大ゲート祭より伝えます:十周年

世界を結ぶ大ゲート移動の方向が解放される祭りの期間。地球から異世界へ、異世界から地球へと。

それに合わせて世界各国で開催される祭の様子などをフリーダムに伝えます

※過剰なdisや行き過ぎた擁護は控えましょう。ルールとマナーを守ってE&E!

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【イストモス】

【】
【ラタ西側郊外・田園地帯】
狗人農夫「お客さん?祭りだってのにこんな畑に何の用かな」
地球では実現不可能であるものの、だからと言って研究しない理由にはならない
肥料と精霊を合わせて活用する農法は異世界にて新たなる未開の地を開拓せんとする者達にとって早急に確立させたいものであった
何処の国かは分からぬ人間や多種族が数名の団を形成し畑を視察し農夫達に話を聞いている
「精霊の使役についてはやはり個々の差が…」「土地ごとの精霊分布への対策は…」「新天地以東開拓の公開は…」

【ラタ城塞都市】
大ゲート祭のゲートフリーを利用して双世界より多くの歌を生業とする者達が集まっている
誰が何時と決めたわけでもないが、どこかで誰かが歌い始めるとどこかで誰かが歌い出す
競う様に、時には重なり合う様に祭りの終わるまで続くのであった

【東イストモス 海馬の港】
「おいおい、あの仰々しい一行ってまさか…」
「ああ、間違いねぇや。東と西の長がラムールの式典に向かってるってのは聞いたが、まさか一緒とは」
狗人の荷運び達の視線の先には東西イストモス色の映える装具を身に纏った列が二つ。
「しっかし我らが東の長の気勢は相変わらずの圧圧だけんども、西の女王様の余裕と言ったらどうだあれは」
「ありゃあまともにぶつかってこられるよりも手強いぞ。東の長が長いこと足踏みするのも納得だ」


【オルニト】

【】
【どこぞの森の村落】
整地に建築にと勤しむ面々には年に一か月の大ゲート祭も関係ないという様子
「高倉式にした屋内に大きな陶器の水槽。もう少し水精霊が増えれば飲料水としても安定して使えるな」
『こんど雨がふったら雨雲にとんでみるよー。はなしがわかる水精霊がいたらおねがいしてみる』
四枚翼でホバリングする黄色の鳥が首に提げる小瓶から身を乗り出し空を指差す水精霊
大ゲート通行フリーを利用して二つの世界へ多くの手紙を届ける郵便業は毎年拡大している
今は遠い地球の故郷からの手紙を鳥人の配達員から受け取った男は木々の向こう側に広がる晴天を見上げる
「いくら急かされても自然と一緒に歩くような早さでしか生活できないよなぁオルニトは」

【ゲートへ続く山道の屋台】
「くぅー、今年は場所くじ外れで辺鄙なとこで串焼くハメになってつれぇわ」
「なきごとよくないよー」
「よくないよくない」
と言っても長階段を登り切ったところで串が焼かれてても誰も食べたいと思わないというか喉詰まらせるだろと
「そんな貴方に朗報です。助っ人の登場ですよっと」
急に屋台隣に現れて簡素な幕を広げるノームの少女
「食べ物だけでは厳しいですけども、もしその隣で飲み物が売っていたらどうなります?」
掲げられた“クール茶”の看板に、そうかなるほどとテンションを上げる串屋台
「ということでお互い協力して外れくじを当たりにしましょう!つきましてはこちら私一人なので時々助けてもらっても良いですか?私、ラニといいます」
「「アエルだよー。もちろんオッケーだよー」」
「こいつは良い風吹いてきたぜ、合点招致だ!」

【大ゲート所在 落ちた神殿周辺の森林】
「この区画とかどうでしょうか?開拓も一段落して住居もある程度建設できております」
九官鳥人と猫人の営業員が異種族と人間の一団を率いて土地販売に精を出している
大ゲート祭の間は世界各国よりゲートでオルニトへ直行できるので、年にひと月のセールス時と気合も入る
「オルニト空地の販売はこれからが本番ニャー。売って人が集まって来てからが本番ニャー」
「今年半期の売り上げで初年度からの開発費もやっとこ回収できましたしね。これからが本番本番」


【マセ・バズーク】

【】
【】

【中央領】
議長蟲人「此度、ゲート祭に合わせて地球各所から皆様にお越し頂いたのは長らく続けて来た研究の結論がまとまったので発表の席を設けたいと思ったからであります」
ドーム状の会議室、並ぶ六角形の席。コロナウイルスも大ゲートの選別効果により無縁な異世界側では多少の密も関係はない
議長蟲人「地球と異世界での両研究結果を照らし合わせたところ…」
一同揃った農業、生物学研究社達が息を呑む
議長蟲人「地球のサトウキビは…地球に降り注ぐ太陽光でのみ満足に成長するようです!」
研究者「やはりそうでありましたか」「光の研究など手探りも良いところでしたが、成果が出て良かったですね」「紫外線と太陽神の光は似て非なるものですか」
議長蟲人「今回の結果を踏まえ、皆様には新たな研究課題として異世界種サトウキビの ───


【エリスタリア】

【】
【】



【ミズハミシマ】

【】

【オトノマエ渡界フェリー乗り場】
ゲート開通から暫くは港の整備の途中であったため港より離れた海上乗り場で乗船下船が行われていたのも一昔、
今は特設された深底港に渡界タコフェリーが接舷している。
「大ゲート祭期間中の無制限ゲート通過の規制、実現したのが今でも信じられませんよ」
「ん~、ミズハミシマはまだ国政へ声を届ける手段が多いのと、乙姫様が交流に前向きですからね。しっかり納得してもらえる材料を以って粘り強く交渉した結果だよ」
「地球と異世界、どこからどこへでもゲート移動出来るのは便利と言えば便利ですが余りにも便利過ぎて旅行会社も途中から色々苦しくなってましたよね」
「うんまぁそれもあったけど、こと経済への影響においては旅行業界以外にも波及していましたしね。毎年この時期は交流反対の世論が盛り上がるのも仕方がなかった」
「結果、どちらの世界にも良い方向に進んだんじゃないですかね支店長!私も来月からは北島支社の支店長ですよ!」
「旅行先にも支店があった方が何かと有用だからねぇ。頑張って下さいよ。何かあったら風の噂でも飛ばして下さい」
割腹の良い支店長に一礼をした若き支店長は、祭りの終わるのを待たずにミズハミシマ北海の島へと赴任する。
お喋りなサボテンが突き出したリュックを背負うオークの案内人と共に巡行船へと乗り込んでいった。


【ラ・ムール】

【】
【王都:商店通り】
土産屋「おう、飲み屋の。今年も王決!のノボリ立ててんのかい?スキだねぇ」
立ち飲み屋「ああ、今回の式はなんだか無事に済みそうな気がしてな。…っというのは前の時も言ってたか」
土産屋「うちのノボリはどこにしまったかも分からなくなっちまったよ。新しく作るのもなんだかなぁって」
立ち飲み屋「気持ちは分かるよ。…でもな、あの坊主に一度でも出会っちまうと何と言うか信じてみようかなってなってしまうんだよ」
土産屋「おっ、じゃあ今年の成否でも賭けっかい?」
立ち飲み屋「うーん、それは遠慮しておく」

【王都】
ツアーガイド「こちら王都随一の屋台通りえございます。今代カーの戴冠式を目前に控えて賑わいも最高潮に~」
旅行客「言うほど盛況かな?これだとまだ大延国の大食祭の方が盛り上がってた気がするよ」
旅行客「なんだか楽しいと言うよりかは緊張感?みたいなの張り詰めてない?」
ツアーガイド(ちょっとそこの屋台主さん屋台主さん。王様誕生の式典前だと言うのにそこまで賑わってないんじゃないですか?どういうことなんです?)
屋台主「そりゃあ戴冠式が絶対に開かれるってんならお祭り気分にもなるだろうけども…ま~た神の試練で土壇場に飛ばされたら拍子抜けで盛り下がるのも目に見えてるからなぁ」
ツアーガイド「ええ?!カーになろうというのに神が邪魔してくるんですか?」
屋台主「邪魔っていうかありゃカーを担う者にとっての日常さ」


【大延国】

【】
【】



【クルスベルグ】

【】
【】



【ドニー・ドニー】

【】
【白ノ郷 ハクテン屋敷】
ダイコク「おっきなおっぱい!」
机の上、入里申請書の山に突っ伏して寝落ちていた黒鬼が跳ね起きる
ダイコク「ゆっ、夢か…」
ハクテン「ダイコクやダイコクや。午後からのつあーが里の入り口で待っとるぞ」
昨年、白ノ郷の紹介を各地に配ったため急に訪問客が増え、船便を出しているドニーからの入里申請書類が郵便鳥によって毎日運ばれている
大ゲート祭ともなるとその量は二倍三倍にもなり、警護主任であるダイコクはその処理に追われ続けている
ハクテン「問題がなければ郷に入れるぞぃ。今日も手土産奉納袖の下が押し寄せてくるんじゃ~」
縁側の戸を開け、空の盃に空の肴皿を用意して準備万端のハクテンであった


【スラヴィア】

【】
【】



【新天地】

【】
【】
【大陸中央 荒野地帯】
ハイエス2頭が牽引する連結商貨車が地平線と並走する。
ただの移動と思っていたところ、何やら人だかりに遭遇した。
種族問わず屈強な作業員が整地し次々と敷き繋いでいるのは“線路”であった。
「年に一度の大ゲート祭だってのに荒野のど真ん中で仕事とはね」「社長、どのみちここからゲートのあるニシューネン市までとなると片道数週間はかかりますよ」
荒野での遭遇は作業員達から見ても珍しく、班長と思われるドワーフが貨車に歩み寄ってくる。
何か用かね珍しい人と問われ、何をしているのか珍しい人達と交わせば、「新天地の未来の礎となる事業の一旦」という。
「へぇええ。東の未踏破領域に向かう道の建造ってな!?暫く街から離れている間にすげぇ事業が始まってるんだな」
一つ驚いた後、貨車で控える数名に合図を送ると次々に展開していく貨車は酒場屋台へと変貌を遂げる。
「あまり割引の類はしてやれないが、数日は作業に追従して酒場を開いて、在庫の限り付き合うよ」
それから数日、休憩時間と夜の間はずっと酒場は盛況であった。


【地球・その他地域】

【】
【航海中のタンカー】
船員「海上でも衛星を介して端末で現在位置や遠方との通話が可能なんですよ」
海上輸送中のタンカーの甲板上で、コンテナの管理と本社との連絡をパッドで行い、それを隣のゴブリンに説明する船員
ネモチー「陸と空にも行ってみたが地球はここまでのことができないと通商が成り立たないんだな」
船員「まぁあれば便利だが、異世界には異世界に出来る事出来ない事がある。人、技術、道具が揃わない事には実用には足らんだろう」
とは言いつつも、異世界の大海を担う海賊の一角である大団長のネモチーは地球の海や通商の研究には熱心であった

【ポートアイランド庁舎:建設部】
定時の時報が鳴ってから何度目かの時報が鳴る
大ゲート祭期間中は希望者に休暇が与えられるのだが、そんなことより進めておきたい仕事がある
同室で残って仕事を続けている数人も似たような心境なんだろう
西イストの従者一家から主人の厚意を受けて地球、日本に留学した後に異種族枠公務員として採用され交流特区の街作りを担う一員になった
「あー肩こってきたわ。ちょっとリフレッシュしませんか?」
そう聞かれるといつも同じ応えになる
「河の土手でも走りに行きましょうか。何も考えずに走ると気持ち良いですよ」


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最終更新:2021年09月09日 06:25