ASW-G-11 ガンダム・グシオン

「このクダル・カデル様と、グシオンを舐めるんじゃないよぉ!」

【形式番号】 ASW-G-11
【機体名】 ガンダム・グシオン
【パイロット】 クダル・カデル
【所属陣営】 ブルワーズ→鉄華団
【動力】 エイハブ・リアクター
【フレーム】 ガンダム・フレーム
【武装】 グシオンハンマー
90mmサブマシンガン
バスターアンカー
手榴弾
グシオンチョッパー
グシオンアックス
【改修】 ASW-G-11 ガンダム・グシオンリベイク

【詳細】

重装甲とパワーに特化したガンダム・フレームタイプの1機。

現在稼働が確認されているガンダムタイプの26機のうちの貴重な1機であり、航路として使用が困難な高密度のデブリ帯の中で発見された。
その後その周辺を縄張りとする宇宙海賊の間を転々とし、現在は地球~火星圏を餌場とするブルワーズに流れ着き、同組織のNo.2であるクダル・カデルがパイロットを務める。
ブルワーズが重力下ではなく宇宙空間での活動を主としているため、そのスタイルに合わせた本機は大気圏内の運用を度外視した超重装甲に身を包み、並の攻撃では通らないほど堅牢なタフネスを誇る。

だが重量が40tを超えた事で燃費効率は劣悪であり、着膨れした装甲の内側に大型の推進剤タンクを積み込んでいるが戦闘可能時間はかなり短い。むしろ着ぶくれした原因が追加の推進剤タンクなもんだから……

三日月の操縦するバルバトスと渡り合う動きを可能にしているのもツインリアクターが生み出すパワーに任せたものであり、長期戦には不向きとなっている。
元々海賊行為を目的に耐弾性のみを向上させた改修を施すブルワーズ流の改造の結果、マン・ロディに酷似した外見に変貌しその装甲は滑腔砲の弾丸もたやすく弾く。
そして15tはあるグシオンハンマーを振り回すことで身の丈を遥かに超えるデブリも一撃で粉微塵にしてしまう。

射撃武装として90mm口径のマシンガンを持つが、本体内蔵式の射撃兵装として400mm口径のバスターアンカーを持つ。
射程こそ短いがMSが持つ射撃武器としては規格外の破壊力を誇り、その一撃は戦艦サイズの装甲にも有効打となりうるほど。

放送開始以前からその存在は明らかにされ、「ガンダム」としては今までにないその姿から話題にも登っていたが、ついに第11話にて登場。
その超重装甲は距離を詰めた300mm滑腔砲も防御姿勢を取らずにゆらぎもせず、ダメージを受け付けないほど圧倒的であり、グシオンハンマーを振り回してバルバトスと互角に戦った。

だが昭宏のグレイズ改を人質にしようとしたところグレイズを庇った昌弘のマン・ロディを粉砕。
そして太刀の利用法を覚え始めた三日月のバルバトスに徐々に押されていき、首元から太刀をコクピットに突き刺され両断されたカデルは死亡。

ブルワーズから押収したMSとして販売される手はずだったが、弟を殺したMSながらあえてそれを「思い出」とした昭宏の思いを汲み、
売買はストップし昭宏のMSとして鉄華団の戦力に加わることとなった。

そして「焼き直し」がされたグシオンは、リベイクとして生まれ変わることになる

【余談】

機体名に使われているグシオンとは、40の軍団を率いるという序列11番の地獄の大公爵のこと。
形式番号の11とはそこから取られていると思われる。

ちなみに外見はカエルに似ているが名前の由来であるグシオンは紫のローブを纏った体格のいい男性とも、人面の猿とも言われる姿で現れるといい、カエルとは特に関係はない。
なおデザイナーによればゴブリンがモチーフになっている模様。

ブルワーズ所属のUGY-R41 マン・ロディとは外見が酷似しているが、マン・ロディも元々は厄祭戦で使われていたロディ・フレームMSをレストアしたものなので
おそらくグシオンがブルワーズに流れ着いた後、マン・ロディと同様の改造を施したため外見が似た可能性が高い。
なお装甲の内部ではガンダム・フレームに延長パーツを組み込んでおり、バルバトスに比べ肩幅や身長が異なるのはそのため。
発見された時点での情報はまったくなく、グシオンオリジンとも呼べるガンダム・グシオンとしての本来の姿、性能は謎に包まれている。
一応フルシティは厄祭戦時のグシオンオリジンのデータも反映されたとされており、その面影を探ることも出来るだろう。
装備を売り飛ばされたことでほぼフレーム状態になってしまったアスタロトや、発見当時からフレーム同然だったというウヴァル等、装備が現存しない状態で発見されるガンダム・フレームも確認できるため、ブルワーズの手元に渡ってきた時点で装備はほとんど残っていなかった可能性も高い。

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最終更新:2024年10月28日 10:19