風呂場での一騒動があった次の日、つまりは修学旅行二日目の早朝のこと―――
「う…ん…」
うっすらと目を開ける。秋の薄れ日が私の顔を照らし、朝だということを告げていた。鳥のさえずりも聞こえ、いかにも古都の朝といった感じだ。
気持ちの良い朝だ。昨日は、あんなことがあったけど、まあ、すぐに忘れるだろう。修学旅行は今日も入れて、二日もあるんだ。今は、その二日を楽しもうと考えなきゃいけない。
さて起きようか、と思ったそのとき、私は身体に違和感を覚えた。両腕がやけに重く、更に何かの重圧も感じられる。
「な…に…?」
私は、違和感の正体を確かめようと、寝ながら辺りを見回す。
このときは、目を覚ましたばかりのことで、私はまだ頭が回転しきってなかった。
しかし次の瞬間、私は一気に目が覚めてしまうことになる。
「…………っ……!」
その存在を認めた瞬間、私は叫びたいのを必死にこらえた。
何故なら、こなた、つかさ、みゆきの三人が、私の布団の中に潜り込んで寝ていたのだ。
その上、私の左腕をつかさが、右腕をこなたが、がっしりと掴んでいる。つまり、つかさは私の左側に、こなたは私の右側に寝ている。
そして、私に覆いかぶさるような格好で、みゆきが寝ている。つまりは、みゆきは私の上にいる。……いや、エロイ表現じゃなくて。
ともかく、これで、慌てないほうがどうかしている。
「い、いや待て……。落ち着け、クールになるのよ、柊かがみ…」
言ってから、独り言を呟いているのが何とも馬鹿らしく感じられる。……いや、今はそういう問題じゃない。
まず、問題を整理しよう、うん。えーと、私の右腕をつかさが掴み、左腕をこなたが掴んでいる。どちらもがっしりとした力で掴んでいて、しかも、どちらも、私の腕を自分の胸に抱きしめている。明らかに、故意だ。
そして、私に覆いかぶさるように、私の布団の中で、うつ伏せに寝ているのがみゆきだ。しかも、胸に胸が当たってむにゅむにゅと……何言ってんだ、私。正気に戻れ。
あーっ……。昨日の続きか? まさか、これは夢か? それとも、パラレルワールドに入ってしまったのか?
何にしても、この状況を何とか打開しなければならない。予定では、六時四十分に、先生が見回りに来るはずだった。こんな体たらくでは、何を言われるか、たまったものじゃない。
それを、この三人は分かっているのだろうか。三人とも、すやすやと、素知らぬ寝顔を湛えている。全く、困り果てるしかないこっちの身にもなって欲しいものだ。
それにしても、どうしよう。私の両腕はがっちりとおさえられ、私の上には、みゆきが寝ている。どう起きようにも、誰かに気付かれるに違いない。何かないのか、三人に気付かれず、平穏に目覚められる方法は……。
「う、うぅん……」
「ひっ……」
こなたの声に、一瞬、こなたが起きたのかと錯覚してしまったが、落ち着いて状況を察してみると、どうやら、ただの寝言らしかった。
一まず、ほっと胸を撫で下ろす。出来れば、そのまま、じっとしていてほしい。私のためにも。
「かがみん……」
……と思っていたら、まだ、寝言は続いていたようだ。……寝言よね? まさかおきているわけじゃ……。
「大好きだよぉ……」
「なっ……!」
みるみる顔が熱くなっていく。……なに考えてんだ、私! 私は、ノーマルな…はず…よね…? そう、これは、いつもの冗談、そう、冗談よ!
……ともかく、後で、ぶっ飛ばそう。そうすれば、全てが丸く収まるはず。
それに、今は、ただの寝言だ。つまり、こなたは起きていない。だから、気にする必要はないはずだ。
……とはいえ、時計を見ると、既に六時半だ。このままでは、先生が来てしまう。そうなれば、最後だ。
まずは、腕を二人の胸から離そう。腕さえ使えるようになれば、何とかなる。……はずだ。
とはいえ、これが難しい。さっきも言ったとおり、腕はがっちりと掴まれていて、簡単に外せる状況にない。腕を素早くスパッと抜こうものなら、確実に二人は起きるだろう。
だから、慎重に、慎重に、腕を抜かなければならない。二人が起きないように。まずは、つかさが掴んでいる左腕から始めよう。
そろそろと左腕を慎重に抜いていく。私は、つかさが起きないか、気が気でならない。緊張で、息も詰まる。
それにしても、こうしていると、どうしても、私の腕や手がつかさの胸に触れてしまう。小ぶりな胸だが、その柔らかさは結構なもので……って、おーい! 私は何を考えているんだ!
何とか雑念を振り払おうと、努力するが、一旦気にしてしまったものは、なかなか頭から離れない。どうしても、ちらちらと胸を見てしまう。当の本人は、相変わらず、素知らぬ寝顔だ。くっ、こちらの気も知らずに……。
「集中だ、集中しろ、柊かがみ……」
このときの私は、実に滑稽だったに違いない。それだけ、自分でも必死になっているのが分かった。
何の因果で、私は、修学旅行二日目の朝に、妹の胸から自分の腕を引き抜こうとしているんだろう。
…何はともあれ、深呼吸を繰り返して、私は雑念を何とか振り払い、腕を引き抜くことに成功した。
「ぜぇっ……ぜぇっ……」
息が荒い。やたら疲れた。
幸いにも、まだ、つかさは深い眠りについているようだった。その無防備な寝顔に一瞬、心を奪われそうになったが、慌てて目をそらして、何とか気を戻す。
その後、同じようにこなたの胸からも、右腕を引き抜くことに成功した。こちらも、こなたは深い眠りについている。一時は、また、変な気を起こしそうになったけど、何とか自分に勝てた。
「ふぅ……」
一息ついてから、いよいよ最後の敵を見つめる。私の身体に覆いかぶさるみゆきだ。
最後にして最強の敵だ。何故なら、みゆきの場合、身体全体が私と密着している。どう退けようにも、起きてしまう可能性が高い。
……仕方ない。恐らく、みゆきはこの三人の中で、一番良識人だと思う。いや、そうだと信じている。ならば、何とか説き伏せることが出来るだろう。……多分。
というか、早く退けさせないと、私の平常心がやばい。ここまで取り乱しておいて、平常心が何だという人もいるだろうが、一回、みゆきに覆いかぶさられてから、そのセリフをもう一回吐いてみてほしい。
私の胸は、みゆきの胸に押しつぶされているのだ。その柔らかな感触は、筆舌に尽くしがたい。早くしないと、また変な気が起きてしまう。……いや、私はノーマルなのよ?
ともかく、私は、みゆきの肩を叩いた。
「みゆきー、みゆきー、起きて……」
ところが、みゆきは全く起きる気配がない。さすがの私も焦る。既に、時刻は六時半を回っているのだ。このままでは、全てが終わる。
冷や汗が私の頬を伝いはじめたころ、やっと、みゆきは起きる気配を見せた。
「うん……だ……誰…ですか…?」
「みゆき? 起きたのね? 起きたのよね?」
くどいように、私は聞く。しかし、寝ぼけて全く耳に入らないのか、みゆきは私の事を無視するように、一人で起き上がった。
自然と私の視線は上向き、みゆきを見上げる格好となる。
ところが、これがまずかった。
「あっ……! み、みみみ……!」
私は、声にならない声を上げて、驚倒した。自分でも何を言っているんだか、分からない。
私の視線の先には、眠気眼になって起き上がっているみゆきがいる。それだけならいい。
ただ、浴衣のところどころがはだけていて……その……何というか…そのとろんとした目つきなども相まって、あらぬ想像をさせてしまうような、いやにその身体は艶かしかった。
特に、やはり、胸の谷間が強調されて……い、いかん! 雑念を振り払わないと!
「み、みゆき? ちょっと、聞こえる?」
何とか話をしようと、みゆきに話しかけるが、まだ寝ぼけてるようで、
「メガネ……メガネはどこですかぁ……」
などと、ろれつの回っていない言葉を話しながら、布団を離れて、部屋中を歩き回りだす始末。
これには、さすがの私も頭を抱えるしかなかった。三人に気付かれずにして、起きるという当初の目標は達せられたが、今度は、みゆきを何とかしないといけない。それに、その……あらぬ様のままだし。
「ちょっと、みゆき? おきなさいよ……ちょっとー?」
私は立ち上がると、歩き回るみゆきの肩を、後ろから叩く。
「メガネ……」
「……ったく」
それでも、まだ気付かないようなので、私はみゆきの前に立ちはだかり、前から肩を掴み、がくがくと揺さぶることにした。……出来るだけ、そのはだけた浴衣を視界に入れないように気をつけながら。
「ちょっと! みゆき! 寝惚けてないで!」
「……ん……。か、かがみさぁん……?」
何回か揺さぶって、やっと、その焦点が定まらない目が、こちらを向いた。
「みゆき! やっと起きた? あのさぁ……」
「かがみさん……かがみさぁん……」
「……あ、あのみゆき? ちょっと話を聞いてくれる?」
こちらの呼びかけに応じながらも、何か様子がおかしいみゆきに、再び不安が募る。「触らぬ神に祟り無し」という諺の通り、触れないほうが良かったか……?
と、そんな事を思ったときはもう遅かった。
「かがみさん……」
ガシっと肩を掴まれる。……えーと、これって……。
「大好きです……」
そういわれるや否や、私はみゆきに抱きつかれ、そのまま押し倒される。ドシーン、という音が良く似合う。
言葉を発する暇もないほど、その行動は素早いものだった。
再び、私の胸にみゆきの胸が当たってむにゅむにゅと……。……ってそんなこと言っている場合じゃなくて……。
「……ひゃ、ひゃーーーーっっっ!!!」
自分でも何を言っているか分からないが、とにかく叫んだ。
その叫び声に、こなたとつかさがようやく起きたようで、
「みゅみゅ……。あーっ……みゆきさん、ずるーい……。抜け駆けはダメって、昨日、言ったのに……」
「お姉ちゃんは……私のものだよ、ゆきちゃん……?」
「お前ら、呑気なことを言ってる場合かーーーー!!!」
うっすらと目を開ける。秋の薄れ日が私の顔を照らし、朝だということを告げていた。鳥のさえずりも聞こえ、いかにも古都の朝といった感じだ。
気持ちの良い朝だ。昨日は、あんなことがあったけど、まあ、すぐに忘れるだろう。修学旅行は今日も入れて、二日もあるんだ。今は、その二日を楽しもうと考えなきゃいけない。
さて起きようか、と思ったそのとき、私は身体に違和感を覚えた。両腕がやけに重く、更に何かの重圧も感じられる。
「な…に…?」
私は、違和感の正体を確かめようと、寝ながら辺りを見回す。
このときは、目を覚ましたばかりのことで、私はまだ頭が回転しきってなかった。
しかし次の瞬間、私は一気に目が覚めてしまうことになる。
「…………っ……!」
その存在を認めた瞬間、私は叫びたいのを必死にこらえた。
何故なら、こなた、つかさ、みゆきの三人が、私の布団の中に潜り込んで寝ていたのだ。
その上、私の左腕をつかさが、右腕をこなたが、がっしりと掴んでいる。つまり、つかさは私の左側に、こなたは私の右側に寝ている。
そして、私に覆いかぶさるような格好で、みゆきが寝ている。つまりは、みゆきは私の上にいる。……いや、エロイ表現じゃなくて。
ともかく、これで、慌てないほうがどうかしている。
「い、いや待て……。落ち着け、クールになるのよ、柊かがみ…」
言ってから、独り言を呟いているのが何とも馬鹿らしく感じられる。……いや、今はそういう問題じゃない。
まず、問題を整理しよう、うん。えーと、私の右腕をつかさが掴み、左腕をこなたが掴んでいる。どちらもがっしりとした力で掴んでいて、しかも、どちらも、私の腕を自分の胸に抱きしめている。明らかに、故意だ。
そして、私に覆いかぶさるように、私の布団の中で、うつ伏せに寝ているのがみゆきだ。しかも、胸に胸が当たってむにゅむにゅと……何言ってんだ、私。正気に戻れ。
あーっ……。昨日の続きか? まさか、これは夢か? それとも、パラレルワールドに入ってしまったのか?
何にしても、この状況を何とか打開しなければならない。予定では、六時四十分に、先生が見回りに来るはずだった。こんな体たらくでは、何を言われるか、たまったものじゃない。
それを、この三人は分かっているのだろうか。三人とも、すやすやと、素知らぬ寝顔を湛えている。全く、困り果てるしかないこっちの身にもなって欲しいものだ。
それにしても、どうしよう。私の両腕はがっちりとおさえられ、私の上には、みゆきが寝ている。どう起きようにも、誰かに気付かれるに違いない。何かないのか、三人に気付かれず、平穏に目覚められる方法は……。
「う、うぅん……」
「ひっ……」
こなたの声に、一瞬、こなたが起きたのかと錯覚してしまったが、落ち着いて状況を察してみると、どうやら、ただの寝言らしかった。
一まず、ほっと胸を撫で下ろす。出来れば、そのまま、じっとしていてほしい。私のためにも。
「かがみん……」
……と思っていたら、まだ、寝言は続いていたようだ。……寝言よね? まさかおきているわけじゃ……。
「大好きだよぉ……」
「なっ……!」
みるみる顔が熱くなっていく。……なに考えてんだ、私! 私は、ノーマルな…はず…よね…? そう、これは、いつもの冗談、そう、冗談よ!
……ともかく、後で、ぶっ飛ばそう。そうすれば、全てが丸く収まるはず。
それに、今は、ただの寝言だ。つまり、こなたは起きていない。だから、気にする必要はないはずだ。
……とはいえ、時計を見ると、既に六時半だ。このままでは、先生が来てしまう。そうなれば、最後だ。
まずは、腕を二人の胸から離そう。腕さえ使えるようになれば、何とかなる。……はずだ。
とはいえ、これが難しい。さっきも言ったとおり、腕はがっちりと掴まれていて、簡単に外せる状況にない。腕を素早くスパッと抜こうものなら、確実に二人は起きるだろう。
だから、慎重に、慎重に、腕を抜かなければならない。二人が起きないように。まずは、つかさが掴んでいる左腕から始めよう。
そろそろと左腕を慎重に抜いていく。私は、つかさが起きないか、気が気でならない。緊張で、息も詰まる。
それにしても、こうしていると、どうしても、私の腕や手がつかさの胸に触れてしまう。小ぶりな胸だが、その柔らかさは結構なもので……って、おーい! 私は何を考えているんだ!
何とか雑念を振り払おうと、努力するが、一旦気にしてしまったものは、なかなか頭から離れない。どうしても、ちらちらと胸を見てしまう。当の本人は、相変わらず、素知らぬ寝顔だ。くっ、こちらの気も知らずに……。
「集中だ、集中しろ、柊かがみ……」
このときの私は、実に滑稽だったに違いない。それだけ、自分でも必死になっているのが分かった。
何の因果で、私は、修学旅行二日目の朝に、妹の胸から自分の腕を引き抜こうとしているんだろう。
…何はともあれ、深呼吸を繰り返して、私は雑念を何とか振り払い、腕を引き抜くことに成功した。
「ぜぇっ……ぜぇっ……」
息が荒い。やたら疲れた。
幸いにも、まだ、つかさは深い眠りについているようだった。その無防備な寝顔に一瞬、心を奪われそうになったが、慌てて目をそらして、何とか気を戻す。
その後、同じようにこなたの胸からも、右腕を引き抜くことに成功した。こちらも、こなたは深い眠りについている。一時は、また、変な気を起こしそうになったけど、何とか自分に勝てた。
「ふぅ……」
一息ついてから、いよいよ最後の敵を見つめる。私の身体に覆いかぶさるみゆきだ。
最後にして最強の敵だ。何故なら、みゆきの場合、身体全体が私と密着している。どう退けようにも、起きてしまう可能性が高い。
……仕方ない。恐らく、みゆきはこの三人の中で、一番良識人だと思う。いや、そうだと信じている。ならば、何とか説き伏せることが出来るだろう。……多分。
というか、早く退けさせないと、私の平常心がやばい。ここまで取り乱しておいて、平常心が何だという人もいるだろうが、一回、みゆきに覆いかぶさられてから、そのセリフをもう一回吐いてみてほしい。
私の胸は、みゆきの胸に押しつぶされているのだ。その柔らかな感触は、筆舌に尽くしがたい。早くしないと、また変な気が起きてしまう。……いや、私はノーマルなのよ?
ともかく、私は、みゆきの肩を叩いた。
「みゆきー、みゆきー、起きて……」
ところが、みゆきは全く起きる気配がない。さすがの私も焦る。既に、時刻は六時半を回っているのだ。このままでは、全てが終わる。
冷や汗が私の頬を伝いはじめたころ、やっと、みゆきは起きる気配を見せた。
「うん……だ……誰…ですか…?」
「みゆき? 起きたのね? 起きたのよね?」
くどいように、私は聞く。しかし、寝ぼけて全く耳に入らないのか、みゆきは私の事を無視するように、一人で起き上がった。
自然と私の視線は上向き、みゆきを見上げる格好となる。
ところが、これがまずかった。
「あっ……! み、みみみ……!」
私は、声にならない声を上げて、驚倒した。自分でも何を言っているんだか、分からない。
私の視線の先には、眠気眼になって起き上がっているみゆきがいる。それだけならいい。
ただ、浴衣のところどころがはだけていて……その……何というか…そのとろんとした目つきなども相まって、あらぬ想像をさせてしまうような、いやにその身体は艶かしかった。
特に、やはり、胸の谷間が強調されて……い、いかん! 雑念を振り払わないと!
「み、みゆき? ちょっと、聞こえる?」
何とか話をしようと、みゆきに話しかけるが、まだ寝ぼけてるようで、
「メガネ……メガネはどこですかぁ……」
などと、ろれつの回っていない言葉を話しながら、布団を離れて、部屋中を歩き回りだす始末。
これには、さすがの私も頭を抱えるしかなかった。三人に気付かれずにして、起きるという当初の目標は達せられたが、今度は、みゆきを何とかしないといけない。それに、その……あらぬ様のままだし。
「ちょっと、みゆき? おきなさいよ……ちょっとー?」
私は立ち上がると、歩き回るみゆきの肩を、後ろから叩く。
「メガネ……」
「……ったく」
それでも、まだ気付かないようなので、私はみゆきの前に立ちはだかり、前から肩を掴み、がくがくと揺さぶることにした。……出来るだけ、そのはだけた浴衣を視界に入れないように気をつけながら。
「ちょっと! みゆき! 寝惚けてないで!」
「……ん……。か、かがみさぁん……?」
何回か揺さぶって、やっと、その焦点が定まらない目が、こちらを向いた。
「みゆき! やっと起きた? あのさぁ……」
「かがみさん……かがみさぁん……」
「……あ、あのみゆき? ちょっと話を聞いてくれる?」
こちらの呼びかけに応じながらも、何か様子がおかしいみゆきに、再び不安が募る。「触らぬ神に祟り無し」という諺の通り、触れないほうが良かったか……?
と、そんな事を思ったときはもう遅かった。
「かがみさん……」
ガシっと肩を掴まれる。……えーと、これって……。
「大好きです……」
そういわれるや否や、私はみゆきに抱きつかれ、そのまま押し倒される。ドシーン、という音が良く似合う。
言葉を発する暇もないほど、その行動は素早いものだった。
再び、私の胸にみゆきの胸が当たってむにゅむにゅと……。……ってそんなこと言っている場合じゃなくて……。
「……ひゃ、ひゃーーーーっっっ!!!」
自分でも何を言っているか分からないが、とにかく叫んだ。
その叫び声に、こなたとつかさがようやく起きたようで、
「みゅみゅ……。あーっ……みゆきさん、ずるーい……。抜け駆けはダメって、昨日、言ったのに……」
「お姉ちゃんは……私のものだよ、ゆきちゃん……?」
「お前ら、呑気なことを言ってる場合かーーーー!!!」
この後、黒井先生たちに、かがみたちがこっぴどく怒られたのはいうまでもない。
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- こな☆フェチの恨みかこなた…!? -- ガ○ダムマニア (2008-10-19 21:45:47)
- かがみんが道を踏み外すまで後もう少し。
三人ともがんばれw -- 名無しさん (2008-05-08 11:15:59) - おお、前日よりすごいことにw
みゆきが一番大胆なのもさることながら
かがみも3人に発情しかかってるのがいいですね -- 名無しさん (2008-05-03 18:07:09)