リンゴォ・ロードアゲイン Ringo Roadagain
登場作品 |
ジョジョの奇妙な冒険 第7部「スティール・ボール・ラン」 |
種族 |
人間 |
性別 |
男性 |
一人称 |
俺 |
特殊能力 |
スタンド「マンダム」 |
「ようこそ… 『男の世界』へ…」
概要
ヴァレンタイン大統領の刺客として送り込まれたスタンド使い。ASBでのCVは安元洋貴。
自らの生長の為に「公正なる果たし合い」を行うことを望む生粋の決闘者。
「黄金の精神」の対とも言える「漆黒の意思」を掲げ、
ジャイロと
ジョニィの前に立ちはだかる。
「卑劣さの無い漆黒の意思による殺人は人を聖なる領域に高めてくれるものであり、また公正な闘いは人を人間的に生長させるものである」という独自の価値観を持つ。
幼い頃のリンゴォは皮膚が弱く、些細なことで皮膚から出血をしていた。
ある時家族を軍人に殺され、生き残ったリンゴォはその軍人によって陵辱されそうになる。
しかしリンゴォはその前に軍人から拳銃を奪い取る。そのまま彼は自身が銃を手にするという「対等な条件」で軍人を射殺した。
それ以来皮膚の病気が完治したことにより「男の世界」こそが己を生長させるものだと信じるようになる。
ジョニィを退けた後に
ジャイロと決闘を繰り広げ、死闘の末に敗北。
決闘に勝利した
ジャイロに進むべき「男の世界」を説き、鉄球による最後の一撃で散っていった。
彼の思想や価値観は
ジャイロに大きな影響を与えた。
外見
髑髏型の独特の顎髭を生やしている。
白髪のガンマン風の中年の男。
性格
ストイックな性格であり、正々堂々とした決闘を望む。
「男の世界」という独自の価値観を持ち、卑劣さの無い公正な果たし合いこそが自身を生長させると信じる。
それ故に決闘に全てを賭ける刹那主義者的な面が目立つ。
己の望むような「決闘者」に対しては相応の敬意を払う。
能力
マンダム
破壊力 - なし / スピード - A / 持続力 - E / 射程距離 - ほぼ0m / 精密動作性 - なし / 成長性 - C
リンゴォの肩に張り付くタコのようなスタンド。
本体が腕時計の秒針を戻すことで時を「6秒間」巻き戻す能力を持つ。
ただし、秒針を戻す行為はあくまで精神的なスイッチに過ぎないらしい。
時間を戻しても記憶は戻らず、巻き戻る前の出来事はしっかりと認識出来る。
スタンド自身に攻撃力は無く、ガンマンであるリンゴォ自ら拳銃を用いて戦う。
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本ロワにおけるネタバレ |
本ロワにおける動向
詳細
第9話「 Red Dead Redemption」で初登場。
殺し合いの場においても変わらず果たし合いを求め、見せしめで妹を殺された 秋静葉と遭遇。
しかし妹の死に絶望し、自ら死を望んだ 静葉に失望。彼女を酷く軽蔑し、その場から去ろうとしたが…
そこで拳銃使いのスタンド使い・ ミスタが割り込む。リンゴォは ミスタの「決闘者」としての素質を見抜き、彼に決闘を申し込んだ。
ミスタもリンゴォの本質を見抜いてたようで、彼の決闘の申し出を受ける。
そして『拳銃使い』の『スタンド使い』同士の決闘が繰り広げられ、互いに漆黒の殺意を燃やしつつ決着を着けようとした。
…が、そこで 静葉が横槍を入れる。 静葉は皮肉にもリンゴォの漆黒の意思に触発され、殺し合いに乗ることを決意したのだ。
静葉の介入によって ミスタが死亡し、決闘に水を差されたことでリンゴォは激怒するも彼女の逃走を許してしまう。
その後不本意な形とはいえ自らの手で殺害した ミスタに決闘者としての賞賛を送り、『公正なる果たし合い』で 静葉を殺すべく彼女の追跡を開始した…
第64話「 蓬莱の人の形は灰燼と帰すか」。
秋静葉を探すリンゴォはA-5エリア、ゴミ捨て場を訪れる。
そこでは、エシディシから逃れた 藤原妹紅が休憩中であった。
リンゴォは 静葉の行方を 妹紅に尋ねるが、彼女は知らないと答える。
ならばこの場に用はないとばかりに礼も言わずに立ち去ろうとしたリンゴォ、それがいけなかった。
長らく無関係であったハズの『死』がそこにあることを意識し、気が立っていた 妹紅の神経に障り、彼女を苛立たせてしまう。
そんな彼女に「お前は俺を殺せない」と告げるリンゴォ。 妹紅にとってその言葉は、宣戦布告にも等しい挑発だった。
火炎の術を繰り出しリンゴォを焼き殺そうとする 妹紅だったが、機を先んじて制するリンゴォの早撃ちの技量の前には、無力。
妹紅の急所を一発で撃ち抜き、彼女を絶命せしめると……
リンゴォはスタンド能力・マンダムを発動して時を戻し、彼女の命を救う。
リンゴォにとって 妹紅は「殺す価値も無い」命なのだ。
戻された時間の中、恐れていた死を確かに実感させられた 妹紅は半狂乱になりながらリンゴォを殺そうとするが、
それをリンゴォは再び返り討ちにする。そしてまた時間を戻す。
そんなやりとりが何度続いたか、遂に 妹紅は戦いを挑まなくなった。
大の字に寝そべる 妹紅に「お前は自分自身の『漆黒の焔』で生長してみせろ」と言い残し、リンゴォはゴミ捨て場を後にした。
第91話「 Border of Soul」。
第1回放送直後、リンゴォは 八意永琳と遭遇する。
永琳の事を「良い目をしている」と評したリンゴォは彼女に決闘を挑む。
だが彼女の月人としての身体能力と蓬莱人の不死性、強力な弾幕と鋭い判断力の前に圧倒され、敗北する。
しかし 永琳はリンゴォの命を奪わなかった。
代わりにリンゴォから今まで遭った参加者についての情報を引き出すと、彼にある約束をさせた。
約束とは、 輝夜、 てゐ、 鈴仙に手を出さないこと。
そして、彼女たちに「第二回放送前後にレストラン・トラサルディーで待つ」と伝えること。
この二つである。
去っていく 永琳を見送るリンゴォは、自分が彼女に恐怖していることに気付く。
決闘の時の彼女は、人間が獣を見るような、そんな見下した眼差しだった。
――俺は、決闘に敗北しながらも、情けを掛けられたかの様にのうのうと生き残ってしまった。
それでもリンゴォは自らの信じる『光り輝く道』を求め、歩き出す。
たとえそれが彼女に『呪い』と断じられたものであったとしても。
第108話「 Other Complex」において 八意永琳の探し人、 鈴仙・優曇華院・イナバと早くも接触した。
決闘に敗北した以上、永琳との約束は果たさなければならない。リンゴォは鈴仙に永琳からの伝言を伝えた。
その後、 秋静葉と 姫海棠はたてについて情報を探るもこれといった成果は無し。
去り際にリンゴォは、鈴仙の瞳の奥に見た僅かな『可能性』を見て言った。復讐の先にある真の目的を見つけろ、と。
鈴仙と別れたリンゴォは再び仕留めるべき敵を探し、森を往く。だがその心に浮かぶのは依然『焦り』。
永琳と交わした約束は己への枷となり迷いとなっていた。こんなことは彼の生涯で初めての体験である。
そしてリンゴォは苦悩した末にひとつの選択を選ぶ。すなわち目的の『妥協』という人生初めての結論を。
可能な限り永琳との約束を果たした後、彼女に再戦を挑み、『約束』のうち不可能な分を撤回させるという極めて困難な道を。
その時、新たな道を見出したリンゴォの前に現れた影。それは永琳から伝え聞いていた特徴とかろうじて一致する 蓬莱山輝夜らしき姿だった…。
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最終更新:2015年05月08日 02:33