某日 15時 視点 白井黒子
白井黒子が目を覚ましたのは、風紀委員の第一七七支部の一室だった。
彼女の横では、花束…ではなく初春飾利がPCを使い何らかの作業をしている。
「大丈夫?白井さん。」
彼女の先輩風紀委員、固法美偉が話しかけてきた。
「ええ、大丈夫ですの。」
「そう、よかった。」
「いま、警備員が殺人犯の調査をしているわ。」
殺人犯というのはおそらくあの男だろう…いや、やはり少年の方がしっくり来る。
「白井さんは現場に倒れていたようだけど…何かされなかった?」
「どちらかというと助けられましたわ。」
「…どういう意味かしら?」
「今回の被害者はどうやらスキルアウトによる風紀委員狩りの一員だったようで私も殺されるところでしたの。」
彼女の横では、花束…ではなく初春飾利がPCを使い何らかの作業をしている。
「大丈夫?白井さん。」
彼女の先輩風紀委員、固法美偉が話しかけてきた。
「ええ、大丈夫ですの。」
「そう、よかった。」
「いま、警備員が殺人犯の調査をしているわ。」
殺人犯というのはおそらくあの男だろう…いや、やはり少年の方がしっくり来る。
「白井さんは現場に倒れていたようだけど…何かされなかった?」
「どちらかというと助けられましたわ。」
「…どういう意味かしら?」
「今回の被害者はどうやらスキルアウトによる風紀委員狩りの一員だったようで私も殺されるところでしたの。」
風紀委員狩り…以前、能力者狩りというものがあったが。今回はその風紀委員Versionのことだ。すでに2桁以上の被害者が出ている事件である。
「そう…つまり、その犯人はあなたが襲われているところを助けようとして勢いあまって殺してしまったと…」
「少なくとも私にはそう見えましたわ。」
「とにかく、風紀委員みんなに注意を促す必要があるようね…」
「少なくとも私にはそう見えましたわ。」
「とにかく、風紀委員みんなに注意を促す必要があるようね…」
風紀委員狩り…早々簡単な事件ではなさそうだ。
2日目 14時 第七学区
各校の掲示板に紙が貼り付けられた。
「風紀委員たちは今日から一週間、一斉パトロールを始める。
主な場所は、
1、路地裏
2、スキルアウトのたまり場
3、ゲームセンター周辺
風紀委員は目を光らせてパトロールするように。」
「風紀委員たちは今日から一週間、一斉パトロールを始める。
主な場所は、
1、路地裏
2、スキルアウトのたまり場
3、ゲームセンター周辺
風紀委員は目を光らせてパトロールするように。」
無論反対するものはいなかった。
To be continued…