【第2話:Iru】
柊かがみは頬杖をつき、午後の授業を聞いていた。生物の桜庭のやる気のない声が教室中に響いている。ノートを取らなければいけないのだが、かがみはペンを握り、ノートを開いたまま机の幾何学模様をぼんやりと眺め続けた。
「つまり…単細胞生物についてだが――おーい柊姉、聞いているか?」
かがみは教鞭を向けられながら名指しされたが、反応を返さない。桜庭はしかたなく「えっとそこの…」といい、教壇に張られている名簿に顔を向ける。それから「まあいいや、そこのお前、ちょっと柊を起こしてくれ」
そういわれた男子生徒は、どうやって起こそうかと困惑する。男ならばなんの躊躇もなく肩をたたくが、大して親しくない女子生徒、それも寝ている女の子に無断で触れていいものなのかと遠慮するのである。
柊さんと、呼びかけても返事がない。
仕方なしに男子生徒はかがみの肩をぽんぽんとたたく。驚いたようにかがみはその男子生徒を見つめ返す。いや、睨み付けるといったほうが正確だ。その男子生徒が不安にかられる前にかがみは状況を理解し、作り笑顔で、
「…えっと、麻木君…だっけ? 何か用」
「つまり…単細胞生物についてだが――おーい柊姉、聞いているか?」
かがみは教鞭を向けられながら名指しされたが、反応を返さない。桜庭はしかたなく「えっとそこの…」といい、教壇に張られている名簿に顔を向ける。それから「まあいいや、そこのお前、ちょっと柊を起こしてくれ」
そういわれた男子生徒は、どうやって起こそうかと困惑する。男ならばなんの躊躇もなく肩をたたくが、大して親しくない女子生徒、それも寝ている女の子に無断で触れていいものなのかと遠慮するのである。
柊さんと、呼びかけても返事がない。
仕方なしに男子生徒はかがみの肩をぽんぽんとたたく。驚いたようにかがみはその男子生徒を見つめ返す。いや、睨み付けるといったほうが正確だ。その男子生徒が不安にかられる前にかがみは状況を理解し、作り笑顔で、
「…えっと、麻木君…だっけ? 何か用」
「何かじゃなくて授業中だぞ~、寝るなら家にかえってからにしろ」
桜庭の間の抜けた声でクラスに爆笑が訪れる。かがみは「…あ」と一言発しただけで、それになんら恥辱を感じなかった。
「うん、起こしてくれてありがうね」
「あ、いいよ」
麻木と呼ばれた生徒は答える。顔を赤くする。かがみは何も言わない。右手で付いていた頬杖を左手で付きなおした。
桜庭の間の抜けた声でクラスに爆笑が訪れる。かがみは「…あ」と一言発しただけで、それになんら恥辱を感じなかった。
「うん、起こしてくれてありがうね」
「あ、いいよ」
麻木と呼ばれた生徒は答える。顔を赤くする。かがみは何も言わない。右手で付いていた頬杖を左手で付きなおした。
それからかがみは今日のことを考えながら物思いに耽っていた。
どうして今日もお昼休みにこなたのクラスに顔を出したのだろう。つらいだけだ。
こなたが哀れみの、あるいは傷物を扱うような慎重さで私に接していた。私はその扱いにもれなくひどい態度だった。
わざわざ移動教室と嘘をついていまで、一刻も早く離れたかった。一緒にいると胸が苦しい。
何故かと問われれば単純にこなたのことが好きだから。友達としてではなく女の子として、いや恋愛の対象。
だからこそ一緒に居たいのに辛いというアンビヴァレンスを産んでしまう。
――きっと、こんな生活も終わる。もうすぐ終わる。ぜんぶ終わる。何もかも破裂して泡のようにはじけてあとかたもなく消え去る。
明日かもしれないし、明後日かもしれない、そう遠くない日。狂った歯車は回る。
音を立てて軋み、廻りだす。それでもぎしぎしと他の歯車を共鳴させて回転する。
こなたが哀れみの、あるいは傷物を扱うような慎重さで私に接していた。私はその扱いにもれなくひどい態度だった。
わざわざ移動教室と嘘をついていまで、一刻も早く離れたかった。一緒にいると胸が苦しい。
何故かと問われれば単純にこなたのことが好きだから。友達としてではなく女の子として、いや恋愛の対象。
だからこそ一緒に居たいのに辛いというアンビヴァレンスを産んでしまう。
――きっと、こんな生活も終わる。もうすぐ終わる。ぜんぶ終わる。何もかも破裂して泡のようにはじけてあとかたもなく消え去る。
明日かもしれないし、明後日かもしれない、そう遠くない日。狂った歯車は回る。
音を立てて軋み、廻りだす。それでもぎしぎしと他の歯車を共鳴させて回転する。
六間目の終わり。かがみが教室を出て行こうとする前にこなた達と鉢合わせになった。
たまたま授業が早く終わったこなたは、教室の外で待ち構えていた。
かがみはきっと何も言わず返ってしまう、そんな焦燥感に囚われたこなたはどうしても自分の教室に居ることができず桜庭の声を聞きながらドア付近に突っ立っていた。
「何よ」
「う、うん、一緒に帰ろうと思って」
こなたは相変わらずのかがみと何とか話を合わせようと躍起になる。かがみはこなたとは顔をあわせず、背けたままだった。
――どうして、かがみはこんなにも冷たいんだろう?
私が何かしたんだろうか。この前のゲームのこと? 確かに完膚なきまでに叩きのめしてパーフェクトまでやっちゃったけど。
それとも、私のことが嫌いになった? ねえかがみん。どうして?
こなたはいい加減泣きたくなってきたがそれでも我慢して、辛抱強く会話を続けようと努める。
「ねえかがみ。一緒に帰ろうよ」
「…まあ、いいけど」
そのそっけない態度がいかにもかがみらしくて、こなたは抱きしめてしまう。やっぱしかがみはかわいいなんてにんまりと笑いながら。
「や、やめてよ」
かがみは否定をしたが、振り解こうとはしなかった。おとなしくこなたに体を預ける。
よかった、やっぱりかがみだ、とこなたはホッとする。どんなに変わってしまっても、奥底ではいつものかがみでいる。私の好きなかがみんでいてくれていたことにこなたは嬉しくてたまらない。
「ねえ、どうして今日はこんなに冷たいのさ」
「別に冷たくしているわけじゃ」
「冷たいよ!」
教室中が静まり返る。抱きついた二人の関係を斟酌しようとヒソヒソと話す声が気こる。
「ごめん」
大声を出したことを素直に謝罪する。かがみはしばらく無言を貫いたが、搾り出すように言った。
「ううん、私の方こそ悪かった…と思う」
「本当にどうしたの? 私でよかったら話に乗るよ?」
「大丈夫だから、今日は放っておいて」
むう…とこなたはうな垂れる。大丈夫ならかがみはこんな態度を取らない。大きな瞳にこなたは暗い暗い影を落とした。
「ま、まあいいや。かがみが大丈夫っていうなら私も信じるよ。それよか外で待っているから、準備ができたら着てね。今日もゲームの新作が出ててさあ! もう今すぐでも故郷に帰りたいくらい!」
「…あんたのふるさとは秋葉原か」
その突っ込みにこなたは顔を綻ばした。空元気でとばした虚勢が報われた気がする。
それから小さな体躯を揺らして、駆けて教室を出た。かがみは妖精を見たときのような不思議な表情を見てこなたの後ろ髪が教室の扉から消え去るのを見つめていた。
たまたま授業が早く終わったこなたは、教室の外で待ち構えていた。
かがみはきっと何も言わず返ってしまう、そんな焦燥感に囚われたこなたはどうしても自分の教室に居ることができず桜庭の声を聞きながらドア付近に突っ立っていた。
「何よ」
「う、うん、一緒に帰ろうと思って」
こなたは相変わらずのかがみと何とか話を合わせようと躍起になる。かがみはこなたとは顔をあわせず、背けたままだった。
――どうして、かがみはこんなにも冷たいんだろう?
私が何かしたんだろうか。この前のゲームのこと? 確かに完膚なきまでに叩きのめしてパーフェクトまでやっちゃったけど。
それとも、私のことが嫌いになった? ねえかがみん。どうして?
こなたはいい加減泣きたくなってきたがそれでも我慢して、辛抱強く会話を続けようと努める。
「ねえかがみ。一緒に帰ろうよ」
「…まあ、いいけど」
そのそっけない態度がいかにもかがみらしくて、こなたは抱きしめてしまう。やっぱしかがみはかわいいなんてにんまりと笑いながら。
「や、やめてよ」
かがみは否定をしたが、振り解こうとはしなかった。おとなしくこなたに体を預ける。
よかった、やっぱりかがみだ、とこなたはホッとする。どんなに変わってしまっても、奥底ではいつものかがみでいる。私の好きなかがみんでいてくれていたことにこなたは嬉しくてたまらない。
「ねえ、どうして今日はこんなに冷たいのさ」
「別に冷たくしているわけじゃ」
「冷たいよ!」
教室中が静まり返る。抱きついた二人の関係を斟酌しようとヒソヒソと話す声が気こる。
「ごめん」
大声を出したことを素直に謝罪する。かがみはしばらく無言を貫いたが、搾り出すように言った。
「ううん、私の方こそ悪かった…と思う」
「本当にどうしたの? 私でよかったら話に乗るよ?」
「大丈夫だから、今日は放っておいて」
むう…とこなたはうな垂れる。大丈夫ならかがみはこんな態度を取らない。大きな瞳にこなたは暗い暗い影を落とした。
「ま、まあいいや。かがみが大丈夫っていうなら私も信じるよ。それよか外で待っているから、準備ができたら着てね。今日もゲームの新作が出ててさあ! もう今すぐでも故郷に帰りたいくらい!」
「…あんたのふるさとは秋葉原か」
その突っ込みにこなたは顔を綻ばした。空元気でとばした虚勢が報われた気がする。
それから小さな体躯を揺らして、駆けて教室を出た。かがみは妖精を見たときのような不思議な表情を見てこなたの後ろ髪が教室の扉から消え去るのを見つめていた。
「なあ柊。今日はどうしたんだよ」
「ほんと。みさちゃん、困ったことがあるの?」
こなたが退出してから間髪入れずに二人の女生徒に話しかけられる。日下部みさおと峰岸あやの。かがみのクラスメートである。
「だから何もないって言ってるでしょ」
朝から散々繰り返した会話だ。
ちょっと一人でいるとすぐに誰かに話しかけられる。正直うざい。心配してくれていることに感謝する、平時のかがみならその程度の気配りは常日頃持っているはずだが、今はそこまで頭を働かせる余裕はなかった。
「私、こなたと待ち合わせているから」
かがみはそういって鞄を持って立ち上がる。
「おい柊ぃ!」と後から呼び止める声がする。かがみは振り返りも、立ち止まりもせずに教室を出た。
「ほんと。みさちゃん、困ったことがあるの?」
こなたが退出してから間髪入れずに二人の女生徒に話しかけられる。日下部みさおと峰岸あやの。かがみのクラスメートである。
「だから何もないって言ってるでしょ」
朝から散々繰り返した会話だ。
ちょっと一人でいるとすぐに誰かに話しかけられる。正直うざい。心配してくれていることに感謝する、平時のかがみならその程度の気配りは常日頃持っているはずだが、今はそこまで頭を働かせる余裕はなかった。
「私、こなたと待ち合わせているから」
かがみはそういって鞄を持って立ち上がる。
「おい柊ぃ!」と後から呼び止める声がする。かがみは振り返りも、立ち止まりもせずに教室を出た。
「ゆたか」
「なに、みなみちゃん」
小早川ゆたかと岩崎みなみは喫茶店で話をしていた。
みなみが学校帰りに誘ったのである。ひよりには「ごめん」と言って席を外してもらった。
ひよりは「また今度呼んでほしいっス」と殊勝に笑い、一人で帰った。
ストロベリーパフェがゆたかの前に出される。ゆたかは無邪気かのように、それをスプーンで掬って食べた。
「冷たいね」とみなみに話しかけ、白い歯を見せる。
「最近、ゆたか、変…だよ」
「変? 何が?」
ゆたかは小悪魔のような、とぼけた笑顔。みなみは「うん」と呟き、、
「なに、みなみちゃん」
小早川ゆたかと岩崎みなみは喫茶店で話をしていた。
みなみが学校帰りに誘ったのである。ひよりには「ごめん」と言って席を外してもらった。
ひよりは「また今度呼んでほしいっス」と殊勝に笑い、一人で帰った。
ストロベリーパフェがゆたかの前に出される。ゆたかは無邪気かのように、それをスプーンで掬って食べた。
「冷たいね」とみなみに話しかけ、白い歯を見せる。
「最近、ゆたか、変…だよ」
「変? 何が?」
ゆたかは小悪魔のような、とぼけた笑顔。みなみは「うん」と呟き、、
「…なんだか最近、人が変わったみたい」
「変わった?」
「変わった?」
良くはわからない。しかし高校生になってから初めてできた親友。その親友の些細な変化をみなみは見逃してはいなかった。
この子はどこか変わった。愛らしい仕草はいつもどおりなのに、どこかに影を落としている。正直に言えば少し怖い。
この子はどこか変わった。愛らしい仕草はいつもどおりなのに、どこかに影を落としている。正直に言えば少し怖い。
「……どうして引っ越したこと、教えてくれなかったの?」
一時的ではあるがゆいが学校近くにアパートを借りたのでゆたかは引っ越していた。
そのことを告げたのは、引越しを終えて何週間かたった後だった。
みなみがゆたかの家に遊びに行こうとして電話したとき、初めて知った。
――つまり秘密にされていた。
一時的ではあるがゆいが学校近くにアパートを借りたのでゆたかは引っ越していた。
そのことを告げたのは、引越しを終えて何週間かたった後だった。
みなみがゆたかの家に遊びに行こうとして電話したとき、初めて知った。
――つまり秘密にされていた。
「忘れていただけだよ」
忘れていただけ?
こんな大切なことを、親友に忘れられるのか。みなみの白皙の表情が不安に歪む。
「でも、大丈夫だよ」
ゆたかはストロベリーパフェを口いっぱいに頬張り、下部にあるコーンフレークをくちゃくちゃと咀嚼する。
「――私は、私だよ? みなみちゃん」
ゆたかはみなみの頬にキスをする。
「そうでしょ?」
ほくそえんだ。
その笑みは黒く、意味深く口元を緩ませた。
みなみは「うん」としか言えなかった。頬に残ったひんやりとした感覚が、いつまでもみなみの心に残っていた。
本当はぜんぶ気づいていたけど、少なくても今はゆたかにいえなかった。
忘れていただけ?
こんな大切なことを、親友に忘れられるのか。みなみの白皙の表情が不安に歪む。
「でも、大丈夫だよ」
ゆたかはストロベリーパフェを口いっぱいに頬張り、下部にあるコーンフレークをくちゃくちゃと咀嚼する。
「――私は、私だよ? みなみちゃん」
ゆたかはみなみの頬にキスをする。
「そうでしょ?」
ほくそえんだ。
その笑みは黒く、意味深く口元を緩ませた。
みなみは「うん」としか言えなかった。頬に残ったひんやりとした感覚が、いつまでもみなみの心に残っていた。
本当はぜんぶ気づいていたけど、少なくても今はゆたかにいえなかった。
「ただいま」
家に帰ると定番の言葉をかがみは呟いた。誰からも返事は返ってこない。
普段は6人が住んでいる柊家はしかし、静まり返っていた。
つかさを除く柊家は1週間程出かけている。
みきとただおはどうしても外せない神事のために京都に出かけているし、いのりとまつりはそれぞれ社員旅行、大学仲間と旅行だ。
家に帰ると定番の言葉をかがみは呟いた。誰からも返事は返ってこない。
普段は6人が住んでいる柊家はしかし、静まり返っていた。
つかさを除く柊家は1週間程出かけている。
みきとただおはどうしても外せない神事のために京都に出かけているし、いのりとまつりはそれぞれ社員旅行、大学仲間と旅行だ。
それが偶然の一致で、それぞれが外せない行事で今この家にはほとんど誰もいない。
かがみは玄関んから階段を上り、自室に入る。それからセーラー服を脱ぎ、下着姿になる。
ブラもパンツも白で統一されている。汗ばんだ下着がうっとおしくて、シャワーを浴びようと思う。
かがみは玄関んから階段を上り、自室に入る。それからセーラー服を脱ぎ、下着姿になる。
ブラもパンツも白で統一されている。汗ばんだ下着がうっとおしくて、シャワーを浴びようと思う。
「今日、か」
シャワーを浴びた後、かがみは私服に着替えて横になった。目にかかった髪の毛を手で払う。
つかさの部屋に入ろうとしてやめた。待ち合わせは6時00分。そうした間くらいは一人でいたい。
そう思いかがみは携帯を開き、適当にサイトを見て回った。
メールが二件届いていた。かがみはどちらも空けずにしまう。message fromこなたという文字を見て、チクリと良心が痛んだ。
折りたたみ式携帯電話はパタンと閉じてトートバックにしまう。
「さっさと風邪を治しなさいよね」
それでもお姉ちゃんとして、心配せずに入られなかった。
シャワーを浴びた後、かがみは私服に着替えて横になった。目にかかった髪の毛を手で払う。
つかさの部屋に入ろうとしてやめた。待ち合わせは6時00分。そうした間くらいは一人でいたい。
そう思いかがみは携帯を開き、適当にサイトを見て回った。
メールが二件届いていた。かがみはどちらも空けずにしまう。message fromこなたという文字を見て、チクリと良心が痛んだ。
折りたたみ式携帯電話はパタンと閉じてトートバックにしまう。
「さっさと風邪を治しなさいよね」
それでもお姉ちゃんとして、心配せずに入られなかった。
最近はなんだか邪魔者あつかいにされてるみたいっすね~ってなんなだかんだ言いながら私はいつもみたいに小早川さんと岩崎さんで妄想しているんだけど。
「最近、みなみ達は付きあいワルイデスネ」
オタク仲間であるパトリシア=マーティンが答える。ひよりは「同意!」と叫ぶ。
「最近、みなみ達は付きあいワルイデスネ」
オタク仲間であるパトリシア=マーティンが答える。ひよりは「同意!」と叫ぶ。
「でもどうしてだろうね? なんだか私達、仲間はずれみたい、パティはどう思う?」
「ワカリマセン…でも、もしかしたーら!」
「もしかしたら?」
「ガチ百合の誕生デスヨ! ひより!」
「ワカリマセン…でも、もしかしたーら!」
「もしかしたら?」
「ガチ百合の誕生デスヨ! ひより!」
キラーン☆と田村ひよりの眼鏡が輝く、いや曇る。
きたあああああああああああああああ!! ネタげっとおおおおおおおおおおおお!!!!11111
きたあああああああああああああああ!! ネタげっとおおおおおおおおおおおお!!!!11111
「そう、そうして二人は禁断の園へ…」
「『みなみちゃん、私の大切な処女――みなみチャンなら…』」
「『うん…ゆたか。優しくするから』二人の舌が甘く絡み合い、べっとりと糸を引く――岩崎さんが小早川さんを押し倒して、未知の恐怖に震える小早川さんを落ち着かせるように『大丈夫……私にまかせて』と呟き……」
あ、この辺りはこうちゃん先輩の小説からの引用っスけどね、とひより。
「『みなみちゃん、私の大切な処女――みなみチャンなら…』」
「『うん…ゆたか。優しくするから』二人の舌が甘く絡み合い、べっとりと糸を引く――岩崎さんが小早川さんを押し倒して、未知の恐怖に震える小早川さんを落ち着かせるように『大丈夫……私にまかせて』と呟き……」
あ、この辺りはこうちゃん先輩の小説からの引用っスけどね、とひより。
「『みなみちゃん、…私、みなみちゃんなら!』ミナミは震える指をオサナイ少女のワレメにあてがり……」
「『わ、私だめだよ、みなみちゃんにあそこ触られたら、感じすぎて、変になっちゃう!』と、小早川さんはもじもじと恥ずかしいそうにするっスね」
「『大丈夫……ぜんぶ私がする。だからゆたか、私にまかせて』くー、やっぱりクーデレはモエマスネ!』
水を得た魚のように生き生きと頭の中の妄想を再現する二人。
「『わ、私だめだよ、みなみちゃんにあそこ触られたら、感じすぎて、変になっちゃう!』と、小早川さんはもじもじと恥ずかしいそうにするっスね」
「『大丈夫……ぜんぶ私がする。だからゆたか、私にまかせて』くー、やっぱりクーデレはモエマスネ!』
水を得た魚のように生き生きと頭の中の妄想を再現する二人。
そう、そして。
二人は盛大に一呼吸置く。
二人は盛大に一呼吸置く。
「「や ら な い か」」
絶妙なハーモニーが喫茶店に轟く。
「「あーーーーーーーーーーーーっ!!!1」」
絶妙なハーモニーが喫茶店に轟く。
「「あーーーーーーーーーーーーっ!!!1」」
「もしもし、警察ですか?」
不審に思った店員が通報をする。
「違うッス!」「ソウデース! 萌えはニホンノブンカデース!」
と二人の抑制する声が聞こえる。
「だからパティそれ全然説明になってない!」
大宮のとある喫茶店は、いつも賑やかである。
不審に思った店員が通報をする。
「違うッス!」「ソウデース! 萌えはニホンノブンカデース!」
と二人の抑制する声が聞こえる。
「だからパティそれ全然説明になってない!」
大宮のとある喫茶店は、いつも賑やかである。