぉう!?と、のた打ち回る当麻にとどめの風で作ったドリルを当てようとするのだが。
当麻の右手によって、その幻想は木っ端微塵に壊された。
「(えっ?なに・・・今の・・・・。)ちょっと!あんた何者!?名前は?能力は?レベルは?」
「えっと・・・。名前は上条当麻。能力は『幻想殺し』、レベルは0だけど・・・。」
「無能力者!?『幻想殺し』!?なにそれ聞いた事無いわよ!適当なこと言うなーー!!」
「んなこと言われても・・・・ん?おい後ろに誰かいるぞ。」
当麻の指差す先にはめちゃくちゃでかい大男がいた。
「ちょっと失礼。貴女が春木風波ですか?」
口調は優しいが、声色は重くずっしりとした感じだ。
「はぁ?あんた誰よ。何であたしの名前知ってるの?」
「ん?知り合いじゃないのか?」
すると大男は、二人の間に割ってはいる感じで手をだした。
「すまないが・・・・。二人で話したい事があるんだ。席をはずしてもらえると助かる。」
「あっはい。分かりました・・・・。」
「えっ!?ちょっまてー!」
逃げるように当麻は去っていった。
が、裏路地を出たところで御坂と会ってしまい、また逃亡を開始したのを二人は知らない。
「いっちゃた・・・・・。あんた誰y「【ウィング】」
春木の体がビクンと揺れた
(私のコードネームを知ってる!?じゃあこいつ・・・。)
すっと、大男は春木に一枚の紙を差し出した。
それは春木の基本情報だった。
しばらくそれを眺めていた春木はふっと息をはいた。表情が変わった。仕事の時の顔だ。
「これ、古いタイプのヤツね。能力名。確かに『風力使い』だけど正確には、『竜巻砲撃(トルネードクラッシュ)』よ。」
彼女は深くため息をつくと、今度は人を不愉快にさせるような笑顔になる。
「さぁてとっ今度の仕事はなぁにかなぁ?あっ言っとくけど高いからね。」
彼女は浸る。闇の中に。
誰も傷つけたくないという思いを胸の奥深くに隠し。
守りたいものを守るために。
春木は進む。闇の道へ。