風が草木を揺らす音だけが、この世界に音というものが存在することを証明しているような、そんな静寂がこの平原にはあった。
エリア「A3」。そこは背の高い草と数本の木しか生えていない、何もない場所かに思われた。
しかし、その実この場には、三人の人妖が居た。三者三様、それぞれの思惑を抱えて……。
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「ちくしょぉ……やはり何度考えても、さっぱりわからんぜ
……この状況。たしか俺は、ジョースターさんやツェペリのおっさんと共に、
ディオの潜むウインドナイツ・ロットを目指して旅をしていたはずだよなぁ?」
辺りを見渡してみるが、昼だったはずの時刻は、月明かりがぼんやり照らすだけの真夜中。
歩いていたはずの道は、建築物も人の気配も感じられない草むらに変わっていた。
「夢だと思いたかったが、やっぱりさっきの得体の知れねぇ東洋人たちが言っていたことは、本当なのか……」
荒木飛呂彦に太田順也、ただならぬ気配と凄みを持った、謎の東洋人。
スピードワゴンは先ほど、他にも大勢の人間がひしめく謎の空間で、彼らに拉致され、殺し合いをしろと命じられたことを覚えていた。
そしてその大勢の人間の中に自らの知己、ジョナサン・ジョースターや
ウィル・A・ツェペリがいたことも、
抗議の声を上げた不思議な格好をした少女が、一瞬で殺されたことも……。
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スピードワゴンはひとまず自らの置かれた状況を認め、デイパックを開けて、現状把握をすることを始めた。
世界中を旅して磨かれたスピードワゴンの生存本能が、今この場でそうすることの重要性を訴えていたからだ。
「おっ、これが
参加者名簿か……やはりジョースターさんやツェペリのおっさんも参加させられている
……あん?他にもジョースター姓やツェペリ姓の参加者がいるぞ、二人の血縁の話は聞いたことねーがどういうことだ?
おまけにディオの野郎の名前まであるじゃねーか!他のブランドー姓のやつまでいやがる!一体どうなっちまってんだここはよぉ!」
髪の毛をガリガリと掻きむしり、スピードワゴンは困惑を顕にした。
名簿の中の気になる点は二点。
1つ目は数多くの同姓の人物の存在。単なる偶然とは思えない、奇妙な感覚があった。
2つ目はディオの存在。ジョナサン・ジョースターの父親の愛を血染めの裏切りで返し、
今なお吸血鬼としてのうのうと生き延びている
生まれついての悪たる男。
元々スピードワゴンはディオを倒すためのジョナサンの旅に、義憤に駆られて同行していた。そしてそのディオが、この殺し合いの場にいる。
おそらく奴は嬉々としてこの殺し合いに乗るだろう。冷酷残忍なディオのこと、
今この時も、おのが野望のために、大勢の人間を不幸の渦に巻き込んでいても何らおかしくはない。
スピードワゴンはしばらく頭を抱えて考えたが、結論が出るのは早く、そしてその答えはシンプルだった。
「うだうだ考えるのは俺の性じゃねぇ、俺はジョースターさんと共にディオを倒すと決めた、
それはここがどんな場所だろうと何があろうと関係ないぜ!他のことは後から考える」
こうと決めたら絶対に中途半端はしない、たとえそれがどんな苦境の最中でも。スピードワゴンはそういう人物であった。
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「そうと決まれば、まずはなんとか生き延びてジョースターさんやツェペリのおっさんと合流しねーとな、武器はねーのか武器は」
デイパックを漁ると、いくつもの折りたたまれた紙が出てきた。試しに紙を開いてみると……。
「うおっ!物が飛び出してきやがった。成る程、どういう原理か知らんが、支給品とやらはこの紙に収納されているらしいな。
便利っちゃあ便利だが、まったく一体どうなってやがるんだ」
何度目になるかわからない愚痴を吐きながら、次々と紙を開き、飛び出してきた物の確認をする。
地図、コンパス、照明器具、筆記用具、水と食料、時計、そして……。
「最後の一枚、これが奴らの言っていたランダムアイテムが入った紙だな……」
この中身次第で自分の生死は決まる。そう言っても過言ではないのがこのランダムアイテムだ。紙を開く手にも自然と力が入る。
深呼吸をし、意を決して開いてみると、中からはガソリンの入った容器と、塔のような形をしたオブジェが出てきた。
「あー?何だこいつぁ……こんなもんでどうやって身を守れってんだ!」
スピードワゴンがそう叫んだと同時に、
「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」
突如として謎の奇声が聞こえてきた。
(こっ……これは!ディオがあげていた奇声と同様のもの!まさか近くに吸血鬼がいやがったのか!?)
急いで声と気配を殺して身を隠し、辺りの様子をうかがう。
すると北方から、奇怪な青白いオーラを纏った少女が歩いてきた。そして一瞬不思議そうに小首を傾げ、通り過ぎていったのであった。
「なっ……何だったんだ今のやつは……吸血鬼のようには見えなかったが、一体……」
スピードワゴンが混乱していると、少しして、またもや北方から気配が近づいてきた。
女性のようだ。
かなり早足で、遠目にも焦っているのが分かる。
そして今まさに、謎の少女が歩いていった方向へと進もうとしているではないか!
危険だ、止めなければ。そう思い、気づけば、スピードワゴンは女性の前に飛び出していた。
この危険な状況で、彼女が安全な人物かも分からないのにだ。
だが、スピードワゴンには彼女を信じられる奇妙な確信があった。
彼女からなにか、ジョナサンと似たような“におい”を感じたからだ。その悲壮な表情から、信念に生きる、あまちゃんのにおいを。
「ちょっと待ちな!そこのあんた!」
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背の高い草が群生する草原に、グラデーションのかかった長い髪の女性が、一枚の紙を片手に佇んでいた。
彼女の名は
聖白蓮。幻想郷唯一の寺である命蓮寺で、住職を務めている人間だ。
無論ただの人間ではなく、法術と魔術を極めた大魔法使いである。
「やはり夢ではなかった……急がなければ……急がなければ!」
そんな彼女は現在、混乱し、焦っていた。
――星……あの子は普段、役割のこともあって冷静で落ち着いているけれど、本当は純粋で感情的な子。
それにあの子は、過去のことで未だに私に対して負い目を感じている。そのことで無茶をしていなければいいが……。
――
ナズーリン……そう、どんな時でも冷静で、計算高い彼女が星のそばにいてくれたら、きっと大丈夫。
早めに星と合流できることを願う。
――ぬえ……あの子は特に心配だ。いつも私の為を思って空回りばかりしている。
余計なことはしなくていいから、ただ無事で居てほしい……。
――マミゾウ……彼女はきっと、彼女なりのやり方でこの争いを止めようとしているはず。
願うならばその道に、災いがないことを祈る。
――響子……あの子は力がないのに声は大きい。殺し合いに巻き込まれる前に探してあげなければ……。
――小傘……あの子は弟子ではないけれど、私のことを慕ってくれる健気な子だ。そして誰より殺し合いに向いていない。
どうにかして保護しなくては……。
――そして、霊夢と神子さん……先ほどまで、共に面霊気を退治するために協力していた異教の二人。
彼女たちとは、信じるものは違うけれど、人を思いやる気持ちはきっと同じはず。
この馬鹿げた殺し合いを止めるため、ここでも共に力を合わせたい。
幾つもの考えが浮かんでは消える。
そう、ここは二人の異能の狂人によって創りだされた殺し合いの場。
そして目が覚めて真っ先に確認した名簿、その中にあった、自分のよく知る者達の名前。
彼女たちまでもがこの殺し合いに参加させられている。その数々の事実達が、白蓮の冷静を奪ったのである。
やっと辿りつけたはずの終の楽園。その幸せが、そしてその中に生きる命が、理由も意味もわからない殺し合いによって脅かされようとしている。
こんなことはあってはならない、止めなければ、急がなければ。そう思えば思うほど白蓮の頭は混乱し、判断力は鈍った。
そしてそんな時、白蓮の混乱にさらなる追い打ちをかけるように、一つの声が耳に飛び込んできた。
「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」
よく見ると少し遠くに、青白い炎のような光と、月の光を反射する桃色の髪が見えた。
「あれは……面霊気!?」
面霊気――
秦こころ。感情を操る能力を持ち、存在の不安定さから度々人里で異変を起こしていた妖怪。
白蓮はこの場に飛ばされる直前、暴走した彼女を退治しようとしていた。
そんな彼女がここにいる。名簿から見落としていたようだ。
もし、こんな場所で彼女の能力が暴走すれば、何が起こるかわからない。
危険だ、そう思った刹那、混乱は頂点に達し、白蓮は歩き出していた。
面霊気が消えた、深い暗闇の方へと。
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白蓮は歩いた。彼女は混乱していながらも、走ってなにか見落としてはならないと、焦る心を律して歩いていた。
だが内心は、今にも走り出したいほど焦燥が渦巻いていた。
殺し合い、弟子、面霊気……考えれば考える程思考がまとまらない。
そうして考えていると突然、背の高い木の陰から、一人の男が飛び出してきた。
「ちょっと待ちな!そこのあんた!」
油断した!落ち着いていれば、事前に察知できたはずなのに!と、白蓮が後悔していると、男は聞いてもいないのに急に名乗りだした。
「誰だ?って顔をしてんで自己紹介させてもらうがよ、俺はおせっかい焼きのスピードワゴン!
あんたが思いつめた顔をしていて危なっかしいのと、この先に危険な奴がいるかもしれんから飛び出させてもらった。
言っとくが殺し合いには乗ってないぜ」
男――スピードワゴンにそう言われ、白蓮はようやく自分が思った以上に思いつめていたことを自覚した。
「俺は少し前に、あんたのような表情をした人間を見たことがある。
その人はどうしようもないやつをなんとかするため、相打ち覚悟でそいつを倒そうとした。
彼は運良く生き延びたが、あんたもそうなるとは限らねぇ。
おせっかいなのは分かっているし、俺じゃ力不足かもしれねぇが、話を聞かせてもらえねぇか?」
その言葉を聞き、白蓮はようやく落ち着き、まずは冷静になろうと思った。
そしてこの殺し合いの中で初めて出会ったのがこの人でよかったとも、思った。
スピードワゴンも内心若干不安だったが、落ち着きを取り戻した白蓮の表情を見て、やはり自分の勘に間違いはなかったと確信し、ニヤリと笑った。
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軽く自己紹介を済ませ、白蓮とスピードワゴンはひとまずお互いの現状を把握するため、
背の高い木の陰に身を潜め、そしてお互いの知る情報の交換を始めた。
「成る程、白蓮さんはこの場に飛ばされる前はその幻想郷とかいう摩訶不思議な場所で住職をしていたと、
そして弟子たちもこの殺し合いに巻き込まれているってわけか、だから焦ってたんだな。」
「はい……お恥ずかしい限りで、まだまだ修行不足のようです……。そういえばスピードワゴンさんもやはりお知り合いがここに?」
「ああ、三人ばかし参加している。
さっき例え話で話した人、ジョナサン・ジョースターとその人の師匠ウィル・A・ツェペリ。
そして倒さなきゃならん化物も紛れ込んでいやがる。」
「化物?」
「このDIOって名前のやつだ。」
スピードワゴンは名簿の一部を指さした。
「こいつは人間じゃねぇ、育ての親をその手で殺し、おまけにある道具の力で超常的な能力まで手に入れていやがった生まれついての悪だ。
俺はこいつを倒すための旅の最中にここに飛ばされた。白蓮さんもこいつにだけは気をつけたほうがいいぜ」
「そう、ですか……分かりました、心得ておきます。それと、要注意人物といえば私の方からも」
そう言って白蓮は、名簿の中の『秦こころ』という名前を指さした。
「おそらく先ほどの奇声の主です。私は彼女を退治しようとしたその時ここに飛ばされました。
そしてここでもその姿を見かけ、危険の有無を確かめるため追いかけていた途中でスピードワゴンさんと出会ったのです。」
「そうだったのか、俺もそいつの奇声がディオの野郎の奇声に似ていたから警戒していたが、危険なやつなのか?」
「ええ、彼女は面霊気という妖怪で、感情を操る程度の能力を持っています。
もしこの場でその能力が暴走すれば、どんなことが起こるかわかりません。」
その言葉を聞き、スピードワゴン少し思案すると、こう切り出した。
「そうか、じゃあひとまず、そいつを追いかけてみるか。
ここじゃだだっ広いだけで、なんにも目印らしいもんがなくてどこかも分からねぇし、動くなら目標としてちょうどいい。
それにその間にお互いの知り合いが見つかるかもしれねぇしな」
「そうですね、ここでぼやぼやしているうちにも、どこかで争いが起きているかもしれません。
この争いを止めるためにも、まずは動かなければ」
そう言ったところで、スピードワゴンは思い出したかのように白蓮に尋ねた。
「そういえば、白蓮さん、あんた見たところ只の人間だし、争いを止めるっつても丸腰だが大丈夫なのか?まあ俺も人のことは言えんが」
「大丈夫です。わたしこう見えても結構強いんですよ。それに運良く支給品の中に私の持ち物が入っていました。」
白蓮は微笑みながら、懐から小さな両刃の槍のようなものを取り出した。
「そいつはよかった。俺なんかこの塔のようなオブジェと、ガソリンだけだぜ……」
塔のようなオブジェをいじりながらぼやいていると、白蓮が強い眼差しでオブジェを見つめていた。
「もしかしてこのオブジェ、白蓮さんの知ってるものだったのか?」
白蓮は一瞬だけ悲しそうな顔をしたが、すぐに元の表情に戻り説明を始めた。
「はい、それは毘沙門天様の宝塔と言い、強力な力を秘めた宝具です。
そして……私の大切な弟子、
寅丸星の持ち物。それがあなたに支給されたのは、なにか運命めいたものを感じます。
どうか大切に持っていていただければ幸いです。」
「ああ、承知したぜ。それで、この宝塔とやらは、一体どんな力を秘めているんだ?」
「誰でも強力な光線を放つことができます。ただもちろん普通の人が使えば、それ相応の消耗を強いられるので、使う時はここぞという時に」
「……ただのオブジェだと思ってたが、そんな物騒なシロモノだったとは……」
たじろぐスピードワゴンを尻目に、目に見えて張り切った白蓮は出発進行の声を上げた。
「さあ、確認すべきことは終えました。然らば急いで面霊気を追いましょう!いざ、南無三!」
「お、おう!不肖このスピードワゴン、あんたに付いて行かせてもらうぜ!」
そう言って二人は立ち上がった。共に信じるもののため、その瞳に決意の炎を宿して。
ちなみに張り切り過ぎた白蓮が、身体強化の魔法で超スピードで走りだし、スピードワゴンが悲鳴を上げたのは別のお話。
【A-3/草原/深夜】
【ロバート・E・O・スピードワゴン@第一部ファントムブラッド】
[状態]:健康
[装備]:宝塔@東方星蓮船
[道具]:基本支給品、ガソリン(18L/18L)@現実
[思考・状況]
基本行動方針:ジョースタさんやツェペリのおっさん共にディオを倒す。
1:吸血鬼?かも知れない秦こころを警戒。白蓮と共に追いかける。
2:白蓮を信用。とりあえず行動を共にし、彼女の仲間を探すのを手伝う。
3:ジョースタさんやツェペリのおっさんと合流する。
[備考]
※参戦時期は切り裂きジャック撃破後、ウインドナイツ・ロットを目指している途中です。
※同姓の人物の存在に気づいていますが、今は深く考えないと割りきっています。
【聖白蓮@東方星蓮船】
[状態]:健康、不安
[装備]:独鈷(12/12)@東方 その他(東方心綺楼)
[道具]:基本支給品、不明支給品0~1個@現実
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いを止める。
1:とりあえず秦こころを追いかけて、危険の有無を確認する。
2:殺し合いには乗らない。乗っているものがいたら力づくでも止め、乗っていない弱者なら種族を問わず保護する。
3:弟子たちを探す。無事かどうか不安。
4:スピードワゴンを信用。行動を共にし、彼の仲間を探すのを手伝う。
[備考]
※参戦時期は東方心綺楼秦こころストーリー「ファタモルガーナの悲劇」で、霊夢と神子と協力して秦こころを退治しようとした辺りです。
※魔神経巻がないので技の詠唱に時間がかかります。
簡単な魔法(一時的な加速、独鈷から光の剣を出す等)程度ならすぐに出来ます。その他能力制限は、後の書き手さんにお任せします。
※DIOを危険人物と認識しました。
※白蓮とスピードワゴンは、お互いの知っている人物や場所の情報を交換しました。
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「モンキーポゼッションなんだよジョジョォォォォーーーーーーッ!!」
また変な言葉が出た。この仮面をつけていると時々変な言葉が出る。面白い。
「これが楽しい時の表情!」
そう言って彼女、秦こころは笑いの仮面をかぶった。
さっきから何度も変な言葉が出てはこんなことを繰り返している。
何度も繰り返しているうちに分かったことだが、この石仮面とやらは、どうやらただの面ではない。
優越感、全能感、残酷と、挙げればきりがないほど色々な感情を含んでいる。
おそらくこの仮面は自分と同じく、長い年月を経てきたシロモノなのだろう。
そうでなければこの感情の多さの説明がつかない。そしてきっと、なにか超常的な秘密を持っている。
内包している感情が、物騒だったり常軌を逸していたりするからだ。普通じゃない。
「この仮面って面白い♪」
そう言いながら、彼女はまた少しずつ歩を進める。
自我が薄く表情のない彼女は、人間や妖怪の持つ表情を知ろうとしていた。
そしてこの得体のしれない奇妙な面も、なにか表情を知るために役立つのではないかと考えたのだ。
故に彼女は、仮面を研究しながらふらふらと、目的も意味もなく南に進んでいたのであった。
その最中に、人が居たことも知らずに。
その先に、何が待ち受けているのかも知らずに。
【A-4/草原/深夜】
【秦こころ@東方 その他(東方心綺楼)】
[状態]健康
[装備]様々な仮面、石仮面@ジョジョ第一部
[道具]基本支給品
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いには乗らない
1:とりあえずふらつく(南に向かっている)
2:殺し合いに乗っている人間がいたら戦う?
3:私が最強だ!
4:石仮面って面白い♪いろいろ調べてみようっと
[備考]
※少なくとも東方心綺楼本編終了後から
※周りに浮かんでいる仮面は支給品ではありません
○支給品説明
『宝塔』
ロバート・E・O・スピードワゴンに支給。
本来は毘沙門天の弟子、寅丸星の持ち物。
使用者に消耗を強いる代わりに、誰でもありとあらゆる物を焼きつくす光を放つことが出来る。別名レーザー宝塔。
『ガソリン』
ロバート・E・O・スピードワゴンに支給。
石油を原料として精製され、主に燃料として使われる。
発火点が低く、静電気程度の熱でも発火するので取り扱いには要注意。
18Lサイズのポリタンクごと支給された。
余談だが、スピードワゴンは一部の後、ガソリンの原料である石油を掘り当てたことにより成功を収め、
その財産でスピードワゴン財団を設立した。
そしてなんと一巡後(スティール・ボール・ラン)の世界でも石油会社を興している。
『独鈷』
聖白蓮に支給。
密教などで用いられる法具の一種で、槍状の刃が両端に付いた物。
白蓮はこれを武器として、様々な形で(槍投げ、投擲、光の剣、等)使用している。
一ダース支給された。
最終更新:2013年12月03日 22:34