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柔らかな風が吹くこの場所で~

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
 ささやかな風が髪をなでる。
 頬には柔らかな感触、暖かな体温。
 ベンチの上には、二人っきり。
「――ねえかがみ、知ってる?」
「なにを?」
 彼女のひざに触れていない方の耳に、のんびりした声が響いた。
 あの時と少しも変わってはいない、でもほんのちょっとだけ大人びたような声。
「人生はねー」
「うん」
 かがみの膝の上に乗せたこなたの頭を、そっと優しい手が撫でる。
「――まらんの箱のようなものなんだよ。開けてみるまでは、誰にも判らない。だからおもしろいんだってさ」
「ふーん」
 彼女は特に感心するわけでも無く、気の無い返事を返しただけだった。
「いやー、ホントにそうだなあって思ったよ……」
 別にこなたも気を悪くはしなかった。
 実際は会話の内容なんてどうでも良かったのだ。
 ただ彼女と言葉を交わせる事が純粋に嬉しかった。
「……で、結局あんたがさっきまで長々と話してたのって、一体何のネタよ。しばらく姿を消してたのと関係でもあるの? それとも次回作の内容?」
 それならやめといた方がいいんじゃない、とかがみは苦笑する。
「実体験を元にするといい話が書けるんだよー」
「はいはい」
 くしゃり、とかがみが頭を乱暴に撫でる。
 それがなんだかくすぐったくて思わず笑い声を上げた。
 つられて彼女も笑った。
 やっぱりそれが、ただ嬉しかった。

「まあ私が開けた箱の中身は――、……いいものだったみたいだけどね」
「……あっそ」



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  • ん?スレの流れの中の小ネタなのかな -- 名無しさん (2009-02-12 14:40:05)

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