学園都市。
別名実験都市とも呼ばれるその街は、能力者達が集まっている都市だ。
無能力者(レベル0)から、超能力者(レベル5)まで、様々な人達が集まる場所。
故に、非現実など存在するはずのなかった都市。
しかし、禁書目録(インデックス)の来訪によって、そんな基盤もゆがみ始めた。
そして、新たなる噂が流れ出す。
「ねぇ知ってる?」
「魔術と能力を両方使える人がいるらしいよ」
そんなはずはない。
魔術と能力とでは、頭の回路が違うはずだから。
曰く、魔術師ながら能力者としての回路も持ち合わせているらしい。
曰く、能力としては水を操る力で魔術は何を使用するのかは不明らしい。
曰く、そいつに勝てる相手は誰一人としていないらしい。
いるはずのない存在で、二つの回路を持ち合わせていることから、
「プライラルサーキット」
という異名をもつらしい。
実力で言えば、一方通行(アクセラレータ)よりも上とのことだ。
将来、絶対能力(レベル6)になるのも夢ではないとのことだ。
そして、そいつを使ってある人物を殺させようとしているとのことだ。
再び始まる惨劇。
何も知らない街の人々。
開幕するは、殺人事件。
それらを食い止めるべく、上条当麻は再び戦いの渦の中へと入りこんでいくのであった。
そして、当麻を取り巻く様々な人達も、この戦いの中に巻き込まれることになるのだった・・・。