「ねぇ、みゆきさん。なんで私は泉さんなの?」
「それは、子供は親の苗字をそのまま引き継ぐからではないかと。
今の苗字と言うのはですね、江戸時代には、一般庶民は苗字を名乗ることが許されていな……」
「いや、そうじゃなくて。かがみもつかさも名前で呼んでるのに、何で私だけ苗字なのかなあ」
お恥ずかしいです。また勘違いをしてしまいました。
「それは、子供は親の苗字をそのまま引き継ぐからではないかと。
今の苗字と言うのはですね、江戸時代には、一般庶民は苗字を名乗ることが許されていな……」
「いや、そうじゃなくて。かがみもつかさも名前で呼んでるのに、何で私だけ苗字なのかなあ」
お恥ずかしいです。また勘違いをしてしまいました。
「そうですね。私は基本的に、人の名前は苗字で呼ぶんですよ。
でも、かがみさんとつかささんを苗字で呼ぶと、どちらも柊さんになってしまいますから」
「なるほどね~。でもさ、できれば名前で呼んでくれないかな」
いつも元気な泉さんが、今は寂しそうです。
でも、なぜでしょう。理由がよく分かりません。
「どうされたんですか、泉さん。私が何かしてしまいましたでしょうか」
「いや、だからさ名前で呼んでくれないかな。なんか悔しいんだよね~。
二人は名前で呼ばれてるのに、私だけ苗字ってのが」
でも、かがみさんとつかささんを苗字で呼ぶと、どちらも柊さんになってしまいますから」
「なるほどね~。でもさ、できれば名前で呼んでくれないかな」
いつも元気な泉さんが、今は寂しそうです。
でも、なぜでしょう。理由がよく分かりません。
「どうされたんですか、泉さん。私が何かしてしまいましたでしょうか」
「いや、だからさ名前で呼んでくれないかな。なんか悔しいんだよね~。
二人は名前で呼ばれてるのに、私だけ苗字ってのが」
笑顔を作ってはいらっしゃいますけど、瞳に寂しさが現れています。
友達のことを名前で呼ぶのは普通のこと。
泉さんは、私のことを友達だと思ってくれているから、名前で呼んでほしいのですか?
それとも、かがみさんやつかささんへの対抗心ですか?
どちらにしても、私が寂しがらせているのは事実です。
そして、それを解決できるのも私だけ。
友達のことを名前で呼ぶのは普通のこと。
泉さんは、私のことを友達だと思ってくれているから、名前で呼んでほしいのですか?
それとも、かがみさんやつかささんへの対抗心ですか?
どちらにしても、私が寂しがらせているのは事実です。
そして、それを解決できるのも私だけ。
改めて、普段と違う呼び方をしようとすると、緊張してしまいます。
「こっ……」
声が裏返ってしまいました。
泉さんは私に期待のまなざしを向けてます。ちゃんと呼んであげなくては。
「こなたさん」
名前を呼ぶだけなのに、なぜこんなにどきどきするのでしょうか。
私を見つめるこなたさんはすごく嬉しそうな笑顔で、
そんなこなたさんを見ると、さらにどきどきが増しています。
「みゆきさん。これからも名前で呼んでくれるかな?」
そんな顔で見つめられると、断れないのですが……
「あのっ、こなたさん」
普段の私らしくない、緊張で勢いの付いた感じのしゃべり方。
「どうしたの?顔真っ赤だよ、みゆきさん」
かがみさんによく向ける、猫口でかわいらしい顔をして私を見ています。
とても嬉しいですね。
それで気が付きました。
私が、かがみさんやつかささんに対抗心を持っていることに。
「こっ……」
声が裏返ってしまいました。
泉さんは私に期待のまなざしを向けてます。ちゃんと呼んであげなくては。
「こなたさん」
名前を呼ぶだけなのに、なぜこんなにどきどきするのでしょうか。
私を見つめるこなたさんはすごく嬉しそうな笑顔で、
そんなこなたさんを見ると、さらにどきどきが増しています。
「みゆきさん。これからも名前で呼んでくれるかな?」
そんな顔で見つめられると、断れないのですが……
「あのっ、こなたさん」
普段の私らしくない、緊張で勢いの付いた感じのしゃべり方。
「どうしたの?顔真っ赤だよ、みゆきさん」
かがみさんによく向ける、猫口でかわいらしい顔をして私を見ています。
とても嬉しいですね。
それで気が付きました。
私が、かがみさんやつかささんに対抗心を持っていることに。
「いえ、改めて名前をお呼びすると、緊張すると言うか恥ずかしいと言うか。
ですから、二人のときだけお名前で呼ぶということでよろしいでしょうか。
それと、他の方には内緒でお願いいたします」
「おけ~。じゃあ、二人だけの秘密だね。でも、二人のときは必ず名前で呼んでね」
「はい。お約束します」
私が『こなたさん』と呼ぶのは二人だけのとき。
小さな秘密ですが、こなたさんと二人だけの秘密を持つことが、なぜこのように嬉しいのでしょう。
はっきり分かるのは、いつまでもこなたさんの笑顔を見ていたい、ということです。
ですから、二人のときだけお名前で呼ぶということでよろしいでしょうか。
それと、他の方には内緒でお願いいたします」
「おけ~。じゃあ、二人だけの秘密だね。でも、二人のときは必ず名前で呼んでね」
「はい。お約束します」
私が『こなたさん』と呼ぶのは二人だけのとき。
小さな秘密ですが、こなたさんと二人だけの秘密を持つことが、なぜこのように嬉しいのでしょう。
はっきり分かるのは、いつまでもこなたさんの笑顔を見ていたい、ということです。
ところで、こなたさんが先ほどから「フラグがたったかな?」などと言ってるのはどういう意味でしょう?
(おしまい)
コメントフォーム
- うん、フラグたちましたねw
それにしてもみゆきさんカワイイですw -- HIRO (2009-10-13 08:55:49)