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室内暖房用自作ペール缶ロケットストーブ

注.煙突は実験的にアルミダクトを使っていますが、煙道火災が発生すると危険です。実用のためにはステンレスの煙突にする必要があります。再現される方はご注意ください。

 2014年12月3日。
このところ電気も灯油も高いし、暖房費節約という動機でロケットストーブを室内に設置し、端材を燃やして暖房に使えるかどうか、実験しています。
エンジンオイルなんか入れる業務用の20リットル缶をペール缶と言いますが、これをカバーに使ってロケットストーブ作りました。ロケットストーブは薪を燃やすストーブですが強い煙突効果で上昇気流を生み出して、効率良く燃やせるストーブです。煙突の先から、勢い良くロケットの噴射口みたいに熱気や炎が出たり、吸気口からボーーッという炎が煽られる音がするのでロケットストーブと言います。
蓋付きの長い筒を燃料タンクにしたり、空気の吸入口の大きさを変えられるようにしたり工夫したところ、安定した燃焼が持続し、張り付いて火の番をしなくても結構放っとけるようになりました。
当初、排気の穴の位置をもっと下にしていましたがダウンドラフト効果が得られず、全然燃えませんでした。室内用は無理だと、ほとんどあきらめていましたが、下のペール缶の下部15cmぐらいを断熱材で満たし、排気口をかなり上の現在の穴の位置にしたところ、ダウンドラフト効果に劇的な改善が見られるようになり、実用化できたので製作工程、注意点などをメモとして残します。
煙突は実験的にアルミダクトを使っていますが、煙道火災が発生すると危険です。消防上の問題があります。実用のためにはステンレスの煙突にする必要があります。再現される方はご注意ください。

1.断面図
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上の図は製作したロケットストーブの断面図です。
薪をくべる長い筒(燃料タンク)の中の薪の一番下に火を点けます。
右の吸気口から空気が吸い込まれ、内部のヒートライザーに向かって炎が流れます。
薪の火は上に回らず、薪の最下部の先端だけが燃えます。
薪ストーブのように薪全体が燃えるのではなく、線香やろうそくのように端の部分から燃えていくので薪の消費が少ないようです。
薪の下部が燃え尽きると自重で落ち、、オートマティックに燃料が補給されるしくみです。
ヒートライザーはパーライト、又はパーミキュライトで断熱された煙突です。これにより、煙突効果が増大し、一説では30mの煙突に匹敵すると言われています。
ヒートライザーから出た熱気はペール缶のカバーで冷やされ、煙突の周りを下に下がって行って、下の方から排気されます。カバーで熱気が冷やされて下がるので、ダウンドラフト効果と言って下降気流を生じる効果があります。
つまり、このストーブはヒートライザーで上昇気流、カバーで下降気流と2つの部分で強力な空気の流れを作って、勢い良く空気を吸い込んで、効率よく木を燃焼させるため、不完全燃焼の木ガス、つまり煙がほとんど出ません。

2.材料
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  • ペール缶2個
 行きつけのGSで分けてもらえないか聞いたが、プラスチック製しかなかった。
 結局オークションで落札。送料がある程度かかるので、3缶セット2000円以上かかった。
  • エビ曲 外径106mm 2個
  • T曲 外径106mm 1個
  • 直筒 外径106mm/全長910mm 1本
  • 半直筒 外径106mm/全長455mm 1本
  • 二つ割 外径105mm/厚み1.2mm 2組
  • コーワ 空缶無地 1/2L(蓋に流用のため)
  • サンデーペイント 耐熱スプレー ブラウン 300ml
全部で6千円ぐらいかかったかな。
オークションで中古の石油ファンヒーターが買えるな。
こうなったら、是が非でも成功させて、元を取らなければ。

3.燃料タンク
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煙突の径に合わせて購入した空き缶を蓋の代わりにするため、はさみで上部を切り取ります。

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煙突と同じ直径だった。煙突の方の先をギザギザにして缶の中に入るようにする。

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ピッタリはまった。しかし、後に判明するが、この蓋は敢えてピッタリでない方が良い。多少煙が上がってくることがあり、煙突と蓋の間に木酢液(木タール?)が付着し、しばらく放置したらはずれなくなった。はずすのに、ものすごく苦労した。蓋は多少隙間があるぐらいのほうが良い。また、やかんや鍋の蓋のように中にはまり込む方がよい。このように外を覆うタイプだと、木タールがにじみ出てくる。

3.吸気口
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T曲がりについていた蓋をはずし、半円形の穴を空ける。

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ジグソーに鉄工用の刃を付けてくりぬいた。大きい音がした。

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手持ちのステンレスの薄板を半円形に切ってボルトでとめる。裏はスプリングワッシャーとダブルナットで回転させても緩まないようにする。

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T曲がりに取り付け。石油ファンヒーターの修理でも思い知ったが、吸気は絞った方が空気の流速が速くなるので、良いのではないかと思う。これを「火吹き棒効果」と、自分では呼んでいる。実験が楽しみだ。

4.ペール缶に燃焼室取り付穴を開ける
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底ギリギリに付けようとして、この位置に穴を空けたが結果的にはこの穴は塞いだ。
あと3~4cmほど上の位置にした方が、缶の底に断熱材が十分入るのでヒートライザーの煙突効果も上がるし、缶の底も熱くならない。

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内側からエビ曲がりを出す。

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二つ割で固定。

5.上部カバーの作製
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金切りバサミでふちの太い所ギリギリを切り取るのだが、こう向きはダメだな。

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この向きの方がよろしい。

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切り取った後、ふちをギザギザにして径を少し縮める。

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それがそのまま下のペール缶にピタッとはまる。押し付けた状態でタッピングビス3本で固定すれば、機密性も確保できる。実際排気は全く漏れていない。

6.内部煙突の断熱ケースとヒートライザーの作製
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断熱ケースは手持のケイカル板で作ることにした。φ150mmの煙突や、一斗缶のブリキ板、トタンの波板などを使うことが考えられる。φ150mmの煙突を使えば最も速いが、最も高くつく。動機が節約なので、手持ちの材料を使った。

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ケイカル板はカッターで簡単に切れるので加工はしやすいが、アルミのアングルとタッピングビスで形を作ったので結構手間だった。
こいつを煙突にかぶせればよい。

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こうやってかぶせて、下部で2箇所ペール缶にタッピングビスで固定してある。

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土壌改良剤のパーライトを15リットル断熱ケースに詰め込んで、燃焼室、燃料タンク、ヒートライザーができた。カバーと排気系を作る前に燃焼実験をしよう。

7.半完成状態で燃焼実験
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吸入口は30度ぐらいまで絞ってもうまく燃焼しているようだ。

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ヒートライザーの内部は灼熱。煤や煙は出ていない。吸入口の開け具合により、火力の調整ができる。「火吹き棒効果」についてはもう一つ顕著な現れ方が確認できず。

モタモタと薀蓄を述べる動画があります。

ブッツケでやった割りには予想以上に良い結果だった。

8.改良その1=まきがつまるのを防ぐ
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実は、T曲がりの内部を上から見ると、穴の周りを直交する筒が囲むように取り付けられている。それで、穴のふちに薪が引っかかるのだ。細かいことだが、オートマチックに薪を補給するためには重大な欠陥ということになる。

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直交する筒を中に入れ込むために、穴を大きくする。

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こんな感じで、中に入れ込んだ。スポット溶接の所はネジに変えた。ネジの頭を内部にした。

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上から見たところ。出っ張りはネジの頭だけ。これなら引っかからない。

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燃料タンクに薪をつめると重くなるが回転して傾くといけないので回転止めを付けた。

9.改良その2=排気口の位置
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燃焼実験後。
燃焼室接続口はこの写真の下の方であったが、下過ぎると思って、3cmほど高い位置にこの写真で言えば裏側部分に新たに開けた。下面の断熱も必要と考えたからだ。そして、もともとあった、この写真の焦げ跡の付いた下の方の穴である燃焼室接続口を排気口とした。排気口はできるだけ下の方が、カバーからの放熱面積が稼げると思ったからだ。
しかーーし、それは失敗だった。
カバーをかけた途端に引きが悪くなる。
引きが悪くなるから燃えない。
「何だよ!ダウンドラフトなんて嘘か!」
と、イライラして、室内用は無理なのかとほとんどあきらめていた。しかし、
「待てよ、下の方が熱いんじゃないの?」
カバーの最も下の方は最も温度が低くないといけないのだが、実は燃焼室からの熱気が伝わって、熱くなっていた。
燃焼室接続口の高さのところが熱くなっている!
それで、新たな排気口を写真のように燃焼室接続口の高さよりも高い位置に開けた。
下の穴は表面にアルミ板をタッピングビスでとめて完全に塞いだ。
排気口の少し下あたりまで、パーミキュライトという、パーライトよりも粗めで柔らかめの土壌改良剤を充填し、燃焼室からの熱気が伝わらないようにした。(断熱材はどちらでもいいだろう。)
結果。
劇的な変化があった!
これには感動した。
カバーをつけても全く引きが弱くなることはなく、かえって強くなるような感じさえした。
ダウンドラフトがうまく働いたようだ。
これで室内設置の目途がついた。

10.改良その3=燃料タンクを細くする
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燃やす薪の種類にもよるんでしょうけど、多分広葉樹なんかだったらいいのかも知れませんが、手元にあるのは木工の端材でして、2×4の松やら薄い杉やラワンの板を割ったものを燃やしていると、燃え過ぎて、室内用としては火力が強すぎて、燃焼室とか真っ赤に赤熱して、早々にメルトダウンしそうだったんです。
もちろん空気の吸入口を絞れば火力は弱まりますが、不完全燃焼で煙が出ます。
せっかく完全燃焼が特徴のロケットストーブなのにそういうことはやりたくないです。
完全燃焼で火力を下げるには火床のそのものの規模を小さくするしかないと思います。
それで、ブリキの板でこのような8cm角の筒を作りました。
ところが、ハゼ折りの技術が全くなく、裏側で針金で止めるという不細工な方法で何とか筒にしている有様。まだまだ改良の余地アリか。

室内設置した状態で長い薀蓄をたれながら実働させている動画があります。
お暇でしたらご覧いただければうれしいです。

11.問題点
①燃焼室付近の耐久性
②煙突(アルミダクト)の耐久性
③燃料コスト

動機が節約。燃料は無料以外考えられない。

これらについて、追々レポートします。

12.改良その1 ⇒ 燃料タンクの改良(12月8日追記)
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ブリキ板の筒はうまく燃えればよいが時々詰まる。やはり細すぎるみたい。やはり煙突を使った方が良いと思うが、市販のT曲がりだと、燃焼の規模が大きくなりすぎる。それで、T曲がり部を自作することにした。煙突買って来て燃焼室となる部分をカットし、ペール缶に穴を開けたのと同じ要領で穴を開ける。

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市販のものと違う点は、燃料タンクとなる筒を燃焼室となる筒に3cmほど埋め込んで、燃焼室を狭くしてやろうという考え。

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だいぶヘチャげたような形になってしまったが、ともかく出来た。

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どうしても出来てしまう隙間には耐火パテを内側から塗る。

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写真では吸気口を60度ぐらいまで絞っているが、かなり火力が強い。排気は煙なし。臭いも少ない。30度まで絞っても十分な熱量が得られる。さらに排気も問題なくきれいだ。これで、燃料補給以外ほぼ何もしなくてよい。しかも燃料タンクが大きいので長い間放っておけるようになった。
回りの柵は犬よけ用。1.5リットルのペットボトルには水が入っており、万一の火災対策用。カバーがメルトダウンするとか、火が制御不能になったら迷わずぶっかけるつもり。


13.改良その2 ⇒ 燃料タンクの蓋の改良(12月9日追記)
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こてまで、ステンレスのボウルなど、その辺のものをのっけていたが、専用に作った。
蓋は平面が一番良いということに気づき、それなら簡単に作れると思った。
その辺にあった、厚さ1mmほどの鉄板を少し大きい目にグラインダーで丸く切り、真ん中に持ち手としてフックを付けた。1mmの鉄板はペラペラという感じではなく、手では曲がらない感じ。重量感も少しある。簡単に作れて隙間もない。意識的に隙間を作る場合はずらせばよい。蓋はこういう形が最も良いと思う。欲を言えば鉄板がもう少し厚くて重量感がもっとあればなお良い。


14.改良その3 ⇒ 木酢液対策(12月10日追記)
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鉄板の蓋はよかったが、少しずらしてわずかに開けないと燃料タンク内に煙がこもって、木タールが付着堆積する。
機密性がよくなり、吸気口を絞って弱火で燃焼させることができた。
弱燃焼を長くやったため、煙突温度がかなり低くなったのか、屋外で水蒸気の凝結が起こったもよう。煙突は単純に外部に向かって斜めに緩い上り勾配にしているため、木酢液がフレキ管のスパイラルの継ぎ目からにじみ出てきた。これは室内部分。腐食したわけではないと思うが、防水が利くほどの機密性ではないため、継ぎ目からポトリ、ポトリと木酢液が落ちてきた。これは問題だ。

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とりあえず、外の部分で木酢液ができると思うので、室内に入る直前に煙突を溜まるような形に曲げ、一番下の所に小さい穴を開けてその下にコップをつるし、様子を見てみよう。


15.改良その4 ⇒ 燃料対策(12月19日追記)
このところの寒さで、家にあった木っ端はあっけなく底を突いた。
節約が動機で作ったロケットストーブ。
燃費は灯油以下でなければ意味がない。
下のページによれば、灯油1リットルに匹敵する熱を薪で出すには薪2kg必要。
http://www.wood-stove-life.org/eco/ec01.html
したがって、薪が1kg50円以上だったら灯油より高くつく。そんな薪を使うことはありえない。
できれば無料で心おきなく仕入れたい。
建築現場や解体作業場に行って端材や廃材を分けてもらうという手はあるが、めんどくさがられそうで気が引ける。
それで思いついたのはダムなどで無料提供している流木。
下のページによれば、2週間ほど乾燥させれば使えると!?
http://rocket-stove.info/maki-tukurikata-okiba/
実は車で1時間以内の所に琵琶湖がある。琵琶湖の浜には無尽蔵に流木がある。(年間数千トン?)
流木はタダだし、拾っても法律的にもOKだし、怒られるどころか琵琶湖の清掃にも貢献できて、近隣の人や琵琶湖を訪れる人によろこんでもらえると考えて拾いに行きました。
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カミさんと琵琶湖の浜辺に流木を拾いに行った。こんなことに付き合う女性は彼女以外に居ないだろうな。
「毎週のように琵琶湖でキャンプしたよな」
と子供を連れてよくキャンプした昔を思い出した。
琵琶湖大橋より北の冬の浜辺には、いたるところに流木が転がっている。湖東の方が多そうだけどね。ともかく、全部無料。これをもらって帰ろう。

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チェーンソーは電動式だけど、何故か家にあった。これは便利。斧は片手用と両手用をモノタロウでいちばん安いのを探して買った。刃をヤスリで研がなければならなかったが、十分使えた。
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アマゾンで売っている電気チェーンソー
そして、とりあえず乾燥してそうなものを選んで燃やしてみた。6時間程度、かなり長時間燃やした。最初は快調だった。排気の煙もなく、臭いすらほとんどなく火力も十分だった。
「ヤッター!無料で暖房できる!」
と喜んだ。
しかし、5時間ほど経った頃から灰がたまってきたのか、薪が湿っているのか、燃えにくくなってきて、排気も煙が出るし、挙句の果てには室内にも煙が逆流。6時間ぐらいでたまらず運転中止。あくる朝、灰を捨てたが500ccほどあった。かなり多い。これが邪魔をして不完全燃焼したのか?

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木酢液が100ccほど溜まった。薪の湿り気が多かったからだろうか?
木酢液は何かに使えると思ったのでビンに採取した。

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乾燥した薪を燃やすのが無難と思ったので、薪を乾燥させる棚を間に合わせで作った。

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少なくとも1週間程度は乾燥させてから燃やそうと思うので今度の日曜まではロケットストーブは使わないつもり。
でも、YOUTUBEで
「はっきりいって一週間では乾かないかと思います。」
ってコメントされたんだよね。1年ぐらい乾かさないとだめだって。近所迷惑にもなるって。
確かに乾かないとは思う。
しかしロケットストーブの場合、そういう薪でもうまく燃えてくれるのではないかとひそかに期待している。
またレポートします。

16.改良その5 ⇒ 煙突を屋根の上まで上げる(12月23日追記)

注.煙突は実験用に簡易なアルミダクトを使っていますが、煙道火災が発生すると危険です。実用のためにはステンレスの煙突にする必要があります。アルミダクトはあくまで実験的な試用にとどめ、実用に向けて現在ステンレス煙突の工事中です。再現される方はご注意ください。

流木を1週間程度乾かしたので一昨日、ロケットストーブを運転してみた。結果として、大失敗。

「逆流」

実はその日は冬型の気圧配置で西の風がおそろしく強かった。ヒューヒューうなるほどだった。そして、点火後、あろうことか幾度となく排気が逆流し、燃料タンクや吸気口からモクモク煙が出た。不完全燃焼で室内も室外も煙だらけの煙幕状態。洗濯物は全て煙の臭いが染み付いた。ご近所から苦情が来ないかヒヤヒヤした。原因は煙突の排気口が

「風圧帯」

の中にもろにあったこと。
煙突は部屋のサッシから1mほど突き出しただけ。しかも東側1.5mほどのところにお隣の家の壁がある。2方を壁で囲まれたところに強風が吹けば、風が壁に当たり、当然そこの気圧が高まる。その場所を風圧帯という。その結果、風圧帯の外気が排気口から室内に向けて逆流する。

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こうなれば、煙突を屋根の上まで伸ばすしかない。アルミダクトで!?
コーナンPROに行ったらダクトが山ほどあった。3mで700円ほど。屋根まで6mほどだが余裕を見て3本買った。

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出口はT型よりも風の影響を受けにくいH型というか、阪神タイガース型。アルミテープをベタベタ貼って作った。耐久性は全く無さそう。

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屋根の上まで引っ張ってきた。これなら、たとえ煙が出ても近所迷惑にならないだろう。写真ではわかりづらいがクモの巣のようにステーが張ってある。今日は風もほとんどなく穏やかなのだが煙突はブルブル震えていた。風速10m/s以上で分解しそう?!
数年前、この屋根を白に塗り替えた。部分的に剥げてるなあ。それに雨のシミか、汚れてるなあ。また塗りますか。

さて!結果、
今日はうまくいった。
今日は風が無かった。そのおかげか?
火を点ける前からストーブの吸気口から空気が吸い込まれている。
火を点けたらこれまでにない勢いでどんどん吸い込む。
流木を燃やしたのだがよく燃える。湿っているかもしれないがともかくよく燃える。
ブロアを回しているかのような「ブォーー」という音とともに炎が横に走り、調子よく燃える。今日は休みだったので、昼の2時ごろから現在夜11時ごろまでずっと燃やしている。何と9時間。ただし、4時間ぐらいして、一旦消火し、灰を掃除した。その間1時間ほど消している。今は再点火して4時間ぐらい経つ。灰がかなりたまっていると思うが問題なく燃えている。これまで一度も煙が逆流することなく、室内は全くクリーン。石油ファンヒーターよりも臭わないし、実際排気を屋外に出しているので二酸化炭素は増えてないし酸素も減ってないはず。
点火中に煙突の出口を見に行ったが煙は出ていない。臭いは、煙突に鼻を突っ込めば、確かに臭う。それほど強くない。
水蒸気(または湯気)が時折出ている。そして、木酢液が煙突出口から滴り落ちている。下の木酢液受けのコップには木酢液はたまっていない。
そんなわけで、結果は上々だ。流木でも1週間ほど乾かせば木酢液はよく出るが使えるようだ。おそらく2週間乾かせば何の問題も無さそう。もっとも、今日は風が無かった。風の強い日に今日のような燃焼ができるかどうか、またレポートします。

17.考察その1 ⇒ 煙道火災となった場合の危険性(12月25日追記)
湿った薪や針葉樹を燃やしたり、空気を絞って不完全燃焼をさせると、煙突内に煤やタールが堆積していく。ある程度堆積すると非常に火の点きやすい状態となり、煙突内でそれらが燃える。これが煙道火災。ステンレスの煙突で周りに可燃物がなければ家屋の火災など大惨事に至ることはないが、現状は実験的にアルミのダクトでやっている。この中で煙道火災が起これば、すぐにメルトダウンし、非常に危険な状態になると考えられる。
ロケットストーブの特徴として、

①完全燃焼に近いので排気に煤やタールがあまり含まれない。
②排気はカバー内のダウンドラフトでタールや煤の発火点以下に十分冷やされる。

ということはあるものの、煙道火災には万全の対策をこうじるべきと考える。 火事が起こってからでは遅い。対策方針として、

①ダクトを分解し、内部のタールや煤の堆積状況の確認。
②アルミダクトをやめ、ステンレスの煙突に交換。

実用化のためには上記が必須と考えられる。
ステンレスの煙突というのは例えば下のようなやつ。
アマゾンで売っているちゃんとしたステンレス煙突

18.改良その6 ⇒ 燃焼室をレンガにする(2015年1月1日追記)
煙道火災が心配なので、ストーブ排気口の煙突をはずし、内部を点検しました。タールに灰が付着したようなものが薄く(1mm程度?)堆積していました。使用時間は累計50時間ほどだと思います。

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即火災になるようには見受けられませんでしたが灰が出ているのが気になり、上部カバーをはずして内部を見たところ、相当量の灰がたまっており、あふれた灰が排気口から出ている状態だったようです。道理で燃えた後の灰が少なかったわけです。さらに重大な問題。ヒートライザーを上からのぞくと、妙な出ッパリがあり、それを取り除くと穴が空きました。ヒートライザー内部のステンレス煙突がメルトダウンしたもようです。

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ヒートライザーのケイカル板が熱で数箇所割れていました。はっきり言って、相当ボロボロです。

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ヒートライザー最下部のえび管はこんな状態だった。無残。完全に終わっている。ステンレス0.3mmでは二次燃焼の高温に耐えられなかった模様。外部の一次燃焼室のT管は特にダメージはないが、内部はパーライトで断熱しているので相当高温になっていたようだ。この部分はレンガに換えよう。

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耐火レンガは高いし、分厚いので赤レンガにした。しかも薄くないとペール缶に納まらないので、半分の厚みのもの=ハンペン?をこのように組み合わせ、耐火セメントは高いので、普通のインスタントセメント(砂が最初から混ぜてあるやつ。10kgで400円ほどだった。)を粘土工作のようにべたべたつけて、えび管の部分をカマドのようにした。

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ペール缶に収めるのに相当苦労したが、何とか納まって、快調に燃えている。壊れたケイカル板のヒートライザーは新たにガルバリウム鋼板で円筒を作って内部にセットした。波板やトタンでもいいと思う。今日のところはレンガやセメントの崩壊はない。エビ管よりは長持ちしそう。また、耐火レンガや耐火セメントでないとダメだってツッコまれそうだけど、ともかくこの正月寒波はロケットストーブでしのげそうだ。

★このページに関して、よろしければ一言お願いします。
  • 1月27日(火)
    注文していた秋月のサーモスタットが来ました。CANDO(100均)で防犯ブザーを買いました。
    これで煙突火災警報器を作る予定です。
    ステンレスの煙突が31日(土)に届く予定。今度の日曜は実用に耐える煙突を作ります。
    頭の中で耐震消火装置を作りました。近いうちに形にしたいです。
    このページとは別に、「ロケットストーブの製作(実用・改良編)」をUPしたいと思います。
    このページに独自のコメント欄を設けました。何か一言いただけるとうれしいです。
    -- (irukakiss) 2015-01-27 21:37:34
  • 1月31日(土)
    ステンレス煙突が届きました。
    明日、煙突工事をしようと思います。 -- (irukakiss) 2015-01-31 19:03:39
  • 素晴らしい記事を読ませていただき感謝しています。エビ缶で作る方法は多く見掛けます。私は自分で試していませんが熱でやられそうで耐久性に疑問を持っていました。実際に燃焼後熱でやられた画像を見てやっぱりかと思いました。そこでレンガで改良版の記事がまた素晴らしい。
    なる程なる程とガッテンした次第です。ツッコミ無しとの事ですがやっぱり普通のセメントはマズイ気がします。 -- (富有柿) 2015-02-01 15:27:50
  • 素晴らしい記事というか、失敗も含めてありのままを書こうとしています。ヒートライザーの最下部は最も高温になるようで、エビ管では長持ちしないことがわかりました。YouTubeのコメントで当初から中島肥料さんが予言されており、その通りになったということでした。赤レンガで多分100時間程度運転したと思いますが、まだ壊れていません。確かに普通のセメントに不安はありますね。壊れてきたらまた正直に書こうと思います。セメントのU字溝でヒートライザーを作っている人も居ますが割れたりすることもあるようです。トップページでコメントされているRocketMhjsさん
    http://livee3.blogspot.jp/
    によれば、U字溝などのコンクリート製品よりは赤レンガの方がマシらしいです。
    ただいま実用化に向けて煙突工事中です。
    落ち着いたら新しくページをUPしようと思います。今後ともよろしくお願いします。
    -- (irukakiss) 2015-02-02 00:10:11
  • こんにちは、私もハンペン赤レンガと普通のモルタルで炉をつくり、ヒートライザーの下部は七輪を利用しました。
    もう何年も使っていますが壊れていません。 -- (ズボン) 2015-06-28 11:26:19
  • ズボンさん、ご投稿ありがとうございました。
    七輪の利用は実に良いアイデアですね。軽いし、耐熱性もあるし。
    まだ夏ですが来シーズンに向けて、いろいろ参考にさせてもらいます。
    大幅に改良して作り直そうと思います。 -- (irukakiss) 2015-07-11 19:33:50
  • ヒートライザー下部を七輪に。いいですね。七輪に金属トタンをつつにしてはめ込むのですね。煉瓦ははんぺんということですが、耐熱煉瓦ははんぺんがないようですね。あるのかもしれないけれど。今は夏。オイル缶二つはちかくのおじさんがくれることになっています。あとは、真似して作るだけ。なんとしても11月までには造りますよ。また、いろいろ教えてください。まだ夏ですが来シーズンに向けて、いろいろ参考にさせてもらいます。
    大幅に改良して作り -- (masarose53) 2015-07-19 20:43:09
  • masarose53さん、ご投稿ありがとうございました。
    今は暑い盛りですが、今頃から準備すれば冬は安心です。
    僕の近所のホームセンターには耐熱煉瓦のはんぺんがありました。
    ヒートライザーの材質ですが、
    とりあえずなら、赤レンガでも全然問題ない感じです。
    ただし、金属の筒は相当分厚いものでないと熱でボロボロになります。
    僕はヒートライザーの下の方は赤レンガのはんぺんで作ろうと思います。
    大幅な改良とは2次燃焼用の空気吸入口をどこかに開けることです。
    うまく行けば、廃油なども燃やせるかも知れません。 -- (irukakiss) 2015-08-04 19:03:33
  • こんばんわ、大変参考になります。当方はロケット・コンロのレベルで楽しんでおりますが、ダウンドラフト構造への進化を夢みております。
    http://blogs.yahoo.co.jp/jsgdy978/13177950.html
    さて、ロケット・ストーブは理想的には全ての流路が同じ断面積にすべし、というセオリーがあります。すなわち煙突から先は別としましても、ヒートライザー断面積とダウンドラフト部断面積が同じであるべき、というわけです。
    ヒードライザー断面積に対して、広すぎず狭すぎないことが、もっとも強力に流れ・負圧を実現するんだ、ということです。
    私も本格的(といってもペール缶ですが)にダウンドラフト構造にしたい、と妄想するとき、ヒートライザー断熱部の太さが、ポイントだと思うんです。
    この点、いかがでしょうか?(既に、熟知の上で、四角のケイカル構造を作られているのなら、お許し下さい。ご意見、聞かせて下さい。
    -- (たまきちゃん) 2015-12-20 23:09:52
  • たまきちゃんさん、ご投稿ありがとうございました。
    興味深いセオリーを教えていただき、ありがとうございます。
    焼き芋おいしそうです。1次燃焼の窯を引き出し式にされたアイデアは素晴らしいですね。
    セオリーは知りませんでした。断面積を一定にするということは、空気の流速を一定にするということなのでしょうね。確かにそれは良さそうです。少なくとも、ダウンドラフト部の面積が小さくならないようにすべきと思います。僕は適当に作ったので理想ではないかもしれませんが、見たところ大体同じような感じです。なお、ケイカル板で作った断熱筒はすぐに熱で崩壊したのでガルバリウム鋼板で作り直しました。
    僕は、最初ダウンドラフトに失敗しました。カバーをかけると引きが非常に弱くなったのです。原因は下部の断熱です。当たり前のことですが、ダウンドラフトは下に行くほど温度が低くなければ起こりません。ところが1次燃焼の窯は下部にあります。なのでパーライトで完全に窯が隠れるように窯の周りを完全に断熱しないとだめです。排気の煙突をあまりに下にし過ぎると窯に近くなり、断熱が困難です。煙突をある程度上にして、問題が解決しました。ただし、カバーの熱を発する面積が小さくなるので熱を室内に伝える効率は悪くなる気がします。そういうこともあり、ペール缶で作るのは手軽で良いアイデアなのですが、限界を感じていました。
    それで、今年は新型を作りました。
    1次燃焼の窯をカバーの外に出し、ヒートライザーの下部に2次燃焼のための吸気口をつけました。まだ運用して数日ですが、一応うまく行っているようです。
    下記の動画をご覧いただければ幸甚です。
    https://youtu.be/kE8w8GsOpd0
    https://youtu.be/zYgX_EPC3d8
    -- (irukakiss) 2016-01-03 01:36:26
  • このページの内容は、DIY.ファンをもひきつける十分な情報だと思います。
    体験に裏打ちされているだけに、正直な見解は説得力があって
    素晴らしいですね。

    私は超 貧乏な田舎暮らしをしている身なので、
    節約を旨とする、というポリシーに感激します。

    私はこのロケットストーブ造りを、Youtube動画だけの情報で昨年
    10月頃から、試行錯誤してきた者です。

    このようなブログでの情報を昨年のうちに得る事が
    出来ていたら、と思うと残念です。
    でも、不満の多かったマイロケストをより改良来そうな気が
    しています。

    今後のリポートを楽しみにしています。 -- (大城茂櫻) 2016-03-14 10:27:43
  • 大城茂櫻さん、ご投稿ありがとうございます。
    大城さんのお住まいは新潟ですか。雪深いところでしょうか。YouTube拝見しました。
    https://youtu.be/JMbegVPU8Lo
    渋いお声で解説されていて、思わず引き込まれます。
    ロケットストーブは僕もまだまだ完成形には程遠いです。
    いろいろな不都合や不満があって、それを少しずつでも改善していく過程を楽しんでいます。皆さんのいろいろなやり方を拝見し、自分なりに消化して試しています。大城さんのロケットストーブで感心するのは、ダウンドラフトがうまくいっていることです。排気口を相当下まで下げているのにちゃんと排気されているのは、ヒートライザー下部の断熱をきちんとされているからだと思います。参考になります。
    僕も動機は節約です。
    エコロジーと言うよりはエコノミーですね。
    京都はそろそろ温かくなってきそうです。来シーズンに向けてまた次のモデルの構想を練っていこうと思います。 -- (irukakiss) 2016-03-16 01:14:45
  • こんばんわ、大変参考になります。
    中学生ですが、よく庭で耐火レンガを使ってたき火をしています。
    僕の家にもガソリンスタンドから貰ったドラム缶があります。が、暖房器具を作ったことはありません。
    今は水槽用の濾過器を作っています。 -- (Camo) 2018-04-06 23:36:06
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最終更新:2016年09月20日 19:31