【名前】ジャン=ハリス
【性別】雄
【所属】科学
【概要】
花月手毬が世話をしているヨウム。大型インコに分類される。
元々ヨウムの知覚能力と感情レベルの最大値を上げる実験用として集められたヨウムの内の一羽。
様々なアプローチが試された実験の中でジャンは、お世辞にも上品とは言えない言葉の数々を教え込まれた。
性格が反抗的だった事もあって、薬品投与などにより一般的なオウムに比べても格段に高い知能と感情を習得するに至ったジャンは飼い主である研究者に噛み付き大怪我を負わせた。
実験自体ヨウムへ大きな負担を強いる代物であり、飼い主である研究者もヨウム達をモルモットとしか見做していなかった事も考えれば因果応報。
しかし、そんな事を理解できない研究者はジャンを殺処分する事を決定し、その殺処分場への移送中ジャンは辛くも脱出に成功した。
研究者としては最早ジャンに興味は無く、どこで野垂れ死のうが構わない体で元飼い主は放置した。
実際ジャンは現在の飼い主である花月手毬と出会わなければそのまま衰弱死していた。
花月に手当てとお世話をしてもらう中でジャンは花月を主として認めるようになった。
私生活を送る花月の肩にちょこんと乗り、相棒として彼と一緒に広々とした世界を堪能していたジャンはひょんな事から『スタンティーク』というサーカス集団と出会う。
そこに裏方として活動していた白銀の髪の少女とすぐさま意思疎通を果たしたジャンは彼女に懐くようになった。
主である花月も『スタンティーク』に興味を持ったようで、サーカス開催の際はよく足を運ぶ。
何処かから大量に仕入れてきたカラフルな風船を見ると無性に突きたくなり、仕入れた当人である団長と喧嘩になる事もしばしば。
これは色の認識実験にカラフルな風船を用いていた弊害であり、花月に注意されながら矯正中である。
他にも団員メンバーである少年達の名前を童話に出てくる赤い腹掛けをした主人公の名前や敵役の名前と混同してしまったりと、主に男性メンバーを中心に「賢くて有名なヨウムにしてはマジ知能が低いな」と認識されている。
しかし、本当の知能&感情レベルを見せた事は実のところ主である花月にすら無い。素のジャン=ハリスはまるで本当に人間が喋っているように滑らかに話す。
【特徴】
白や灰色の羽毛が体の多くを占めているが、背中と羽先のみが鮮烈な赤色で染めている。体長35センチ。研究所で飼われていた頃に付いていた首輪はもう無い。
人の名前を少々間違って覚えてしまう傾向がある。例えば、飼い主:「テマリ」。団長:「クソジジィ!」。団員他:「ミカミカ」、「キンタロー」、「クリクリ」、「オニ」。
特に神輿庭とは顔を突き合わす度に「俺は麒太郎だ!」「キンタローキンタロー!マサカリ担いだキンタロー!」というやり取りをする。
【台詞】
「クソジジィ!やんのかコラー!いてまうぞー!」
「テマリはロリコン!ロリコン、ロリコン、ロリコン、ローリコン、ロリコーン!」
ワルナット!ワルナット!!芸を見せるんだ、大道芸を見せるんだ!球を突く。僕が金ぴかに光る球を突く!」
「消える事などない。たとえ皆が忘れようとも僕は君を忘れない。きっと皆も楽しげにはしゃいでいた君の事を思い出す。だから、いつかまた会おう―――親愛なる鬼よ」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2015年12月07日 01:56