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クリスマスツリーを彩ろう

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だれでも歓迎! 編集
  クリスマスまであと1ヶ月を切った。今まで特に興味のあるイベントでもなかったけれど、人つきあいが多くなってからはこういうこともやってみたくなった。
  しかし、私の手にはこの紙袋は大きすぎる。いや、ただ単に買いすぎただけか。
「いいんだよー?」
「グリーンダヨー」
  突然の声、電気石だ。さっそく私の手元が気になるらしく、紙袋に目が移る。
「クリスマスツリーの飾り」
「ぴかぴか?」
「ある」
「ふさふさ?」
「もちろん」
「ん……」
  どうやら電気石はこのツリーを気に入ってくれそうだ。となると、やはりここは……。
「飾りつけ、手伝って」
「いいんだよー」
「グリーンダヨー」

「おかえり虎眼……あれ、電気石?」
「ん」
ツリーの飾りつけ、手伝ってもらう。上がって」
  私の後に続いて、電気石が靴を脱いで家に上がる。ちゃんと靴をそろえておくあたり、マスターのしつけはいいようだ。
「ふーん、しっかしホントに仲良しよねぇ」
「……心の友?」
「ジャイアニズム?」
「……似た者同士ね、あんたら」
  どうしてそこで呆れるのだろうか。まぁ、仲がいいと言っていると思っておこう。
「まぁ、あたしたちだけじゃアレを飾るのは無理よねぇ。虎眼石ったら、馬鹿みたいに大きな木を切り倒してきてさぁ」
  人間よりわずかに大きなニレの木……私たちからすればかなりの大きさのツリーが、リビングで皆を出迎える。
「……おっきい」
「でしょー。まったく、加減っていうもの覚えなさいよねー」
黒曜石のところに持っていく。これぐらい派手な方がいい」
 その言葉に、置石が目を丸くする。
「はぁ!? これを外に持ち出すって……しかも飾りつけして?」
「派手なクリスマスプレゼント」
「今すぐやめなさい」
「置石は思いやりが足りない」
「こんなもの持っていく方がどうかして……あーっ、もう電気石飾りつけしてるしっ!」
「おっきい♪」

  脚立や椅子など、足場になる物を持ち出しての飾りつけ。そこには、先ほどからオリジナルの飾りを用意してくれた瑪瑙が加わっている。4人がかりならきっと作業も早い。

「わざわざありがとう」
「ううん、気にしないで。ただこのことはあまり公に……って、無理か」
「ふーん、これ瑪瑙の手作りかぁ。ほぉほぉー、マスターにはオリジナルの編み物かなぁ?」
「そ、それはその……もう、からかわないでよっ」
  図星だろう、そうに違いない。
「ふさふさー」
「あまりそこにつけすぎると足りなくなる……置石、電飾のコードを電気石に近づけない」
jm0459.gif
「えー、いちおう点灯チェックしなきゃダメでしょー? それに電気石なら電気代かからないし」
「ホントは悪戯するつもりなんでしょ?」
  何をするのかは分からないが、置石のことだから当然だろう。案の定、置石が舌打ちをしながら電飾を元の場所に戻す。
「でも、今年のクリスマスは虎眼石も加わるんだね。いつもよりにぎやかになりそうで楽しみだよ」
「あたしは毎年顔出してるけどねー、虎眼石ってあまり騒がしいの好きじゃないみたいで。でもホント、どうして今年は積極的なのさ?」
  なぜ積極的か……きっと今までと一緒だったら、こんなことはしなかったと思う。クリスマスに興味を持ったきっかけ……。
「ぴかぴかー……んー?」
「電気石、これもお願い」
「うん」
  強いて言うなら、電気石が私を描いてくれたから……かも知れない。だから、この場合電気石のおかげということになるのか。
  ……プレゼント、用意しよう。今までより、たくさん。
「ねー虎眼石ー、何があったのさ?」
「……心変わり」
「はぁ? まぁ、あんたの唐突な行動は今に始まったことじゃないからいいけどさ」
「ははは。じゃあ今年はご馳走いっぱい用意してもらわないとね」
「その準備には是非ともあたし置石を」
「ぜ、全力で遠慮するよ……」
  ……クリスマス、楽しみだ。
「じんぐるべーる?」

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