始まりは、上条刀夜にかかって来た一本の電話だった。
「はい、上条ですが…… おお君か、随分久しぶりだねぇ。いやニュースでもやってた通り、実家が
連続殺人犯に爆破されたせいでアパート暮らしなんだよ。いや、別に家族は別の場所にいたから巻き
込まれはしなかったんだが、うん、そのせいでお守りも全滅してしまってね。せっかく君がどう並べ
たらいいのか相談に乗ってくれたって言うのに悪いね。いや、そういってもらえると……」
連続殺人犯に爆破されたせいでアパート暮らしなんだよ。いや、別に家族は別の場所にいたから巻き
込まれはしなかったんだが、うん、そのせいでお守りも全滅してしまってね。せっかく君がどう並べ
たらいいのか相談に乗ってくれたって言うのに悪いね。いや、そういってもらえると……」
そのまましばらく続いた会話は、この言葉で締めくくられる。
「当麻に会いに行く? わかった、何とか学園都市に入れるように交渉しよう。
いや、お礼なんていいよ。あいつも君に会えるなら喜ぶだろうし」
いや、お礼なんていいよ。あいつも君に会えるなら喜ぶだろうし」
そうして、刀夜は手続きを取る。
過去迫害を受けていた当麻に、唯一手を差し伸べてくれた幼馴染のために。
過去迫害を受けていた当麻に、唯一手を差し伸べてくれた幼馴染のために。
だがそれが、上条当麻の新たなる不幸の始まりだとは気付いていなかった。
そして、学園都市に『魔女』が訪れる……
嘘予告:『とある魔術のMissing』
刀夜の台詞のみでスマソorz