僧正(そうじょう)

【名前】

  • 僧正(そうじょう)

【スペック】

  • 魔神
  • 紫の法衣を纏った木乃伊(ミイラ)

【能力・所持品】

※『魔神』は原則として、全員が所有している共通の能力と、自身の神話・伝承に関連した固有の能力を持つ。また固有の能力は、自己弱体化術式『鏡合わせの分割』を適用しても失われない。

【共通能力】

無限の容量

『魔神』は無限の容量を持ち、そこに「いる」だけで本人の意思や選択に関わらず世界に影響を与え続ける。このため、完全な魔神が世界に存在すると、世界の方が耐え切れず薄氷の如く崩壊してしまう。
『鏡合わせの分割』適用後は、「既存の世界の法則で説明可能な程度で、世界が許容できるギリギリのレベルに制限した力を無限に持つ状態」となり、世界を壊さずに存在することが可能となった。

無限の可能性

あらゆる事象を自由に引き起こす能力。位相改変(後述)・時間停止・時間逆行・運命操作・自己再生・瞬間移動等、概ね『全能』に近いことが行える。
ただし『無限の容量』を持つが故に、世界を壊さずに行動できない点ではオティヌスに劣る。
『鏡合わせの分割』適用後は、以下を除きこの能力は失われてしまった。
  • 瞬間移動
一瞬で目の前に現れたり、消えたりする。
『鏡合わせの分割』適用後も、この能力は失われていない。
  • 不死身
通常、どんな攻撃を受けてもダメージを受けず瞬時に体が再生する。また、宇宙や宇宙の外でも通常通り活動できる。その他、オティヌスの『無限の可能性』の影響も受けず、存在を消滅させることはできない。
『鏡合わせの分割』適用後は、弱体化はするものの、元が無限のため無限に殺し切らない限り倒せない状態に移行するはずであった。しかし『鏡合わせの分割』は既に解析されており、本来適用されるべきパラメータを改竄されたことで「殺害可能な状態」にされてしまった。
なお、この『パラメータ改竄』による2重の弱体化後であっても、極一部の攻撃手段を除き、やはり通常通りダメージを受けず瞬時に体が再生する。
また、フィアンマの『変異型妖精化』が効かなかったことから、『魔神』を神の座から引きずり下ろす『妖精化』系の術式も効かないものと思われる。

位相改変

全次元、全元素、全位相を完全に掌握し、世界及びあらゆる存在を自由自在に歪め、破壊し、創造できる。
ただし、一から世界を創造するのは面倒なことや、「元の世界」の形を忘れてしまった場合に、『幻想殺し』がないと100%完璧な「元の世界」に復元できているか自信がないといった問題から、基本的には今の世界をベースに、その位相を改変・破壊・創造することで世界を改変するという方式を取る。また、高次位相『隠世』や他の『魔神』は影響を受けない。

【固有能力】

土の術式

即身仏のために自身を埋葬した経緯から、土を操る術式を使用できる。一例として、以下のようなことを行える。
  • 周囲の地盤を素材に、巨大な腕を形成する
  • 上記の巨大な腕を叩きつけたり、ビル等を引っこ抜いて振り回す
  • 上記の地盤を素材にすることを利用して、地盤を脆くしたり、破壊したりする
  • 自分が地に足をつけている間、同じく地に足をつけている相手の位置を感知する
  • 地球の裏側で起きているハリケーン等の天災を感知する
  • 自身が接触した彗星を吸収・合体し、地球に向かって突進する

【短所】

  • 『理想送り』には抗えない。

【戦法】

  • 開幕位相改変、相手の存在を消すか世界を滅ぼす。これで倒せない場合は、不死能力を盾にしつつ更に位相改変したり自身の固有能力を行使して、直接攻撃・精神攻撃・概念的な攻撃を延々と行う。

【備考】

  • 『鏡合わせの分割』適用前の全盛期で参戦。
以下に、『魔神』に有効な攻撃手段を記載する。ただし「攻撃手段を持つ=勝利できる」というわけではなく、ほぼ全ての場面で『魔神』側が弱体化・手加減・慢心していることも留意。
  • 理想送り(ワールドリジェクター)
条件を満たした相手を『新天地』に追放する能力。位相が右手の影に触れるため、『位相改変』で世界を上書きして存在ごと消す等の対策もできない。元々『魔神』の自殺願望が世界に反映され生まれた能力のため、弱体化の有無に関わらず『魔神』は逆らえない。
作中では、ほぼ全ての『魔神』を追放した。
  • 対魔術式駆動鎧(アンチアートアタッチメント)
アレイスターが作成した、彼の『意思の力』を受信・解放できる兵器群。文中では『A.A.A.』と略される。
作中では、全盛期または改竄前の『鏡合わせの分割』による弱体化後のゾンビ(※『A.A.A.』のみで行ったかは不明)と、弱体化後の僧正を消滅させた。
  • 霊的蹴たぐり+衝撃の杖(ブラスティングロッド)
ジェスチャーから相手が想起した武具とその効果を再現する術式と、魔術の威力・射程・大きさ等を10倍にする術式。アレイスター自身ではなく対象となった相手の想像から力を引き出すため、『魔神』にも通用する可能性を持つ。
ただし、これだけで『魔神』と戦うのは「チョキしか出せないジャンケン」と例えられており、部の悪い賭けに近い。
作中では、弱体化+手加減した娘々を撃破した。
  • 一方通行(アクセラレータ)+人造の樹(クロノオト)
ベクトル操作を行う超能力と、世界に対して新たに埋め込まれた魔術的概念。『魔神』は弱体化後であっても少なくとも『ビナー(8=3)』以上の位階に到達しているが、クリファパズル545の「『ケテル(10=1)』の先まで届け」という台詞から、『魔神』より上の位階に到達している可能性がある。
『人造の樹』にアクセスした状態で『世界全土に広がる目に見えない力』のベクトルを操作することで生み出した、『不可視の槍』の一撃を受けた『魔神』の体の一部は、再生することなく消滅している。
作中では、弱体化+手加減したネフテュスを撃破した。
  • 魔神の固有能力
『魔神』同士が戦った場合、戦闘が終わらなくなるわけではなく普通に勝敗が決する。ネフテュスが「『魔神』同士が戦うとどちらかが死ぬこともある」と明言しており、『魔神』は『無限の可能性』や『位相改変』等の「全能」は効かないものの、『固有能力』の方は有効であると言える。
ただし、「本気で戦うと最終的に死亡しうる」という意味であり、不死を貫通して一撃で倒せるというわけではない。
「全盛期のオティヌスを含む全ての『魔神』に対抗する」という目的で構築されている。ただし、現時点で「理論値」の状態での戦闘描写はなく、またあくまで「目的」であるため、実際に相対するスペックを持つことができるのかは不明。
なお、上記の一方通行が『人造の樹』にアクセスすることで現出した『プラチナの翼』は「エイワスに匹敵する」と明言されているため、弱体化後の『魔神』が持つ不死能力を貫通する程度の能力は有していると思われる。

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最終更新:2024年12月16日 23:09
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