とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

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とある美琴の他寮生活<アウトドア>第4章-2

学舎の園まで走ってきた上条は息切れしまくりである。
(まだかなー、お、来た来た、ってあれ、なんか多くないか?)
よく見ると常盤台が2人、柵川が2人いる。
(何でだ?)
自動改札のようなゲートを出ると彼女はこちらを見るなり、
「あ、いたいた、待ったー?」
「いや、着いたばっかだけど、その2人は?」
「ああ、こちらが柵川中学1年の初春さんと佐天さん。こっちはわかるよね?」
「ああ、白井さん、だっけ?」
「覚えてくださったのですねー、この黒子、幸せものですの、ってお姉さま、なんでこの人がいるのですの?」
「あー、ちょっとね」
横で、
「この人前見ましたよね、佐天さん」
「あー見た見た。御坂さんと一緒に居た人でしょう。かっこいいとは思ってたのよねー」
「へ、一一一(ひとついはじめ)はどうしたんですか?」
「そっちのほうがいいに決まってんでしょー」
「そうですよね」
あははは、と笑う2人。
美琴を見て変な顔をする白井。
それを見ている上条は、「どうすれば……」と思うことしかできなかった。

16:00

そろそろ行くか、と彼が思ったのは午後4時のことであった。
美琴が言った。
「じゃあ、黒子。わたし用事があるからここで」
と言うのを聞いた黒子は、
「お姉さまがそう言うのでありましたら、仕方ないですわね」
と。ここで上条が言う。
「そこに駅があるだろ。そこで乗るか」
この提案に美琴は、
「そうね。それじゃあ、バイバーイ」
それから、2人は第23学区へ向かった。

五和を迎えに行ってクタクタになった2人はすぐに部屋に入る。
「あー、何もする気がしねーな」
と彼が言うのに対して、
「そうね、このまま寝る?」
風呂が壊れているのは仕方が無い。
でも、このままとは……
「じゃあ、寝るね」
そういってすぐに美琴は寝てしまった。

それから1年数ヶ月

「もう春か」
「早いわね」
2人がいるのは上条の学校。
常盤台に高校があったにもかかわらず、こっちを選んだ美琴。
そして、上条は言う。
「この学校には3年が1年と手をつないで入学式会場に入場するというしきたりがるんだけど」
という上条を見て、赤く、ならない美琴は
「そうなんだ。じゃあ」
と言って2人は入学式会場に向かった。
彼は悩んでいた。
彼の両親である上条刀夜と上条詩菜、それに美琴の母親である御坂美鈴がいるためだ。

写真撮影の時間。
するとすぐに刀夜が走ってきた。
「当麻、メキシコの土産はいるか?」
「とうさん!何でそんなものがあるんだよ!!」
とそこに2人が加わる。
「あらあら、当麻さん的にはその人と一緒にいるのがいいのね」
母さん(詩菜)かよ。
「あんたは美琴ちゃんが好きなのかい?」
美鈴かよ。
結局仲良く写真とって終わり。
それだけだった。

その日、上条当麻と御坂美琴は死んだ。
これまた仲良く手をつないで帰っているときに。
上条勢力をつぶすために出てきた猟犬部隊(ハウンドドッグ)により、暗殺された。
天草式、旧アニューゼ部隊、必要悪の教会(ネセサリウス)、神の右席などと猟犬部隊が戦争を起こした。
まさに、科学と魔術が引き起こす第3次世界大戦。
これにより、ヴェネツィアなどの主要都市が破壊され、
学園都市第1学区が丸々消滅した。
結果、上条勢力の中心人物、上条当麻と御坂美琴がアレイスター=クロウリーの手で暗殺された。
そして、
妹達(シスターズ)全体の処分、および学園都市をイギリス清教必要悪の教会(ネセサリウス)の支配下に置くことで和解、終焉を迎えた。

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