「第一章・事前打ち合わせ Prior_Meeting.」
12月24日―クリスマス・イヴ、学園都市の学生、上条当麻は泣きそうな顔で歩いていた。
「・・・・・・・・・・・・不幸だー!」
本日何度目になるか分からない言葉を叫びながら学校へ向かっている。
巷では冬休み、しかもクリスマス・イヴということもあって、他の学生達がルンルン気分で闊歩している。
しかし、今の上条には気にする余裕すら無い。
上条の学校は今日から冬休みであり、同時に今日から冬休みの補習が開始である。
「何で財布忘れたのを駅で気付くかなー?」
財布を忘れたため、電車にもバスにも乗れず、
しかも、今日は寝坊気味で起きたため、戻る余裕もなかった上条は学校まで歩く羽目となったのだった。
「まぁ、でもインデックスが起きなかっただけましかなー」
インデックスというのは男子寮の上条の部屋にいる居候の少女のことだ。
年中無休ではらぺこのシスターさんなのだが、実は完全記憶能力という特殊な体質で、その頭の中に10万3000冊もの禁書目録を
持っているというトンデモシスターさんだったりもする。
「・・・・・・・・・・・・不幸だー!」
本日何度目になるか分からない言葉を叫びながら学校へ向かっている。
巷では冬休み、しかもクリスマス・イヴということもあって、他の学生達がルンルン気分で闊歩している。
しかし、今の上条には気にする余裕すら無い。
上条の学校は今日から冬休みであり、同時に今日から冬休みの補習が開始である。
「何で財布忘れたのを駅で気付くかなー?」
財布を忘れたため、電車にもバスにも乗れず、
しかも、今日は寝坊気味で起きたため、戻る余裕もなかった上条は学校まで歩く羽目となったのだった。
「まぁ、でもインデックスが起きなかっただけましかなー」
インデックスというのは男子寮の上条の部屋にいる居候の少女のことだ。
年中無休ではらぺこのシスターさんなのだが、実は完全記憶能力という特殊な体質で、その頭の中に10万3000冊もの禁書目録を
持っているというトンデモシスターさんだったりもする。
「起きてたら朝飯要求されて遅刻確定だからなー」
本人が聞いていたら頭を丸齧りかれそうな台詞を言いながら上条は学校の校門をくぐる。
そうは言いながらも、簡単な朝食を用意して出ているところは流石はカミジョーさんである。
本人が聞いていたら頭を丸齧りかれそうな台詞を言いながら上条は学校の校門をくぐる。
そうは言いながらも、簡単な朝食を用意して出ているところは流石はカミジョーさんである。
現在時計は8時24分、補習開始は8時30分からである。
「流石に教室までは6分かからん! よっしゃー! 遅刻免れたー!」
下駄箱に靴を入れながら上条はそう叫んだ。
「流石に教室までは6分かからん! よっしゃー! 遅刻免れたー!」
下駄箱に靴を入れながら上条はそう叫んだ。
「今日が最初の補習だろー? もう全員揃ってる頃だよなー、何人ぐらい居るんだ?」
小走りで教室の廊下に到る道を走っている上条はそういえば他のメンバーを知らないことに気が付いた。
「ま、入れば分かるだろ」
と、妙に音にしない教室のドアを開ける。
「よーカミやん。 そろそろ小萌センセーきてまうどー?」
直後に閉めた。
「カミやん!? ひどいやんけ! 声かけた瞬間にドア閉めるなんて!」
「ウルセー! なんでよりにもよってクリスマス・イヴの補習をテメェなんぞと受けなきゃならねぇんだ!」
「上条ちゃん!? なんで先生の名前が無いんですか!?」
廊下の向こうから上条の担任、見た目小学生、身長135cmの月詠小萌が走ってきた。
「あー小萌先生、メンバーこれで全部?」
「欠席報告した子以外は全員いますよー? ・・・って質問に答えてもらってないです!」
やっぱり不幸だー!と呼びかけを無視して上条は叫ぶ。
横ではもういいです! 早くはじめますよー!とやや不機嫌な声で月詠小萌が補習開始を促している。
教室内では青髪ピアスが「ああー! 朝っぱらからカミジョー属性がー!!」とかなんとか叫んでいる
小走りで教室の廊下に到る道を走っている上条はそういえば他のメンバーを知らないことに気が付いた。
「ま、入れば分かるだろ」
と、妙に音にしない教室のドアを開ける。
「よーカミやん。 そろそろ小萌センセーきてまうどー?」
直後に閉めた。
「カミやん!? ひどいやんけ! 声かけた瞬間にドア閉めるなんて!」
「ウルセー! なんでよりにもよってクリスマス・イヴの補習をテメェなんぞと受けなきゃならねぇんだ!」
「上条ちゃん!? なんで先生の名前が無いんですか!?」
廊下の向こうから上条の担任、見た目小学生、身長135cmの月詠小萌が走ってきた。
「あー小萌先生、メンバーこれで全部?」
「欠席報告した子以外は全員いますよー? ・・・って質問に答えてもらってないです!」
やっぱり不幸だー!と呼びかけを無視して上条は叫ぶ。
横ではもういいです! 早くはじめますよー!とやや不機嫌な声で月詠小萌が補習開始を促している。
教室内では青髪ピアスが「ああー! 朝っぱらからカミジョー属性がー!!」とかなんとか叫んでいる