ヴァルディクス最高司令 - 十の救現主wiki

ヴァルディクス「………金眼の破片か。わかった。実験棟に後日向かうとしよう。
ああ、こちらではすでに、改造の手順は明確化されている。
あとは異現へと跨ぐことができる補助材が手に入れば、完了だ。
何より、そこに時間がかかってしまうんだがな。
進捗があれば連絡しよう。では。」

シルヴィエ「ヴァルディクス、オリヴィアたちを連れてきたわよ。」
ヴァルディクス「ご苦労。さて、オリヴィア。二週間の間、大変な思いをしただろう。
このような事態は、我々沈黙者としての責任と、お前だけに過酷な任務を背負わせてしまった私の責任でもある。詫びさせてくれ。」
オリヴィア「最高司令が頭を下げる必要はありませんよ！！
おかげでこんなすごい仲間たちに会えたんですから。」
ヴァルディクス「どうやらオリヴィアは、私の想像などはるかに超えて強くなっていたのだな。
だが、そう長く止まってはいられない状況だ。我々の時間には限りがある。
異現座標の特定班が座標を調べ終わるまでに、パッドファルトを異現の「蛇の首」まで飛ばせるように改造を済ませなければならない。
そこで、オリヴィアたちには、パッドファルト改造に必要な異現物質の回収を任せたい。
パッドファルトのような巨大なものが異現へと現実を跨ぐには、それ相応の大きな補助材が必要になる。
この現実に一度飛来した何かでないとならない上に、銀鉱のいた現実では、距離が近すぎるゆえに、計算上不可能と断定されてしまっていてな。
ここと、銀鉱のいた現実以外から飛来した異現物質である必要があるのだ。
随分前に、どこかにそういった物質が発見されたと報告を受けたが、当時の記録はもう残っていなくてな。
監査官棟に行けば、見当がつく者がいるかもしれない。まずはそこを当たって欲しい。」
オリヴィア「分かりました。ではさっそく、向かいたいと思います。」
ヴァルディクス「ああ、頼んだぞ。
シルヴィエ、お前への新しい任務は、特に用意していない。自由に過ごすといいだろう。」
シルヴィエ「それなら、外出準備を始めてもいいかしら。
オリヴィアたちに、あとから合流してついていこうかと。」
ヴァルディクス「構わない。何かあったら、お前が助けてやってくれ。」