封獣ぬえ

封獣ぬえ Nue Houjuu

初登場作品 東方星蓮船
種族
性別 女性
一人称
特殊能力 正体を判らなくする程度の能力

「好奇心で動く幼き者よ!正体不明の飛行物体(だんまく)に踊らされて死ね!!」


概要

地底に封じられていた「鵺」という妖怪。
人前に姿を現さず、人間が自分の事を怯えて姿を想像する様子を楽しんでいたが、ある時本来の姿がばれ、
地底に封じられてしまい、長らく地底で暮らしていた。

だが間欠泉騒動(『地霊殿』の異変)のどさくさに紛れて地上へ脱出。
そして地下で知り合いだった村紗水蜜らが、地上で人間である聖白蓮を助けようとしているのを見て、彼女たちの邪魔をしてやろうと行動を開始。決まった姿がなく、見た人の知識で認識できる物に見えるという「正体不明の種」を飛倉の破片につけ、村紗たち以外の飛倉の破片に対する認識をかく乱させた。
その後、村紗たちが行っていた聖の解放は自分にも益がある事だと知り、それを邪魔したことを後悔していた。
だがの解放を邪魔したにもかかわらず彼女からは快く受け入れられたことで、「暫くはこの僧侶に付いていくしかない」と思うようになり、後に仏門に入り、命蓮寺で寝泊りするようになった。
ただそれまでの経緯と当人の性格や新参であることなどから、仲間内では微妙に浮いた存在になってしまっているらしい。

『神霊廟』にて、聖白蓮が押さえつけていた聖人・豊聡耳神子が復活することを知ったぬえはへの恩返しと、妖怪の切り札となるような強大な妖怪を招き、“妖怪の力を強くする”という目論見から、旧友である二ッ岩マミゾウを外から呼び寄せた。
このことはには内緒で、完全の独断の行動である。
しかし結果的には命蓮寺に住まう妖怪を一匹増やしての仕事を増やしただけとなった。


外見

黒髪のショートボブ。瞳の色は深紅。
裾に赤い渦巻型の模様のある黒地のワンピースで、胸元には赤のリボンが付いている。
黒のニーソックスと赤い靴を履いている。背中からは赤い鎌のような三枚の右翼と、青いグネグネとした矢印状の左翼が三枚生えている。
腕には蛇が巻き付いている。


性格

悪戯好きな天の邪鬼。千年以上前から人間を驚かして楽しんでいた。
同時に人間に対して差別的な見方もしており、当初はを復活させようとする村紗達に苛立ちを感じていた。
現在は反省しており、へ恩返しをしようする義理堅い一面は見せているものの今のところ空回りしかしてない。


能力

正体を判らなくする程度の能力

蛇になったり鳥になったりと不定形な「正体不明の種」なるものを対象に仕込み、その対象に対する認識をかく乱する能力。
種を仕込まれた対象は、形状、音、匂いなど「その対象固有の情報」を奪われ、後には行動だけが残る。
例えば「鳥」などは「飛行している」という行動要素だけが残る。
すると「見る者」はその要素を元に自身の知識(先入観やイメージ)によって勝手に姿を補完し、「見た目」が変わるという仕組み。

本来の形を知る者には効果が薄く、普通に見える。ただし補完が完全で無い場合は少しギクシャクした姿に映るらしい。


+ 本ロワにおけるネタバレ

本ロワにおける動向

初登場話 013:藁の砦を築く者
死亡話 :[]
登場話数 1話
登場時期 神霊廟で外の世界から二ッ岩マミゾウを呼び寄せてきた直後
スタンス 未定(精神不安定)

詳細

初登場は第13話「藁の砦を築く者」。
守矢神社で一人踞っていた所を上白沢慧音吉良吉影に発見される。
対主催の方針を固める慧音に流されるがまま彼女達と同行することに。
しかしぬえの心中は「死の恐怖」と「への恩返し」の狭間で揺れ動いていた。
保身を取るか、奉仕を取るかで彼女は思い悩む。スタンドDISC「メタリカ」の存在を慧音達に隠しつつ…
その後の話が「いつも私の為を思って空回りばかりしている」という理由でぬえのことを心配していたが、ぬえの登場話を見る限りまさしくその不安は的中していたと言える)

第77話「和を以て貴しとなせ」では表立った行動を見せず、争っている杖助天子を説得する慧音を見守っていた。
説教やらお仕置きやら、あったものの二人の勧誘に成功し、通称「藁の砦」は新たに杖助天子を加え、その戦力を増強することに成功する。
この話では少々不安定だったぬえも若干持ち直したのか、杖助が女の子扱いしたことに対し強気で突っぱねる様子が描かれている。
その要因となったのは、杖助のクレイジー・ダイヤモンドの存在だろうか。
触れたものをたちどころに治(直)してしまう、その能力は慧音のみならずぬえにも希望の光を差し込んだに違いない。
だが、ぬえもまた知る由はなかった。この5人の集団に潜む殺人鬼がその希望の光を絶やすべく、虎視眈々と機会を狙っていることに。

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最終更新:2014年08月09日 14:14