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校舎裏会戦

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
「え…ゆーちゃん…も…もう一回、言ってくれるかな…?」
「え…と、だから、女の子を好きになっちゃったら
どうしたらいいのかなって…」
夕食を食べ終ってから、相談があると言って
私は、お姉ちゃんの部屋に来ていた。
私が話を切り出すのをイスに座って待っていたお姉ちゃんが
内容を聞いた途端、こめかみを押さえて難しい顔をする。
「…ちなみに、何でそれを私に相談したのか聞いてみてもいい…?」
「えと、ね。田村さんが『恋っス!あれは恋する乙女の目っス!
間違いなく付き合ってるっス!!』ってお姉ちゃんとかがみ先輩
の事を言ってたから、色々解るかなぁって…」
ゴン。
お姉ちゃんがイスから転げ落ちて側頭部を床に打ち付けた。
とっても痛そう…。
「お、お姉ちゃん!?大丈夫!?」
「だ、大丈夫大丈夫。…それにしても…やるな、ひよりん…!
まだ付き合って一週間たってないのに…不意打ちは反則だよ」
頭をさすりながら今度は床へと座り直す。
「うーん…私達のはあんまり参考にならないかも。
ノリと勢いだけで告白したようなものだし」
「そっかぁ…」
いい相談相手だと思ったんだけどな…。
しょんぼりしてると、またお姉ちゃんから話しかけられた。
「相手はみなみちゃん、だよね?」
「え!?なんで解るのっ!?」
「…そりゃあ、ゆーちゃんとフラグ立つような人っていったら
みなみちゃんぐらいしか思い付かないし」
フラグ?フラグってなんだろう?
よくわからないけど、私ってそんなにわかりやすいかなあ…。
「…まあ、可愛いゆーちゃんの頼みだしね。
よし!おねーさんが一肌脱いであげるよ!」
お姉ちゃんがグッと親指を立ててにぱっと笑う。
お姉ちゃんに相談して良かったぁ…!
「作戦名はアレクサンドロス作戦!!」
「ア…アレク…??」
聞き慣れない単語が発せられて私はたじろいだ。
やっぱりちょっと不安かも…っ。
「ま、特に名前に意味はないんだけどネ。
かがみにも協力して貰って…明日…から……ね?」
「う…うん」
古典的だけど効果はあるから、と言ってお姉ちゃんが続ける。
「で…して……するっと」
「解った!頑張るね!」
ちょっと恥ずかしいけど、そんなのには構ってられない。
「では、大いなる武功と名誉ある敵にっ!
ウーランツァール!!(帝国万歳!!)さぁ、ゆーちゃんも!」
「う…うーらんつぁーる! 」




次の日の放課後。
私はお姉ちゃんと一緒に校舎裏に来ていた。
もうちょっとでかがみ先輩がみなみちゃんを連れてくるはず。
緊張で手に汗がじっとりと滲む。
「大丈夫だよ、ゆーちゃん。きっと成功するから」
お姉ちゃんが手を握ってくれて、高鳴っていた心臓が少し落ち着いた。


それから一分ぐらいして、みなみちゃんが先輩に連れられてやってきた。
手を繋ぎあってる私とお姉ちゃんを見て、
先輩の目に涙が浮かんだ気がするけど、ごめんなさいと
心の中で謝る事しか出来ない。
「…話って…?」
みなみちゃんが当然の疑問を投げかけて来る。
ちらり、とお姉ちゃんが私を見て、私も小さく頷き返す。
それが作戦決行の合図。
「私とね、ゆーちゃん付き合う事になったから」
「………え?」
大事なひとに嘘をつく行為に心が痛むけど
それ以上に、みなみちゃんの本当の気持ちが知りたかった。
みなみちゃんの目が見開かれる。だけど、それだけじゃよく解らない。
「だから、休みの日とか会えない日が多くなるかも
しれないけど、ごめんネ?」
「…それは、困る…」
「何で?みなみちゃんには関係ないはずでしょ?
私たちは恋人同士なんだもん。
例えば、こんな事したって――…」
お姉ちゃんはそう言って、私の手を握っている方とは反対の手で
あごを持ち上げて唇を寄せてくる。
うぅ…作戦とはいえ恥ずかしいよぅ…
お姉ちゃんの顔が段々と近づいて来て
目の前がお姉ちゃんでいっぱいになっていく。
ふと、視界の端に下唇を噛み締め血の涙を流しているかがみ先輩が見えた。
こ……怖いよう!!
っていうかお姉ちゃん、先輩には説明したんだよね!?
唇と唇が触れ合うまで、後数センチ。
と、次の瞬間――
「――っ!ダメっ!!」
私とお姉ちゃんの間にみなみちゃんが割り込んで来た。
……え……もしかして…
「ふふっ、ゆーちゃん良かったね。じゃあお先に!
かがみんを慰めに行かなくちゃ、体でっ!!」
いつのまにか居なくなっていたかがみ先輩を捜しに
お姉ちゃんは駆けて行った。
最後のは冗談だよね?お姉ちゃん…!
ここ、学校だし…!


「…え…?どういう…?」
事態が飲み込めてないであろうみなみちゃんが、
私の顔とお姉ちゃんの去って行った方向を交互に見てる。
「ごめんなさい、みなみちゃん。私がお姉ちゃんに相談したの」
「……何を?」
「みなみちゃんが好きなんだけど、どうしたらいいかって…」
結果、みなみちゃんは私とお姉ちゃんのキスを嫌がってくれた。
…少しは期待してもいいのかな…?
「…………………」
沈黙が痛い。…やっぱり怒ってるかな…。
こんな風にして気持ちを確かめるのは間違いだったかも。
今になって後悔の念が押し寄せる。

何分、もしかしたら何秒かだったのかもしれないけど、
みなみちゃんが口を開いた。
「…私も、最近心の中にモヤモヤしたものがあって……
それが何なのか解らなかったけど…さっき私は
ゆたかにキスして欲しくなかった…。ゆたかを取られたくなかった…。
…だから、私もゆたかの事が、好きなんだと思う」
ほっぺを赤く染めながらの告白に、嬉しさが込み上げて来て
私は爪先立ちをしながら、みなみちゃんの制服を軽く引っ張る。
唇同士が触れ合って、みなみちゃんの目が驚きで
まんまるくなったのが見えた。
そして私はとびっきりの笑顔で言う事にする。


「大好きだよ!みなみちゃん!!」













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  • かがみをフォローする
    続編が見たいです! -- チャムチロ (2012-08-29 12:40:46)
  • どっちかってっとこな×かがをkwskwww -- 名無しさん (2010-03-08 07:37:01)
  • ゆた×みなウーラン!!
    こな×かがウーラン!! -- 名無しさん (2009-11-29 03:10:52)
  • 件の駆け落ちシリーズ読んだあとだから、冗談に聞こえんwww -- 名無しさん (2009-11-28 09:28:37)
  • この後のこな×かが編をみたいです!! -- 無垢無垢 (2008-08-25 20:32:04)
  • やっぱりゆた×みなと、こな×かがはデフォなんだと再確認しました
    GJ!! -- 名無しさん (2008-08-25 18:32:55)
  • プォプォプォー -- 名無しさん (2008-01-08 02:36:38)
  • 血の涙を流しているかがみ先輩が-----

    定番の、黒いオーラや、ゴゴゴゴっという効果音を背負っている表現よりも、怖くて可愛いくて萌えです。
    こなたがどうやって慰めたのか・・・
    -- 名無しさん (2007-11-04 20:05:53)

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