最近の私の朝は早い。
目覚まし無しでも起きれるようになった辺り、人間って危険には敏感に出来てるんだな何て感心してしまう。
眠い目を擦りながらもベッドから起き上がろうとしたときに小さな音をたててドアが開いた。
開けた相手は分かっているので、音を立てないように頑張ってる人に声をかける。
目覚まし無しでも起きれるようになった辺り、人間って危険には敏感に出来てるんだな何て感心してしまう。
眠い目を擦りながらもベッドから起き上がろうとしたときに小さな音をたててドアが開いた。
開けた相手は分かっているので、音を立てないように頑張ってる人に声をかける。
「ゆーちゃん、おはよう。起きてるから別に音立ててもいいよ」
「お、おはようお姉ちゃん、この頃早いんだね……前はこの時間寝てたのに」
「起きないと身の危険があるからね」
「お、おはようお姉ちゃん、この頃早いんだね……前はこの時間寝てたのに」
「起きないと身の危険があるからね」
気が付けばゆーちゃんがベッドに潜り込んでるし、気がつけば色々と危険な体勢になってたりと。
そりゃ早く起きるようにもなるよと笑ってみせる。
実際されたとき笑えなかったから。
未だにこんな朝早くにこっそりと部屋に入ろうとする辺り狙われてるんだろうけど。
私のアホ毛がゆーちゃんに反応してる。
どういう理屈かは自分でも分かってないけど、私を狙ってる人に対してこの毛は反応するらしい。
日や人によって反応の強さがバラバラなので何かのウイルスに反応してるのかもしれない。
私を狙うようになるウイルス? 薬はあるんだろうか。
とにかく、アホ毛が反応しているゆーちゃんは当然のように部屋に入ってきて床に座っている。
そりゃ早く起きるようにもなるよと笑ってみせる。
実際されたとき笑えなかったから。
未だにこんな朝早くにこっそりと部屋に入ろうとする辺り狙われてるんだろうけど。
私のアホ毛がゆーちゃんに反応してる。
どういう理屈かは自分でも分かってないけど、私を狙ってる人に対してこの毛は反応するらしい。
日や人によって反応の強さがバラバラなので何かのウイルスに反応してるのかもしれない。
私を狙うようになるウイルス? 薬はあるんだろうか。
とにかく、アホ毛が反応しているゆーちゃんは当然のように部屋に入ってきて床に座っている。
「……ゆーちゃん。今から着替えるんだけど」
「うん。いいよ」
「いや、出てよ」
「うん。いいよ」
「いや、出てよ」
暑い日は下着でいる私でも、流石に人前で着替えるようなストリップショーは趣味じゃない。
それにこのゆーちゃんの前で着替えるのは自殺行為に近い。絶対。
同人誌やらなにやらの知識を知っちゃったからかな? それともウイルスのせいかな?
純粋なゆーちゃんプリーズカムバック。
それにこのゆーちゃんの前で着替えるのは自殺行為に近い。絶対。
同人誌やらなにやらの知識を知っちゃったからかな? それともウイルスのせいかな?
純粋なゆーちゃんプリーズカムバック。
「大丈夫、今日こそ目に焼き付けるから!」
グッとポーズをとるゆーちゃん。ああ、お姉ちゃん泣けてきたよ。
ガンバレ! って応援したくなるようなポーズと表情でそんな事言わないで。
相手がゆーちゃんだから強く言えない。
ガンバレ! って応援したくなるようなポーズと表情でそんな事言わないで。
相手がゆーちゃんだから強く言えない。
「おはよう、こなた。今日も大変だな」
「本当にネ」
「おはようございます、おじさん」
「おはよう、ゆーちゃん。えっと……色々とほどほどにね?」
「本当にネ」
「おはようございます、おじさん」
「おはよう、ゆーちゃん。えっと……色々とほどほどにね?」
朝食時。もう恒例になったお父さんのゆーちゃんへの注意。
お父さんは家での事しか知らないけど、学校ではもっと大変な目にあってるんだよ、私は。
よくお父さんがしてくるスキンシップなんて可愛いもんだったよ……
ちなみに、結局ゆーちゃんは部屋から動かなかったので私はゆーちゃんに見られつつ着替えた。
もういいや。慣れてるし。視線が痛いとか思っちゃったらアウトなんだよ。気にしたら負けなんだよ。
でも気にせずに着替え始めるようになったりしたら、それは私が大事なものを捨てたんだという証拠だと思う。
羞恥心と言うか、いっそ諦めたと言うか。
皿の上のトーストを手に取り、イチゴジャムを上にかける。
使い終わったら隣のゆーちゃんにパスしてトーストを一口かじる。ジャムの甘さが良い感じ。
お父さんは家での事しか知らないけど、学校ではもっと大変な目にあってるんだよ、私は。
よくお父さんがしてくるスキンシップなんて可愛いもんだったよ……
ちなみに、結局ゆーちゃんは部屋から動かなかったので私はゆーちゃんに見られつつ着替えた。
もういいや。慣れてるし。視線が痛いとか思っちゃったらアウトなんだよ。気にしたら負けなんだよ。
でも気にせずに着替え始めるようになったりしたら、それは私が大事なものを捨てたんだという証拠だと思う。
羞恥心と言うか、いっそ諦めたと言うか。
皿の上のトーストを手に取り、イチゴジャムを上にかける。
使い終わったら隣のゆーちゃんにパスしてトーストを一口かじる。ジャムの甘さが良い感じ。
「ジャムだけなら甘ったるすぎるけど、トーストと一緒だと美味しいよね」
「だよね」
「だよね」
ゆーちゃんもトーストにジャムをかけて。
なぜかジャムのビンと私とを何回か見比べてニッコリ笑った。
なぜかジャムのビンと私とを何回か見比べてニッコリ笑った。
「ジャムをトッピングしてもしなくても美味しそうだよね?」
「あえて『何に?』とは聞かないから、とりあえず早くトースト食べてね」
「あえて『何に?』とは聞かないから、とりあえず早くトースト食べてね」
お父さんが苦笑した。
その反応は、何かを妄想して萌えたけどその会話はさすがにダメだろ……と思考が混ざってる時の顔だ。
食べ終わったら歯磨きして学校かぁ……気が重いなぁ。
でも休んだら絶対みんな家に来る。
嬉しい事だけど、来てくれたら困る。主に逃げ場所が無くて困る。
複雑な思い出トーストをすべて飲み込むと、急にゆーちゃんが人差し指を突きつけてきた。
少し鼻を突付かれる。
その反応は、何かを妄想して萌えたけどその会話はさすがにダメだろ……と思考が混ざってる時の顔だ。
食べ終わったら歯磨きして学校かぁ……気が重いなぁ。
でも休んだら絶対みんな家に来る。
嬉しい事だけど、来てくれたら困る。主に逃げ場所が無くて困る。
複雑な思い出トーストをすべて飲み込むと、急にゆーちゃんが人差し指を突きつけてきた。
少し鼻を突付かれる。
「お姉ちゃん、鼻の頭にジャムがついてるよ」
それは行動の前に言ってほしかったなぁ。
ジャムがついていたのは本当らしく、それを掬い取ると指を私の口の中に差し込んできた。
突っ込まれた指についている少量のジャムを舐め取る。やっぱりジャムだけだと甘い。
ジャムがついていたのは本当らしく、それを掬い取ると指を私の口の中に差し込んできた。
突っ込まれた指についている少量のジャムを舐め取る。やっぱりジャムだけだと甘い。
「ん、ぐ。……ありがと、ゆーちゃん」
「うん!」
「うん!」
私の口から引き抜いた指はどうするのか気になるけど、見てしまったらダメな気がするから見ない。
というより、これぐらいなら別にいいやと思ってしまってる辺りすでに私がダメだ。
何だか最初より許容範囲が広くなってしまっている。
目の前ではお父さんが鼻を押さえていた。
いや、もう何だっていいけどね。
というより、これぐらいなら別にいいやと思ってしまってる辺りすでに私がダメだ。
何だか最初より許容範囲が広くなってしまっている。
目の前ではお父さんが鼻を押さえていた。
いや、もう何だっていいけどね。
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- 純粋さが消え こなたに欲情するイカしたゆたかがここに……
もっとヤレ! -- ラグ (2009-01-03 02:37:39) - おとーさんwwww -- 名無しさん (2008-08-16 04:19:46)
- なんというこなた
こなたを見たゆたかはこなたに欲情してしまった
このこなたは間違いなくみなみに殺される -- 名無しさん (2008-05-07 16:35:56) - 思い出トーストw -- みみなし (2008-05-07 09:22:19)
- 嗚呼…… 純粋なゆーちゃんを…… -- 名無しさん (2008-05-06 23:15:45)
- WWWWWWWWWしっ…死ぬる -- サラダ二等兵 (2007-12-17 08:27:42)
- ワクワクテカテカ -- 名無しさん (2007-10-21 22:41:29)
- 続き続き!! -- 名無しさん (2007-10-17 09:42:30)