- 4.打ち明けよう!
「さぁて、どうしようかしら」
ようやく体の熱も冷めてきたところで、もう一度部屋を見回す。
ひきこもりエロガキはまだベッドの上で呆けてやがる。
おっと、口が悪かったか。同い年なんだっけ?
社会復帰ねぇ……学校ぐらい行けば十分よね。
「やっぱり使いますか? 宿主用の」
「声で50、姿で100だっけ?」
それだけ支払えば、宿主だけにはフリーパスになるらしい。
確かにこのままだと説得も無理よね。
でも-150TP……その借金は重いな。
「ちょっと待って、考えてみるから」
まだこの子のことはよく分かってないしね。
ええと、こなた? だっけ、変な名前。
部屋は散らかってるし、ベッドの脇には漫画の山。
どうやら大分自堕落な人間みたい。
あと漫画とかフィギュアがいやに多いな……所謂あれ、オタクってやつ?
まぁ私もラノベとか結構読むほうだからあんまり馬鹿には出来ないけど。
「他なんか情報は?」
「ええと、父親は小説家らしいですよ。今はその人と二人で暮らしてるみたいですね」
履歴書に目を滑らせる。
なんとまぁ、じゃあ家の中に居るかもね。
ひきこもりの娘放っておくなんて、そっちも案外怠け者なんじゃないの?
「おーい、こなたー」
とか噂をしてたら部屋の外から声が聞こえた。
男性の声。たぶん、その父親だろう。
「そろそろご飯にしようか、何か食べたいのあるかい?」
猫なで声で少女に話しかける。
でも、その返事がなかなか私の耳に届かない。
「……」
「な、何か出前でもとろうか? それとも久しぶりに何所かに食べに……」
「カップラーメンでいいよ」
男性の声を遮る声が、辺りの空気を固める。
「それにまだお腹空いてないからいい。勝手に食べるから、先に食べてていいよ」
「そ、そうか……」
その冷たい言葉に、男性の声が見る見る落ちていく。
そのままため息を漏らすと、立ち去っていく足音が聞こえる。
扉の向こうから声が途絶えてまた、辺りを静寂が支配する。
これはまたなかなかどうして陰気な性格みたいね。
まぁ多感な時期だし、捻くれててもおかしくはないか。
でも父親も父親よ、あんな甘やかしてたらそりゃつけあがるわ!
うーん、こりゃ難しいな。
ようやく体の熱も冷めてきたところで、もう一度部屋を見回す。
ひきこもりエロガキはまだベッドの上で呆けてやがる。
おっと、口が悪かったか。同い年なんだっけ?
社会復帰ねぇ……学校ぐらい行けば十分よね。
「やっぱり使いますか? 宿主用の」
「声で50、姿で100だっけ?」
それだけ支払えば、宿主だけにはフリーパスになるらしい。
確かにこのままだと説得も無理よね。
でも-150TP……その借金は重いな。
「ちょっと待って、考えてみるから」
まだこの子のことはよく分かってないしね。
ええと、こなた? だっけ、変な名前。
部屋は散らかってるし、ベッドの脇には漫画の山。
どうやら大分自堕落な人間みたい。
あと漫画とかフィギュアがいやに多いな……所謂あれ、オタクってやつ?
まぁ私もラノベとか結構読むほうだからあんまり馬鹿には出来ないけど。
「他なんか情報は?」
「ええと、父親は小説家らしいですよ。今はその人と二人で暮らしてるみたいですね」
履歴書に目を滑らせる。
なんとまぁ、じゃあ家の中に居るかもね。
ひきこもりの娘放っておくなんて、そっちも案外怠け者なんじゃないの?
「おーい、こなたー」
とか噂をしてたら部屋の外から声が聞こえた。
男性の声。たぶん、その父親だろう。
「そろそろご飯にしようか、何か食べたいのあるかい?」
猫なで声で少女に話しかける。
でも、その返事がなかなか私の耳に届かない。
「……」
「な、何か出前でもとろうか? それとも久しぶりに何所かに食べに……」
「カップラーメンでいいよ」
男性の声を遮る声が、辺りの空気を固める。
「それにまだお腹空いてないからいい。勝手に食べるから、先に食べてていいよ」
「そ、そうか……」
その冷たい言葉に、男性の声が見る見る落ちていく。
そのままため息を漏らすと、立ち去っていく足音が聞こえる。
扉の向こうから声が途絶えてまた、辺りを静寂が支配する。
これはまたなかなかどうして陰気な性格みたいね。
まぁ多感な時期だし、捻くれててもおかしくはないか。
でも父親も父親よ、あんな甘やかしてたらそりゃつけあがるわ!
うーん、こりゃ難しいな。
「やっぱ、使うしかないかしら……」
成功すれば5000のハイリターン。
そのためなら50や100ぐらいローリスクよね。
だとすると、問題は……。
「驚くわよね」
「ええ、大概皆さんビックリされます」
いきなり幽霊でーす、だなんて言われりゃね。
しかも本人にしか見えないと来たもんだ。
下手すりゃ重病人扱いよ、頭のほうで。
「中には塩かけられた人も居ましたよ」
……どうなったかは聞かないでおこう。
じゃあ慎重に、かつ大胆に。
うーん、いきなりじゃ駄目だろうし……そう、幽霊なのがいけないのよ。
怖いし信憑性はないし、もっと別のにすればいいわ。
「人形とかが喋るのとかいいんじゃない? ファンタジックよね」
「人形ですか?」
漫画とかアニメばっかり見てるなら、そういうのも受け入れやすいはず!
と部屋を見渡すが、ロクなものがない。
……もっとこう、女の子の部屋らしい人形はないのだろうか。
半裸状態のキャラフィギュアしかないし、こんなのが喋ってもファンタジーの欠片もないし……。
「あ、これなんかどうですか?」
何よそのオオサンショウウオみたいな不細工なのは!
もっと可愛いのよ可愛いの。
あ、ほらあるじゃない熊のぬいぐるみが。
「じゃあ声だけやっちゃって、あと人形持つから触れるようにも」
「はいはい、合計-55になりまーす」
これで-189TP、さぁ後には引けないわよ。
「?」
熊の人形を掴み、少女の前まで運ぶ。
それに気がつき、少女が目を見開く。
向こうから見たらまだ、姿は見えてないから熊のぬいぐるみが浮いてるように見えるって算段よ!
いけファンタジーふじお○!
「……?」
少女が首を傾げる。
そりゃそうよ、今愛用のふじ○かが万有引力を打ち砕いてるんだから!
「えー、オホン」
と、一度咳払い。
こっからは声が届くのよね。
大丈夫よ、色々頭の中では考えたわ。こういうのは勢いよ!
「ぼ、僕ふじ吉だよー」
「ぶふぅ!」
後ろから噴出す笑い声が聞こえる。
あの野郎あとで耳引きちぎってやる!
成功すれば5000のハイリターン。
そのためなら50や100ぐらいローリスクよね。
だとすると、問題は……。
「驚くわよね」
「ええ、大概皆さんビックリされます」
いきなり幽霊でーす、だなんて言われりゃね。
しかも本人にしか見えないと来たもんだ。
下手すりゃ重病人扱いよ、頭のほうで。
「中には塩かけられた人も居ましたよ」
……どうなったかは聞かないでおこう。
じゃあ慎重に、かつ大胆に。
うーん、いきなりじゃ駄目だろうし……そう、幽霊なのがいけないのよ。
怖いし信憑性はないし、もっと別のにすればいいわ。
「人形とかが喋るのとかいいんじゃない? ファンタジックよね」
「人形ですか?」
漫画とかアニメばっかり見てるなら、そういうのも受け入れやすいはず!
と部屋を見渡すが、ロクなものがない。
……もっとこう、女の子の部屋らしい人形はないのだろうか。
半裸状態のキャラフィギュアしかないし、こんなのが喋ってもファンタジーの欠片もないし……。
「あ、これなんかどうですか?」
何よそのオオサンショウウオみたいな不細工なのは!
もっと可愛いのよ可愛いの。
あ、ほらあるじゃない熊のぬいぐるみが。
「じゃあ声だけやっちゃって、あと人形持つから触れるようにも」
「はいはい、合計-55になりまーす」
これで-189TP、さぁ後には引けないわよ。
「?」
熊の人形を掴み、少女の前まで運ぶ。
それに気がつき、少女が目を見開く。
向こうから見たらまだ、姿は見えてないから熊のぬいぐるみが浮いてるように見えるって算段よ!
いけファンタジーふじお○!
「……?」
少女が首を傾げる。
そりゃそうよ、今愛用のふじ○かが万有引力を打ち砕いてるんだから!
「えー、オホン」
と、一度咳払い。
こっからは声が届くのよね。
大丈夫よ、色々頭の中では考えたわ。こういうのは勢いよ!
「ぼ、僕ふじ吉だよー」
「ぶふぅ!」
後ろから噴出す笑い声が聞こえる。
あの野郎あとで耳引きちぎってやる!
「ぼ、僕って……め、雌の熊でいーじゃん。ぶふぅー」
てめぇ笑いすぎだろぅが! ○じおかは雄なんだよ!
ああもう、こいつは放っておこう。
今はこっちよ、5000点!
……じゃなかった、えっと名前なんだっけか。
「こ、こなたちゃん。学校行こうよー」
少女の前で熊の人形を揺らす。
落としたらまた拾うのにポイント使わないといけないんだから、慎重にね。
「……」
少女の反応はなんと言うか……微妙だった。
呆けた表情で熊のぬいぐるみを見上げ、数分してからようやく口を開く。
「お姉さん……誰?」
「へっ?」
その声に、目が点になる。
お姉さん? ふ、ふじ吉だよー?
「あっ……」
そのままベッドから立ち上がり、私から熊のぬいぐるみを取り上げる。
「これレア物なんだから、触らないでよね」
不機嫌そうにぬいぐるみを元の位置に戻し、不審そうな目でまたこちらを見る。
「それで?」
「えっ、あっ。あれ?」
「どうやって入ったの? 鍵してたはずだけど。ってゆーかその前に、誰?」
質問の矢が飛び、問い詰められ慌てる。
ど、どう見てもこれは『私』に向かって言ってるわけよね?
これは予想外……ってレベルじゃねーぞ!
「あ、あのー……」
おずおずと少女の後ろから、間抜け天使が顔を出す。
ま、まさかこの野郎……また何かやらかしやがったのか!
「てへっ☆ ミスっちゃいました」
可愛く言っても許すか! こ、これはじゃあそういう事なの?
声だけのはずが……姿も見えてるってことかよ!
まだそれは後の予定だったのに!
「あ、ちなみに-100TPですので」
こ・の・ク・ソ・野・郎! あとで耳を引きちぎる!
「ねぇ、答えなよ」
「う、うぅ……」
これはどうやら、観念するしかないのか。
あぁ折角色々考えてたのに台無しだよ!
はぁ……仕方ないか、全部洗いざらい話そう。
どうやらあんまり動じてないみたいだしね、図太いのかも。
……覚えてろ、間抜け天使!
てめぇ笑いすぎだろぅが! ○じおかは雄なんだよ!
ああもう、こいつは放っておこう。
今はこっちよ、5000点!
……じゃなかった、えっと名前なんだっけか。
「こ、こなたちゃん。学校行こうよー」
少女の前で熊の人形を揺らす。
落としたらまた拾うのにポイント使わないといけないんだから、慎重にね。
「……」
少女の反応はなんと言うか……微妙だった。
呆けた表情で熊のぬいぐるみを見上げ、数分してからようやく口を開く。
「お姉さん……誰?」
「へっ?」
その声に、目が点になる。
お姉さん? ふ、ふじ吉だよー?
「あっ……」
そのままベッドから立ち上がり、私から熊のぬいぐるみを取り上げる。
「これレア物なんだから、触らないでよね」
不機嫌そうにぬいぐるみを元の位置に戻し、不審そうな目でまたこちらを見る。
「それで?」
「えっ、あっ。あれ?」
「どうやって入ったの? 鍵してたはずだけど。ってゆーかその前に、誰?」
質問の矢が飛び、問い詰められ慌てる。
ど、どう見てもこれは『私』に向かって言ってるわけよね?
これは予想外……ってレベルじゃねーぞ!
「あ、あのー……」
おずおずと少女の後ろから、間抜け天使が顔を出す。
ま、まさかこの野郎……また何かやらかしやがったのか!
「てへっ☆ ミスっちゃいました」
可愛く言っても許すか! こ、これはじゃあそういう事なの?
声だけのはずが……姿も見えてるってことかよ!
まだそれは後の予定だったのに!
「あ、ちなみに-100TPですので」
こ・の・ク・ソ・野・郎! あとで耳を引きちぎる!
「ねぇ、答えなよ」
「う、うぅ……」
これはどうやら、観念するしかないのか。
あぁ折角色々考えてたのに台無しだよ!
はぁ……仕方ないか、全部洗いざらい話そう。
どうやらあんまり動じてないみたいだしね、図太いのかも。
……覚えてろ、間抜け天使!
- 現在のTP:-289TP(↓)
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- かがみんの頑張り(ふじ吉)が水の泡www -- 名無しさん (2009-03-30 22:33:12)