白野蒼衣
【読み】
しらのあおい
【解説】
断章のグリムにおける主人公。
私立典嶺高校に通う高校1年生
何よりも普通であることを信条とするただの高校生だったが、
泡禍との遭遇、そして
時槻雪乃との出会いをキッカケに非日常への世界へと足を踏み入れることになる。
保持する
断章は
目醒めのアリス。
線が細いと評され、「顔は悪くない」とは
杜塚眞衣子の談。
神狩屋ロッジに所属してからは高校の郷土史研究会という名目で、親には秘密で
騎士としての活動を始める。
当人は忘れていたが、幼い頃に喧嘩した
溝口葉耶が目の前で
異形化し消滅してしまうというトラウマを抱えており、
これが由来となり断章、目醒めのアリスの
保持者になっていた。
断章の関係か、泡禍に対する洞察力や理解力には眼を見張るものがあり、
他の騎士が気にもかけないような些細な事にも目敏く反応し、それが事件解決への糸口となることも多い。
普段は「覚悟が足りない」等騎士としての蒼衣を酷評する雪乃もこの点に関してだけは渋々ながら評価している。
普通・平凡であることに異常なまでに固執するあまり、おおよそ普通とはかけ離れた奇行を見せることもしばしば。
他人との関わりにおける平凡さという点以外に興味がなく、
自分の為すことにも興味がないというどことなく厭世的な節があり、特にこれといった趣味を持たない。
ゲームなどに対しても自分からは積極的に興味を示さず、
あくまで人との話題に合わせるためにプレイしている程度という実態が14巻にて触れられる。
人に趣味を聞かれたらジグソーパズルと答えるようにしており、
そんな実情を示すかのように蒼衣の部屋は3000ピースのジグソーパズルが飾られている程度で異様に物が少なく殺風景。
そのため、蒼衣が
郷土史研究会に所属したと報告し、実際に毎日の帰りが遅くなったことに両親が喜んだほど。
最終更新:2011年07月28日 23:53