――聞こえてるかな。触れた鼓動と、このこころ。
『その音色はまだ鳴り止まず』
一瞬の閃光に――、
――静寂と均衡。
眩しかったと思う間もなく、 ――途方も無い音が、鼓膜を震わせた。
「ふぅぇぁっバdonRUdasakemwikktoksu――――!!」
ついでに……、まったく声にならない声も隣の部屋から聞こえてきた。
「何をやってるんだか……」
夕飯の時間にもほど近い午後過ぎに、部屋の外からは大量の雨が降る音が聞こえてきていた。
夕立だ。
聞こえてくるのは雨音だけじゃなくて、時々空が光っては、空気を裂くような音が鳴り響いていた。
初めのうちはいたって普通の、すこし遠いところで鳴っていただけだったのだけど、今さっき落ちた雷は、かなり大きいものだった。
空間が裂ける……、っていうのはあんな感じかもしれない。
バリバリと周りの空気を震わせて、一瞬何が起こったのかわからなかったほどだった。
さすがにかなり、心臓がビクッとなった。
いまだに少し……、ドキドキしていた。
子どもの頃からそれほど雷が苦手なわけじゃ無いけれど、今の音はさすがに驚かない方が無理があると思う。
例えるなら……なんだろう。
あんなにすさまじすぎる音は、実際に聞いてもらわないと、すごさは説明できないと思う。
まあ……強いていうなら、ドアを思いっきり閉じたとして、その音を100倍ぐらいにしたぐらいじゃないだろうか。
「――さて」
私はため息をつきながらそう呟くと、座っていたイスから立ち上がった。
勉強道具を広げた机をあとにして、そのまま部屋を出る。
「つかさー?」
隣の部屋のドアの前に立ち、中へと呼びかけた。
案の定、中からは、ふぇっ……、というか細い声が聞こえてきていた。
部屋の中で泣きそうな顔をしている妹の姿が、ありありと想像できる。
あのコはいまだに台風なんかが怖いっていうから、今の雷も相当驚いたに違いない。
やれやれ……と思いながら引き戸へと手を伸ばし、――ドアを開けて中の様子を伺った。
「ぁ……」
つかさがイスに座ったまま、首だけでこっちを振り返った。
勉強していたんだろう。右手はシャーペンをぎゅっと握りしめて、左手はノートに添えられていた。
そしてその顔は――、
「おねぇ……ちゃ……っ」
涙目だった。
それはこちらの予想通り――ではなくて。思ってたよりも重症なその姿に、思わず反応が遅れてしまった。
何を思ったのか、驚いたせいでろくに身体も動かなかったようなのに、つかさは必死の形相で立ち上がろうとして――、
「――……つかさっ!」
イスと一緒に倒れこんだ。
ガタタンッ、と大きな音をたてながら、イスを足に巻き込みなつつ、つかさの身体がうつぶせになる。
「……うわ」
両手をばんざいの格好にして、顔から床にべったりと張り付いた姿は……、思わず顔を覆いたくなってしまった。
我が妹ながら、なんというか……。
「ふぇぇえ……」
情けない声をあげながら、つかさは顔をあげる。
ああ、あんなに顔をぐしゃぐしゃにして……。
「なにやってんのよ」
半分苦笑しながら、もう半分は本気で心配しながら、私はつかさのそばにしゃがみこんだ。
「お姉ちゃん……」
倒れたイスを元に戻して、つかさの手をとる。
「――ちょ、ちょっと……」
つかさは立ち上がろうとせずに、そのまま私の胸の中に顔を沈めてきた。
力が抜けてるせいか、つかさの身体は重くて、そのまま押し倒されそうになる。
なんとか受け止めながら、力強く身体を押し付けてくる妹の頭をそっとなでた。
また空が光を帯びた。
轟音が鳴り響いて、つかさの身体がびくりと跳ねる。
なんだかな……と思いながら、雷が鳴るたびに、なんども身体を震わせる彼女の背中を、ゆっくりとさすってあげた。
夕立だ。
聞こえてくるのは雨音だけじゃなくて、時々空が光っては、空気を裂くような音が鳴り響いていた。
初めのうちはいたって普通の、すこし遠いところで鳴っていただけだったのだけど、今さっき落ちた雷は、かなり大きいものだった。
空間が裂ける……、っていうのはあんな感じかもしれない。
バリバリと周りの空気を震わせて、一瞬何が起こったのかわからなかったほどだった。
さすがにかなり、心臓がビクッとなった。
いまだに少し……、ドキドキしていた。
子どもの頃からそれほど雷が苦手なわけじゃ無いけれど、今の音はさすがに驚かない方が無理があると思う。
例えるなら……なんだろう。
あんなにすさまじすぎる音は、実際に聞いてもらわないと、すごさは説明できないと思う。
まあ……強いていうなら、ドアを思いっきり閉じたとして、その音を100倍ぐらいにしたぐらいじゃないだろうか。
「――さて」
私はため息をつきながらそう呟くと、座っていたイスから立ち上がった。
勉強道具を広げた机をあとにして、そのまま部屋を出る。
「つかさー?」
隣の部屋のドアの前に立ち、中へと呼びかけた。
案の定、中からは、ふぇっ……、というか細い声が聞こえてきていた。
部屋の中で泣きそうな顔をしている妹の姿が、ありありと想像できる。
あのコはいまだに台風なんかが怖いっていうから、今の雷も相当驚いたに違いない。
やれやれ……と思いながら引き戸へと手を伸ばし、――ドアを開けて中の様子を伺った。
「ぁ……」
つかさがイスに座ったまま、首だけでこっちを振り返った。
勉強していたんだろう。右手はシャーペンをぎゅっと握りしめて、左手はノートに添えられていた。
そしてその顔は――、
「おねぇ……ちゃ……っ」
涙目だった。
それはこちらの予想通り――ではなくて。思ってたよりも重症なその姿に、思わず反応が遅れてしまった。
何を思ったのか、驚いたせいでろくに身体も動かなかったようなのに、つかさは必死の形相で立ち上がろうとして――、
「――……つかさっ!」
イスと一緒に倒れこんだ。
ガタタンッ、と大きな音をたてながら、イスを足に巻き込みなつつ、つかさの身体がうつぶせになる。
「……うわ」
両手をばんざいの格好にして、顔から床にべったりと張り付いた姿は……、思わず顔を覆いたくなってしまった。
我が妹ながら、なんというか……。
「ふぇぇえ……」
情けない声をあげながら、つかさは顔をあげる。
ああ、あんなに顔をぐしゃぐしゃにして……。
「なにやってんのよ」
半分苦笑しながら、もう半分は本気で心配しながら、私はつかさのそばにしゃがみこんだ。
「お姉ちゃん……」
倒れたイスを元に戻して、つかさの手をとる。
「――ちょ、ちょっと……」
つかさは立ち上がろうとせずに、そのまま私の胸の中に顔を沈めてきた。
力が抜けてるせいか、つかさの身体は重くて、そのまま押し倒されそうになる。
なんとか受け止めながら、力強く身体を押し付けてくる妹の頭をそっとなでた。
また空が光を帯びた。
轟音が鳴り響いて、つかさの身体がびくりと跳ねる。
なんだかな……と思いながら、雷が鳴るたびに、なんども身体を震わせる彼女の背中を、ゆっくりとさすってあげた。
「……もう、いい?」
雨はまだ降っているけれど、雷はさっきより酷くない。
あんなに大きい音は、もう聞こえないと思う。
「もうちょっと……」
抱きついているせいでくぐもった声は、それほど震えてはいなかった。
しょうがなくもう少しだけ、甘える事を許してあげる。
「それにしても驚いたわよ」
「……すごい音だったもんね?」
「そうじゃなくて」
「……?」
「つかさが思ってたよりも怖がりだったってことがね」
「えっ……」
私の服をぎゅっと握りながら、つかさは顔をあげる。
「で、でも、だって本当にすごい音だったし……。怖かったっていうより……お、驚いちゃっただけだもん」
そう必死に弁解するけれど、間近にある瞳は真っ赤になっていて、まったく説得力がない。
「それに……、あと、ちょっと眠かったから余計びっくりして……」
「……寝てたんかい」
「ね、寝てないよ。少し目を閉じちゃいそうになっちゃっただけだよ」
そう言ってつかさは口を尖らせる。
「はいはい」
「ちゃ、ちゃんと勉強してたよ……」
なんだか変なところでいじけてしまった。
頬を赤くして、目元も赤くして、私の顔をじっとにらんでくる。
私はそんなつかさの頭を撫でると、
「お姉……ちゃん?」
もう一度、妹の身体を抱きしめた。
「ったく、本当に心臓が止まるかと思ったわよ」
「そんなに……驚いた?」
「そりゃあ、あんなに大きい音がしたらね」
「………」
「けが……無いよね?」
「うん……。大丈夫」
「そう」
「……ごめんね」
「………」
抱いた背中を、そっと撫でる。
しばらく私は、そのままつかさのことを抱きしめ続けた。
腕の中にいるつかさも、何も言わないで顔をうずめている。
雨足はまだ、遠のく気配はないみたいで、屋根を、窓を、地面を叩きながら、しとしとと静かな音を立てていた。
だいぶ薄暗くなった外が、また光を放った。だけどさっきみたいな大きな音は聞こえてこない。
心臓はまだドキドキしていて、多分それは、胸の中のつかさにも聞こえているのかもしれない。
ホントにこのコは……、心配ばっかりかけさせて……。
何度も妹の頭を撫でた。
つかさが、ん……と小さく声をあげた。
「つかさって昔から、雷とか台風とか苦手だったわよね」
「……そうだっけ」
「雷が鳴ると、すーぐに私の腕に抱きついてきたし。……台風の日なんて、私から少しも離れようとしなかったんだから」
「あー……」
「もちろん夜には、真っ先に私の布団に入ってきたしさ」
腕の中のつかさが身じろぎする。多分その顔は、いつもの苦笑いなのだろう。
「ま、そのおかげで、私はしっかりしなきゃって思って、そういうのは怖くなくなったけどね……」
それに……、安心できたし。
そんな時にも、私は一人なんかじゃないんだって。
雨はまだ降っているけれど、雷はさっきより酷くない。
あんなに大きい音は、もう聞こえないと思う。
「もうちょっと……」
抱きついているせいでくぐもった声は、それほど震えてはいなかった。
しょうがなくもう少しだけ、甘える事を許してあげる。
「それにしても驚いたわよ」
「……すごい音だったもんね?」
「そうじゃなくて」
「……?」
「つかさが思ってたよりも怖がりだったってことがね」
「えっ……」
私の服をぎゅっと握りながら、つかさは顔をあげる。
「で、でも、だって本当にすごい音だったし……。怖かったっていうより……お、驚いちゃっただけだもん」
そう必死に弁解するけれど、間近にある瞳は真っ赤になっていて、まったく説得力がない。
「それに……、あと、ちょっと眠かったから余計びっくりして……」
「……寝てたんかい」
「ね、寝てないよ。少し目を閉じちゃいそうになっちゃっただけだよ」
そう言ってつかさは口を尖らせる。
「はいはい」
「ちゃ、ちゃんと勉強してたよ……」
なんだか変なところでいじけてしまった。
頬を赤くして、目元も赤くして、私の顔をじっとにらんでくる。
私はそんなつかさの頭を撫でると、
「お姉……ちゃん?」
もう一度、妹の身体を抱きしめた。
「ったく、本当に心臓が止まるかと思ったわよ」
「そんなに……驚いた?」
「そりゃあ、あんなに大きい音がしたらね」
「………」
「けが……無いよね?」
「うん……。大丈夫」
「そう」
「……ごめんね」
「………」
抱いた背中を、そっと撫でる。
しばらく私は、そのままつかさのことを抱きしめ続けた。
腕の中にいるつかさも、何も言わないで顔をうずめている。
雨足はまだ、遠のく気配はないみたいで、屋根を、窓を、地面を叩きながら、しとしとと静かな音を立てていた。
だいぶ薄暗くなった外が、また光を放った。だけどさっきみたいな大きな音は聞こえてこない。
心臓はまだドキドキしていて、多分それは、胸の中のつかさにも聞こえているのかもしれない。
ホントにこのコは……、心配ばっかりかけさせて……。
何度も妹の頭を撫でた。
つかさが、ん……と小さく声をあげた。
「つかさって昔から、雷とか台風とか苦手だったわよね」
「……そうだっけ」
「雷が鳴ると、すーぐに私の腕に抱きついてきたし。……台風の日なんて、私から少しも離れようとしなかったんだから」
「あー……」
「もちろん夜には、真っ先に私の布団に入ってきたしさ」
腕の中のつかさが身じろぎする。多分その顔は、いつもの苦笑いなのだろう。
「ま、そのおかげで、私はしっかりしなきゃって思って、そういうのは怖くなくなったけどね……」
それに……、安心できたし。
そんな時にも、私は一人なんかじゃないんだって。
扉の向こうから、お母さんの声が聞こえてきた。
いつの間にかもう夕飯の時間になっていたみたいだ。
私はつかさの身体から手を離す。
「じゃあ……、もう行こっか」
「うん」
立ち上がって、つかさに手を差し出し、引っ張りあげる。
「……?」
ふと気付いて、私は眉をしかめた。
「なに?」
つかさが不思議そうに見返してくる。
さっきちょっと泣いていたのと、ずっと抱きしめていたからだろうか。つかさの顔は全体的に赤い。
「……お姉ちゃん?」
もっとちゃんと見たくて、私はつかさへと顔を近付けた。
顔全体が赤いのはそうだけど……。……また少し赤くなったわね。
上目づかいでこっちを見ている瞳を視界に映しながら、私は目の前の額に手を伸ばした。
「……っ」
ほんの少しだけ、つかさが眉をしかめた。
「痛む?」
きっと思い切り頭から飛び込んだときに打ったんだろう。
そこは赤いだけじゃなく、少し腫れてるみたいで、指で触ると盛り上がっているのが確認できた。
「これぐらい、大丈夫だよ?」
「……ホントに?」
軽く首を傾げながら言うつかさの目を見つめながら、私は眉をしかめた。
そっと痛みを与えないように触れながら、確かめるように額を撫でる。
何回もそうしたら、なぜだかつかさはすごい嬉しそうに目を細めてきた。
いつの間にかもう夕飯の時間になっていたみたいだ。
私はつかさの身体から手を離す。
「じゃあ……、もう行こっか」
「うん」
立ち上がって、つかさに手を差し出し、引っ張りあげる。
「……?」
ふと気付いて、私は眉をしかめた。
「なに?」
つかさが不思議そうに見返してくる。
さっきちょっと泣いていたのと、ずっと抱きしめていたからだろうか。つかさの顔は全体的に赤い。
「……お姉ちゃん?」
もっとちゃんと見たくて、私はつかさへと顔を近付けた。
顔全体が赤いのはそうだけど……。……また少し赤くなったわね。
上目づかいでこっちを見ている瞳を視界に映しながら、私は目の前の額に手を伸ばした。
「……っ」
ほんの少しだけ、つかさが眉をしかめた。
「痛む?」
きっと思い切り頭から飛び込んだときに打ったんだろう。
そこは赤いだけじゃなく、少し腫れてるみたいで、指で触ると盛り上がっているのが確認できた。
「これぐらい、大丈夫だよ?」
「……ホントに?」
軽く首を傾げながら言うつかさの目を見つめながら、私は眉をしかめた。
そっと痛みを与えないように触れながら、確かめるように額を撫でる。
何回もそうしたら、なぜだかつかさはすごい嬉しそうに目を細めてきた。
なでなで。
――にこにこ。
なでなで。
――にこにこにこ。
――にこにこ。
なでなで。
――にこにこにこ。
まるで甘えてくるときの猫みたいに、顔を緩めまくっている。
「………」
――すごく、そのおでこを叩きたくなった。
さすがにそんなことはやらなかったけれど、代わりに手で髪の毛をくしゃくしゃと掻き乱してやる。
「……えへへ」
「なによ」
「だって、お姉ちゃんが心配してくれてるから」
私は、平然とそんなことを笑顔で言ってのける妹に向かって手を伸ばし、その無駄に緩みまくったむにむにな頬を、両手で何度も突っついてやった。
「当たり前でしょうが……っ」
「ぁぅ……」
つかさの口から、情け無い声が漏れた。
こっちがどれだけ心配したのか……、このコは判っているんだろうか。
雷が聞こえたときよりも心臓が止まりそうだったっていうのに。
「はぁ……」
と、私は小さくため息をついた。
目の前にいる私と双子で妹な人物は、相変わらず幸せそうにノーテンキっぷりを披露している。
「………」
「………。……お姉ちゃん?」
小さく、つかさが首を傾げた。
キョトンとした様子で見つめてくる瞳を視界の端に止めつつ、私はその肩に手を伸ばすと――、
「………」
――すごく、そのおでこを叩きたくなった。
さすがにそんなことはやらなかったけれど、代わりに手で髪の毛をくしゃくしゃと掻き乱してやる。
「……えへへ」
「なによ」
「だって、お姉ちゃんが心配してくれてるから」
私は、平然とそんなことを笑顔で言ってのける妹に向かって手を伸ばし、その無駄に緩みまくったむにむにな頬を、両手で何度も突っついてやった。
「当たり前でしょうが……っ」
「ぁぅ……」
つかさの口から、情け無い声が漏れた。
こっちがどれだけ心配したのか……、このコは判っているんだろうか。
雷が聞こえたときよりも心臓が止まりそうだったっていうのに。
「はぁ……」
と、私は小さくため息をついた。
目の前にいる私と双子で妹な人物は、相変わらず幸せそうにノーテンキっぷりを披露している。
「………」
「………。……お姉ちゃん?」
小さく、つかさが首を傾げた。
キョトンとした様子で見つめてくる瞳を視界の端に止めつつ、私はその肩に手を伸ばすと――、
「……ぇ……?」
そっとつかさの額の髪を掻き分け、見えたおでこに――口を付けた。
「――……ふぁ……」
つかさが小さく、呟いた。
ゆっくりと、確かめるように額に手を伸ばしているのを見て、私は急いで後ろを振り返った。
腫れて熱くなっていた部分の感触が唇に残っている。
ただでさえ夏で暑いっていうのに、……何やってるんだ私は。なんか……顔が……。
ゆっくりと、確かめるように額に手を伸ばしているのを見て、私は急いで後ろを振り返った。
腫れて熱くなっていた部分の感触が唇に残っている。
ただでさえ夏で暑いっていうのに、……何やってるんだ私は。なんか……顔が……。
私は片手で口元を押さえて、そのまま扉へと向かい、引き戸の金具へと手を伸ばした。
「ほらっ……、みんな待ってるからいくよ?」
振りかえった先では、つかさが額に触れながらキョトンと目を丸くしていた。
だけど私がそう言うと、
だけど私がそう言うと、
「……うんっ」
と、嬉しそうに笑みを浮かべた。
それはもう――。…………とても嬉しそうに。
それはもう――。…………とても嬉しそうに。
「………」
見られたくなくて、熱くなった顔を伏せたら。――つかさにぎゅっと手を握られた。
fin.
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- まあいつものことだ -- 名無しさん (2010-09-11 10:35:02)
- もうカップルみたいなやりとりでとろけそうです -- 名無しさん (2010-08-08 11:29:18)