「ねぇかがみ。かがみはお人形さんいらないの?」
お母さんがどこか困ったような顔でそう私に話しかける。
「別に欲しくないからいいよ」
「そう?かがみはこういうの嫌いなのかしら……」
だって私には……
「だからつかさに何か買ってあげて?」
「かがみは優しいお姉さんね」
だってそうすればあの子は……
お母さんがどこか困ったような顔でそう私に話しかける。
「別に欲しくないからいいよ」
「そう?かがみはこういうの嫌いなのかしら……」
だって私には……
「だからつかさに何か買ってあげて?」
「かがみは優しいお姉さんね」
だってそうすればあの子は……
『My』
美水かがみ著 らき☆すた より
最近はどんなニュースも代わり映えがしないと思うのは私が麻痺しているのか世間が麻痺しているのか。
どんなに大事が起こっても三日も経てば日常に組み込まれてしまう。
「……かがみん」
今度は地元の小学校の行事についてレポーターが微笑ましげに話している。
それにしてもこんなことがニュースに流れているんだからなんのかんの言っても日本は平和よね。
「かがみ~」
嗚呼あの子ったらこなたよりも大人っぽいわね。こなたの方がランドセル似合うんじゃないかしら?
って言うかこなたが子供っぽすぎるのよね?実は飛び級天才少女だったりして。
「かがみってば!」
「あ?……ごめんごめん。何?」
「チャンネル変えても良い?見たいアニメがあるんだけど」
たまにはニュースも見た方が良いわよとでも言おうと思ったけどもうスポーツ情報になるところだったので
手元にあったリモコンを軽く放り投げた。
「っは!」
「うお!?」
「決まった!こなたスペシャル!」
座ったまま右足を高く掲げ親指と一指し指で挟み受けたこなたに思わず賞賛と呆れの両方を込めた視線を送ると……
なにやら少し歪んだ可愛いらしいキャラが見えた。
「こなたがキャラものなんて珍しいわね」
「……へ?」
「…………下着見えてるわよ」
「……見せてるんだよ?」
「顔を紅くして言う科白じゃないわよ」
バツの悪そうな顔をして姿勢を正してチャンネルを変えたこなたがこちらを見ないで
「……つかさ遅いね」
と呟いた。……窓の外はだいぶ暗くなってきて部屋の中にいても少々寒さが身に染みてきている。
どんなに大事が起こっても三日も経てば日常に組み込まれてしまう。
「……かがみん」
今度は地元の小学校の行事についてレポーターが微笑ましげに話している。
それにしてもこんなことがニュースに流れているんだからなんのかんの言っても日本は平和よね。
「かがみ~」
嗚呼あの子ったらこなたよりも大人っぽいわね。こなたの方がランドセル似合うんじゃないかしら?
って言うかこなたが子供っぽすぎるのよね?実は飛び級天才少女だったりして。
「かがみってば!」
「あ?……ごめんごめん。何?」
「チャンネル変えても良い?見たいアニメがあるんだけど」
たまにはニュースも見た方が良いわよとでも言おうと思ったけどもうスポーツ情報になるところだったので
手元にあったリモコンを軽く放り投げた。
「っは!」
「うお!?」
「決まった!こなたスペシャル!」
座ったまま右足を高く掲げ親指と一指し指で挟み受けたこなたに思わず賞賛と呆れの両方を込めた視線を送ると……
なにやら少し歪んだ可愛いらしいキャラが見えた。
「こなたがキャラものなんて珍しいわね」
「……へ?」
「…………下着見えてるわよ」
「……見せてるんだよ?」
「顔を紅くして言う科白じゃないわよ」
バツの悪そうな顔をして姿勢を正してチャンネルを変えたこなたがこちらを見ないで
「……つかさ遅いね」
と呟いた。……窓の外はだいぶ暗くなってきて部屋の中にいても少々寒さが身に染みてきている。
一人で買い物に行かせたのは失敗だったかな?そんなに遠くはないスーパーだから大丈夫だとは思うけど。
「そうね。でもそろそろじゃないかしら」
「そっか」
そう言うとこなたはテレビを眺め始めたが……
「こなた、どうしたの?」
「う~ん。このアニメ期待してたわりには出来がちょっとねぇ」
「そこは愛でなんとかならないの?」
「……難しいね。期待してたぶん」
そういうとこなたはキョロキョロと私の部屋を見回して
「かがみとつかさは双子なんだよね?」
と言った。今さらすぎていまいち真意が掴めないんだけど……。
「そうだけど……なんで?」
「だいぶ部屋が違うなぁって思ってさ」
そりゃあ、一卵性じゃないんだからとは思ったけど反論するのもなんとなく億劫なので
「そう?」
とだけ答えて私も流れているアニメを見始めた。可愛いことは可愛いが髪形しか変わらないキャラが何人も
キャッキャウフフと戯れている。……最初から期待するなと突っ込んだ方が良いのだろうか。
「なんて言うかさ……かがみの部屋には可愛さが足りないと思うんだよ」
「可愛さ?」
もはやテレビの方ではなく私の方を向いて語ってくるこなたの顔を横目に見ながらお茶を一口啜る。ぬるい。
「そう可愛さ。つかさの部屋はお人形とかぬいぐるみとか一杯あって女の子~って感じがするのに」
「……ぬいぐるみならあるわよ?ほら」
といって脇にあったぽん太君の頭を軽くポンポンとたたいてみる。少し傾いたぽん太君は絶妙なバランスでそのまま座り続けた。
「それは……女の子って言うよりオタクの産物だよかがみんや」
その言葉にショックを受けたのかぽん太君は音も立てずに倒れてしまった。
「こなたが酷いこと言ったから倒れちゃったじゃない」
「かがみが叩いたからだと思うよ」
至極まっとうな反論を受けたので何も言わずテレビを眺めるとCMだった。アニメの時のCMって独特よね。
「かがみってさ……昔からそうだったの?」
「そうって?」
そう言うとこなたは少し上を向いて……たぶん言葉を選んでるのかな?
「可愛いものとかに興味なかったのかなぁって。つかさがそういうの好きだから影響とか受けなかったのかなって?」
……こなたの目にはそんなに可愛げのない部屋に見えるのかな。まぁ今はしょうがないんだけどね。
「そんなことないわよ。つかさと同じくらい私は今も昔も可愛いのには目が無いわ」
「……あまりそうは見えないけどね」
「見えないだけじゃないの?」
そう言って私は立ち上がりドアへと向かう。
「トイレ?」
「違うわよ。そろそろつかさが帰る頃だから温かいココアでもって思ってね」
「かがみはつかさには特に優しいよねぇ」
…………だってそうすればあの子は…笑っていてくれるから。
あの子の笑顔が何よりも……。
「そうね。でもそろそろじゃないかしら」
「そっか」
そう言うとこなたはテレビを眺め始めたが……
「こなた、どうしたの?」
「う~ん。このアニメ期待してたわりには出来がちょっとねぇ」
「そこは愛でなんとかならないの?」
「……難しいね。期待してたぶん」
そういうとこなたはキョロキョロと私の部屋を見回して
「かがみとつかさは双子なんだよね?」
と言った。今さらすぎていまいち真意が掴めないんだけど……。
「そうだけど……なんで?」
「だいぶ部屋が違うなぁって思ってさ」
そりゃあ、一卵性じゃないんだからとは思ったけど反論するのもなんとなく億劫なので
「そう?」
とだけ答えて私も流れているアニメを見始めた。可愛いことは可愛いが髪形しか変わらないキャラが何人も
キャッキャウフフと戯れている。……最初から期待するなと突っ込んだ方が良いのだろうか。
「なんて言うかさ……かがみの部屋には可愛さが足りないと思うんだよ」
「可愛さ?」
もはやテレビの方ではなく私の方を向いて語ってくるこなたの顔を横目に見ながらお茶を一口啜る。ぬるい。
「そう可愛さ。つかさの部屋はお人形とかぬいぐるみとか一杯あって女の子~って感じがするのに」
「……ぬいぐるみならあるわよ?ほら」
といって脇にあったぽん太君の頭を軽くポンポンとたたいてみる。少し傾いたぽん太君は絶妙なバランスでそのまま座り続けた。
「それは……女の子って言うよりオタクの産物だよかがみんや」
その言葉にショックを受けたのかぽん太君は音も立てずに倒れてしまった。
「こなたが酷いこと言ったから倒れちゃったじゃない」
「かがみが叩いたからだと思うよ」
至極まっとうな反論を受けたので何も言わずテレビを眺めるとCMだった。アニメの時のCMって独特よね。
「かがみってさ……昔からそうだったの?」
「そうって?」
そう言うとこなたは少し上を向いて……たぶん言葉を選んでるのかな?
「可愛いものとかに興味なかったのかなぁって。つかさがそういうの好きだから影響とか受けなかったのかなって?」
……こなたの目にはそんなに可愛げのない部屋に見えるのかな。まぁ今はしょうがないんだけどね。
「そんなことないわよ。つかさと同じくらい私は今も昔も可愛いのには目が無いわ」
「……あまりそうは見えないけどね」
「見えないだけじゃないの?」
そう言って私は立ち上がりドアへと向かう。
「トイレ?」
「違うわよ。そろそろつかさが帰る頃だから温かいココアでもって思ってね」
「かがみはつかさには特に優しいよねぇ」
…………だってそうすればあの子は…笑っていてくれるから。
あの子の笑顔が何よりも……。
「そりゃ可愛い妹だもの」