「放送の内容と、
空条徐倫を知っているかを聞かせろ」
どだい人に物を頼む態度ではない。
それもそうだ。アナスイからすればギブアンドテイクではなく、ただ得られさえすればいいのだから。
「知り合いか?」
「俺の手で、守るべき人だ」
ひとえに愛が彼を盲目にさせる。
この一言で、ブチャラティも億泰もそれを察した。
アナスイは、腫れ物に触るかのようなブチャラティの態度に業を煮やし、歯を軋らせる。
「早くしろ。死者だけ確認出来ればそれでいい」
これ以上探りを入れれば、どうなるか分からない。
灰色の男に対し、ブチャラティは決断をためらう。
ここに至るまでの経緯を説明出来るほどの時間的、精神的余裕があるかどうか?
「ブチャラティ! いるんですか!」
「まさか、ジョルノか!?」
邂逅は新たな邂逅を生む。思いがけぬ再開。
タイミングの悪さに舌打つアナスイ。
ティッツァーノが口にした情報など、この求愛者にとっては瑣末なもの。
「お前たちは空条徐倫を知っているか?」
「いえ」
「……知らないな」
それを捜索の機会とすることも出来なかった。
もっと時間をかければ、それに準ずる情報も得られるだろうに。
急いては事をし損じると言うものの、アナスイにとっては急かねば損。
「放送内容はここに記した」
ブチャラティは追及を諦める。
メモ書きを奪い取るように乱暴に受け取ったアナスイ。
立ち去ろうと駆け出し、はたと止まる。
「……特別懲罰房に脱出を目指す仲間がいる。行きたきゃ行け」
振り向き、ぶっきらぼうな礼を述べ。
それだけ残してホームを駆け足で出るアナスイ。
「何なんだあいつ……」
「露伴、お前無事だったのか!?」
「ジョルノ!」
露伴に歩み寄る億泰。ブチャラティも体を引きずるようにして続く。
二人に無理をさせまいと、椅子を押す力が強まるジョルノ。
あっという間に距離が縮まった。
「見ての通りさ、まるで無事じゃあない」
爛れた腿に視線を落とし、指し示すように小突く露伴。
痛々しい傷跡を目にした億泰は苦悶の表情を浮かべる。
「ひとまず傷の治療を。痛みは消せませんが埋め合わせることは出来るので」
『ゴールド・エクスペリエンス』の眩い手のひらがブチャラティの肩に触れる。
巻かれた包帯が、スライムのような動きを伴い血肉に変容、体組織と一体化。
「ジョルノ、いつの間にそんなことが……」
「……その辺のことも含めて治療しながら説明します。時間のかかることですし」
奇妙な光景を前に瞬くブチャラティを尻目に、ジョルノは露伴にも同様に手を差し伸べる。
「僕はいいや。その、八つ当たりって言ってもらっても構わないんだけどね……。
前に僕が賭けに負けた奴がいてさあ、確実にイカサマだったんだけど。そいつがちょうど治療が出来るスタンド使いなんだ」
手を振って拒否を示す露伴。
彼はこんな状況下でもいつもと変わらない。
子供でさえ舌を巻くであろう大人げなさは申し分なく発揮される。
そう、
岸辺露伴は、岸辺露伴であり続けようとしていたのに。
億泰の眉間にしわが寄ったのを、人間観察に長けているはずの彼は見逃した。
「その件まだチャラにしてないから、こんな状況だし、法外な条件叩きつけても良いんじゃあないかって」
「仗助は死んだよ」
現実は残酷だ。
「何だって?」
「仗助も康一も、承太郎さんも死んだ」
予兆も何も無しに降りかかり。
「何の冗談……」
「冗談なんかじゃあねえ!」
ただ一つしかないうえ、決して覆らないのだから。
「もういい、やめろ」
声を荒げる億泰の肩を、ブチャラティは強引に引っ張る。
口を開け、ポカンとしたままの露伴。
「……少し一人にさせてくれ」
しばらくして、不意打ちのせいで締まった顔を作れないのだろう、手で表情を隠しそっぽを向く露伴。
まだ言い足りないとばかりに億泰は身を乗り出したが、今度はジョルノに遮られる。
「……情報交換といきましょう」
「なっ、ちょっと待ってくれよ」
「貴方とブチャラティの右腕は、この状態だと一から作らなきゃいけない。時間がかかります。
ブチャラティはそのうえ目も埋め合わせる必要があるんですから」
「その間に少し頭を冷やせ」
しばらく口をまごつかせる億泰。
両の拳は握られていない。
赤くなっていた顔が、突然冷水を浴びたかのように、元の色を取り戻していく。
感情任せに突き進むことはしなかった。
繰り返して、そのたび反省せねばと誓ったのだから。
★
「時を越えて集められている?」
「それに近いことは行われているはずです。億泰の時代と、僕たちの時代の食い違い。僕とブチャラティの間にも若干の差がみられる」
「吸血鬼や屍生人も、未知の時代の存在だとすれば納得がいくな」
「なあ……話について行けねえんだが」
「億泰、お前が今まで会った人物、あるいは名簿に対して違和感を感じたことはなかったか?」
「確かに……サウンドマンっていうインディアンみてーな奴がいたな。死んだはずの吉良の名前もあるし、承太郎さんもちょっと若かった」
「若返ったのではなく、この場合は億泰の時代より昔の
空条承太郎だったんでしょう」
「うーん……だったら俺のこと、本当は知らなかったってことになるよな? 承太郎さん、言ってくれりゃあよかったのに」
「これからは知り合いに会ったとしても注意が必要になる、そういうことだ」
「
ジョナサン・ジョースターが危険人物?」
「はい、ディオからはそう聞かされました」
「ディオ!?」
「DIOだって!?」
「え、ええ……ですがディオは吸血鬼でもスタンド使いでもない、ただの人間でした」
「そうか……それはいいとして、俺が初めてジョナサンに会った時は錯乱こそしていたが……」
「今現在危険ではある、という認識でいましょう。説得の余地はなかったんでしょう?」
「そう、だな。ミスタを殺った落とし前は必ず付ける」
「ええ……」
「吉影に会ったのか!?」
「暗躍する殺人鬼、ですか……見た目に反してスケールの大きい敵ですね。だからこそ厄介なんでしょうけど」
「姿勢を見せたとはいえ、協力は難しいな」
「協力ゥ!? 御免だぜ! あいつは重ちーを殺したんだ! 他の奴だってもしかしたら……」
「それと、由花子さん。知り合いのようですが……殺し合いに乗っていると見ていい」
「……そうか。由花子、康一って奴と付き合ってたんだ。あり得なくはなかったけどよ……」
「必要となれば俺たちが戦う。穢れ役は俺たちギャングで十分だ」
「ちくしょう……」
「
エシディシは?」
「路線を伝わって走っていったぜ。泣き叫んで、線路引きちぎりやがったよ。ほら、そこに」
「タイミングが悪かったか……」
「あいつと、エシディシと協力は出来ないのか?」
「何とも言えないな。ジョルノの情報からしても、エシディシ個人の目的が不明瞭だ」
「敵にならないことを祈りたいですね……」
「地図の外側は禁止エリア……」
「おそらく、ずっとな。禁止エリアに拠点を据えているなら、首輪を外してしまえば攻め込める」
「けどよお、荒木の野郎だって『ここが拠点です』みたいにデーンと構えてなんかいねえと思うぞ?」
「ブラフの可能性もある、というのは重々承知だ。だがやるしかない」
「首輪を外すためにナチス研究所に行くことになってましたが、急いだ方がいいでしょうか」
「じき日が沈む。次の放送後にディオ達が動き出すのなら、出来る限り早い方がいい」
「特別懲罰房の方は?」
「罠にしては雑すぎるやり方だ。奴を信用したわけではないが……」
「選択肢の一つとしてはありですね」
★
「ところで」
情報交換も治療も煮詰まってきたところで、背後の存在に声をかけるジョルノ。
振り向いた先には、車椅子の上で所在なく項垂れる岸辺露伴。
「どうせ僕はろくな情報持ってないよ。ほぼずっと鉄塔の近くでたむろってただけさ」
自嘲するように言葉を零す。
「では、前にチラッと言った『島』について詳しく聞かせてください」
岸辺露伴は捻くれ者だ。
危機的状況下でも正直に助けを請わない。
火事の一件をとってみても、仗助に対し嫌味嫌がらせで攻め立てた。
普段、アホの億泰と心の奥底で舐めてかかる男相手にきつく言われた後で、露伴は何を思うのか。
およそまともな返答が期待できるはずがない、彼を知る者ならそう考えるだろう。
「命がけの遊戯場」
しかし素直に返答する。
「このダービーズ・チケットで行ける。相手はかなりのやり手で、僕の仲間も一杯喰わされた。
僕も勝負を挑んだが、結局のところ引き分けたよ」
見せびらかすようにひらひらと、チケットを振る露伴。
仲間と言うには語弊があるが、露伴は無用な誤解を好まない。
自己中心的ではあるものの、周囲に盲目であり過ぎれば読者を意識した漫画家などやれはしない。
「貴方のスタンドなら、どうとでもなりそうですけど」
「億泰から聞いたのか? だって、普通警戒するだろ?」
『ヘヴンズ・ドアー』の優位性は、ジョルノも理解している。
情報交換に嘘がまぎれていようと見抜ける、殺人遊戯における強力なアドバンテージ。
協力を得たいのは当然。
「命がけというのは?」
「負けたら魂を奪われる。厳密には死ぬってわけじゃあないらしいがね。
勝ったら、それ相応のものがもらえると思って良いんじゃあないか」
アバウトな回答。真摯に向き合うつもりはないらしい。
そんなに気になるか、といった風に溜息つく露伴。
気に入らない来客をやり過ごそうとする家主のような冷やかな目つき。
「行くのか、ジョルノ?」
「ええ」
対するジョルノは返答しつつ、さらさらと紙上にペンを躍動させ、包んでブチャラティに渡す。
「これは後で開いてください」
「おいおい、僕の断りなしに勝手にチケット使おうっていうのかい?」
「勝算はあります」
あるかどうかなど知らないが――自分の都合を無視したことに機嫌を悪くした露伴。
しかしジョルノの一言ではっとし、口元に手を抑えしばし黙考。
「……条件がある。勝ったら、いろいろ『取材』させてもらいたいんだ。ゲームマスターのダービーにね」
「おい露伴! テメエどこまで汚ねえんだ!」
「僕はジョルノと話をしてるんだ」
礼だの儀だの気にしない露伴は、億泰を指さし、尚も乱暴に言葉を吐き捨てる。
「それとだな億泰。僕はまだ放送内容を信じるつもりはないぞ。漫画家だからな、自分の目で真実を見極めたい」
岸辺露伴は捻くれ者だ。
こんな言い訳で体裁を保とうとする。
普段表に出さない杜王町住人への信頼の表れ、認めたくないという意地、それらをも含んだ発言だが。
ジョルノにも、それが伝わった。
「わかりました。僕たちはハナッから命懸けだってこと、そいつに見せつけてやりますよ」
ジョルノは、露伴の間違いを正す。
その前提が間違っているから。
★
目を開けば、そこは四方に海を臨む孤島。
息をすれば、肺に満たされる磯の香り。
耳を澄ませば、押しては引きを繰り返す波の音。
別世界への移転を、五感で把握させられる。
「ようこそ、露伴様。それと」
「ジョルノ・ジョバァーナです」
簡略な自己紹介。もとよりそれは目的ではない。
彼らが求めるのはヌルい馴れ合いではなく、身を焼き焦がさんばかりのギャンブル。
「ま……約束は破ることになる、のかな? どっちでもいいんだけどさ。
でも君はギャンブラーだろ? 迫られた勝負を前に退却ってことはしないはずだ。
それが気に食わないなら、僕の勝負の代理をジョルノが引き受けたってことで納得してくれ」
「確かに、開かれた場で個人の都合を持ちだすのは勝手が過ぎるというもの。それではジョルノ様」
「あ、ちょっと待ってください」
ジョルノが砂浜に倒れ伏す中年男性を指さす。
顔面蒼白、血色乏しく死体と言っても差し支えない容体だ。
「そこの方、僕の能力で治療したいんですが。構いませんね?」
「ゲームを始める前でしたら、かまいま」
「無駄ァ!」
――金色の拳迫るも、矛先のダービー、微動だにせず。
「失礼。勝負の途中、スタンドで露骨な妨害行為をされる可能性は捨てきれなかったので、確認取らせてもらいました」
「……私とて誇りあるギャンブラーです。粗野なやり方で勝とうなどとは思いませんよ」
自らの半身を納め、軽く一礼するジョルノ。
修羅場のような静けさがそこにあったが、両者、声調に変化なし。
「それと、もし私に何かあったら二人の安全は保障できないということをお忘れなく」
「わかりました。あと、僕たちもここでチンタラするつもりはないので。勝敗は早めにつくものにしましょう。
……ババ抜きなんてどうです?」
トランプケースを握りしめ、ジョルノが言う。
「やり方はお好きなようにしていただいて結構。しかし、そこの二人を救いたければ……相応のものを賭けていただく必要があります」
「そうですね。では、僕の『魂』を賭けます」
「……グッド」
ババ抜き(英:Old Maid)は、トランプの遊び方のひとつ。
元々はジョーカーを加えるのではなく、クイーンを1枚抜いて51枚のカードを使って行われていた。
古いルールブック(『世界遊戯法大全』など)にはこの形で紹介されていることも多い。
英名の「Old Maid(適齢期を過ぎた独身女性)」は、1枚のクイーンが「Match(一組みになる、結婚する)」の相手がおらず、独り売れ残ることから名付けられた。また、ババ抜きという名前も1枚残るクイーンを「ババ」と呼んだ事が由来と考えられる。
アレンジとして、クイーンではなく任意のカードを1枚抜いて行うババ抜きをジジ抜きと称する。
ババ抜きと違い、1枚残るカードが誰にもわからないのがみそである。ジョーカーを加え任意の1枚を抜いて行う「ジジババ抜き」という遊びもある。
最後に悪い物を持ったまま損害を被る状況になることをババ抜きになぞらえて表現をすることがある。
また、掴まされた偽札を他人に回してしまうことの隠喩としても使われる。
(wikipediaより抜粋)
「ガンカードらしきものはない。この54枚からジョーカー一枚を引いた、53枚のカードで勝負する」
扇状に開かれた、十人十色、個々別々の絵柄。
ジョーカーの一つを人差し指ではじき、ケースの中へしまうジョルノ。
掬いあげ、長方形の山を形成し、ダービーの眼前にとんと置く。
「では」
ダービーは受け取った札を二分し、端を弾いてテーブル上で噛み合わせていく。
その様から、『スティッキィ・フィンガース』が生み出すジッパーの連なり以上の芸術性を垣間見る。
「カットを」
ジョルノは山を三分し、また束ね統一。
カードをテーブル中央へスライド。
「カードは僕が配る。いいね?」
手を差し出し、了解の合図とするダービー。
札が擦れる音を立て、宙を舞い、ジョルノとダービーの手札に、運命になる。
「これから僕が話すのは、なんて言うかこう、独り言みたいなものだと思ってください。返答は結構です」
一枚、また一枚と、滑らかな手つきでカードが配られていく。
「さっき僕が治療したあの英国紳士風な方、あの失血量は相当なものでした。彼はおそらく直接勝負してはいないはず」
息もつかせぬ速度で飛来。
「失血量からして、直前まで立っていたかも怪しいんですから。彼は誰かの代理として魂を抜かれたのでしょう」
一分と待たず、露伴の手元からすべてのカードが放たれる。
運命は、決した。
「許可を経て、賭けに勝って初めて魂を奪える能力……ですね?
自由に奪えたら、僕は殴りかかる時点で魂を抜かれていたでしょうから。
でも、だとしたら、あなたのさっきの対応は明らかにおかしい」
十重二十重、捨て札の山が積み重なる。
ジョルノの言霊とともに、連なり飛び交う。
「殴られそうになった時、もっと狼狽しても良かったんじゃあありませんか?」
「答える必要はありません。先手はそちらからで」
手札の整理は終了。
「殴られないと分かっていた? それでも疑問は残ります。もっと根本的な疑問が」
ジョルノが引き、場に捨てられるハートとクローバーの9。
ババ抜きを二人でやれば、ジョーカーを引かない限り必ず手札を捨てられる。
となれば、求められる要素はいかにジョーカーを引かないか、引かせるかに限られる。
「仮に貴方が死ねば魂は……おそらく肉体に戻らないのでしょう。さっき言ったことを考えると」
ポーカーフェイス。
石膏で塗り固められたかのように表情を固持。
悟られれば、それすなはち敗北を意味する。
即座にジョルノの手札を引くダービー。放り出され、着地するダイヤの、ハートの3。
「魂を抜かれた人が死者扱いなのかはわかりませんが、最後の一人を目指す人にとってあなたは間違いなく殺害対象です。
死者扱いでも、復帰されると困るからあなたは殺される。死者として扱われないなら、なおのこと。
先の男性のことを考えても、貴方の存在は殺し合いを阻害するものでしかない」
クローバーとハートの8がはらりと舞う。
ダイヤとスペードの10が空を切る。
ジョルノがダービーに尋問するように語る。
ダービーがジョルノから目線をそらす。
「それはともかく、このように危険な立場にいる割にあなたは、身を守る手段がない。
強力な武器を持っている? ないでしょうね、スタンド使いにまで対抗できる武器なら役割を忘れて暴走する恐れがある」
ダービーの目は長いことジョルノを捉えていない。露伴に首ったけ。
質問漬けに嫌気がさしたのか。
「反撃に転じることのできないスタンドだけで、どうしろというのでしょう?」
「答える必要はないと言ったはずです」
「一流のギャンブラーでスタンド使い……代わりも利かないでしょうね。
そんな風に余裕こいていられる立場じゃあないって、貴方ほどの方が分からないとは思えない。だから、不自然」
殴られそうになった時、ダービーはスタンドを出すことさえしなかった。
あのまま殴られれば頭蓋骨は腐ったカボチャのように大穴ができていたはず。
ジョルノは、口を紡がない。持論の展開を更に続ける。
「いえ、実は選択肢は他にもありました。強力な護衛をつける……というのがね」
ダービーが持つ、残り2枚の手札。
片方を摘んでは離し、もう片方も摘んでは離すジョルノ。
この間は、決断できないがための迷いか。
ダービーの微細な変化を見破るための吟味か。
「いるんでしょう? ここに。命を預けられる強力な護衛が」
手をつけたカードは、
「手元にある、『彼』が」
スペードとダイヤのJ。
ダービーに残されたカードは、唯一残されたカードは――
――ジョーカー、荒木飛呂彦。
★
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最終更新:2010年05月01日 18:14