授業が終わり、帰路につく。
中学生の頃に比べると、やはり授業の内容は難しい。
でも、学校に行くのは苦ではない。
どんなに私が疲れていても、心を癒してくれる…
そんな友達ができたから。
中学生の頃に比べると、やはり授業の内容は難しい。
でも、学校に行くのは苦ではない。
どんなに私が疲れていても、心を癒してくれる…
そんな友達ができたから。
元々、私は人付き合いは上手くない。
私自身は何もしていないつもりでも、
人に避けられてしまうことが多かった。
高校でも…多分変わらない。
そう、思っていた。
私自身は何もしていないつもりでも、
人に避けられてしまうことが多かった。
高校でも…多分変わらない。
そう、思っていた。
あの時、無意識でした一つの親切。
それがこれほど重要なことになるなんて…
あの時の私に想像できただろうか?
それがこれほど重要なことになるなんて…
あの時の私に想像できただろうか?
そんなことを考えるうちに、私の足は公園に差し掛かった。
いつもなら素通りするのだけれど…
今日はそこに見知った顔を見つけた。
ベンチに腰掛けているその人に近づき、声をかける。
いつもなら素通りするのだけれど…
今日はそこに見知った顔を見つけた。
ベンチに腰掛けているその人に近づき、声をかける。
「こなた…さん」
「おー、みなみちゃん」
「おー、みなみちゃん」
ゆたかの『お姉さん』…こなたさんだ。
私より二つ年上の先輩だけど、あまりそうは見えない。
そういえば…いつもゆたかを交えていたから、
二人だけで話したことはあまりなかったような気がする。
やはり、ゆたか以外の人には少し苦手意識があるのかも知れない。
でも、今日は少し…この人と話してみたい気分だった。
自分の知らないゆたかを知っている、こなたさんと。
私より二つ年上の先輩だけど、あまりそうは見えない。
そういえば…いつもゆたかを交えていたから、
二人だけで話したことはあまりなかったような気がする。
やはり、ゆたか以外の人には少し苦手意識があるのかも知れない。
でも、今日は少し…この人と話してみたい気分だった。
自分の知らないゆたかを知っている、こなたさんと。
見ると、こなたさんは変わった色の飲み物を手にしていた。
えっと…「ペプシエッグプラント(=なすび)」…
……よくは知らないけれど、何か怪しい雰囲気がする。
あまり触れないほうがよさそうだ。
私が黙ってしまっていると、こなたさんの方から話しかけてきた。
えっと…「ペプシエッグプラント(=なすび)」…
……よくは知らないけれど、何か怪しい雰囲気がする。
あまり触れないほうがよさそうだ。
私が黙ってしまっていると、こなたさんの方から話しかけてきた。
「いつもありがとね、みなみちゃん」
「え…?」
「え…?」
何故かいきなり、お礼を言われてしまった。
私…こなたさんに何かしただろうか?
私の困惑を感じ取ったのか、こなたさんが続ける。
私…こなたさんに何かしただろうか?
私の困惑を感じ取ったのか、こなたさんが続ける。
「んー…ほら、いつもゆーちゃんと仲良くしてくれてるからさ。
おねーさんとしては、それが嬉しいわけですよ」
おねーさんとしては、それが嬉しいわけですよ」
でも、私の困惑はますます大きくなるばかりだ。
それこそ、お礼を言われるようなことではないと思う。
むしろ…私の方こそお礼を言わなくちゃいけないぐらいだ。
だから私はこなたさんに直接、そう言ってみた。
すると、こなたさんは少し真面目な顔で、
お礼の「理由」を話してくれた。
それこそ、お礼を言われるようなことではないと思う。
むしろ…私の方こそお礼を言わなくちゃいけないぐらいだ。
だから私はこなたさんに直接、そう言ってみた。
すると、こなたさんは少し真面目な顔で、
お礼の「理由」を話してくれた。
「ゆーちゃんさ、昔から体弱くってね…
中学の時も、あんまり学校行けなかったんだよ。
学校の行事にもあんまり参加できなかったから、
クラスでも浮いてたらしくて…友達いなかったんだよね…」
中学の時も、あんまり学校行けなかったんだよ。
学校の行事にもあんまり参加できなかったから、
クラスでも浮いてたらしくて…友達いなかったんだよね…」
中学校時代のゆたか。
私の知らない、その時間。
想像することは、少し困難だった。
今のゆたかは…確かに時々保健室には行くけれど…
学校を休むほどのことはあまりない。
それにあんなに優しい性格のゆたかに、
友達がいなかったなんて。
それじゃ…私と、同じ?
理由は違っても…
私達は二人とも友達がいなくて。
そしてお互いが『初めての親友』?
私の知らない、その時間。
想像することは、少し困難だった。
今のゆたかは…確かに時々保健室には行くけれど…
学校を休むほどのことはあまりない。
それにあんなに優しい性格のゆたかに、
友達がいなかったなんて。
それじゃ…私と、同じ?
理由は違っても…
私達は二人とも友達がいなくて。
そしてお互いが『初めての親友』?
「まぁ中学でそんな感じだったから、
ゆーちゃん、学校行くの全然楽しそうじゃなかったんだ。
だから私、こっちの高校に来ないかって言ったんだよね。
一緒の高校だったら色々見てあげられるし、
ゆーちゃんも楽しくなれるかな、って思ってさ」
ゆーちゃん、学校行くの全然楽しそうじゃなかったんだ。
だから私、こっちの高校に来ないかって言ったんだよね。
一緒の高校だったら色々見てあげられるし、
ゆーちゃんも楽しくなれるかな、って思ってさ」
いいお姉さんだ…
正直なところ、少しとっつき辛い人だと思っていたけど。
もの凄くいいお姉さんだった。
…ゴメンナサイ。
正直なところ、少しとっつき辛い人だと思っていたけど。
もの凄くいいお姉さんだった。
…ゴメンナサイ。
「でもやっぱり学年違うと限界あるしねー。
同い年の友達ができたのは嬉しいよ。
ゆーちゃんも毎日楽しそうにしてるし。
だから、ありがと、みなみちゃん」
同い年の友達ができたのは嬉しいよ。
ゆーちゃんも毎日楽しそうにしてるし。
だから、ありがと、みなみちゃん」
こなたさんはまた私にお礼をすると、
「まぁ私も友達なんてつかさとみゆきさんぐらいしかいないし、
他人のこと言えないけどね」
他人のこと言えないけどね」
なんて自嘲気味に言って笑う。
でも…
でも…
おかしい、と思う。
ゆたかと同じように…
この人に友達がいないのも、おかしいと思う。
こんなに…いい人なのに。
だから。
ゆたかと同じように…
この人に友達がいないのも、おかしいと思う。
こんなに…いい人なのに。
だから。
「あの…私でよければ…その…
こなたさんの友達に…」
こなたさんの友達に…」
それを聞いたこなたさんは、もの凄く驚いた顔をした。
…やはり不躾だっただろうか。
先輩に対して友達、だなんて。
そう思っていると。
…やはり不躾だっただろうか。
先輩に対して友達、だなんて。
そう思っていると。
「ふふっ…やっぱいい子だねー、みなみちゃんは。
ありがと、嬉しいよ」
ありがと、嬉しいよ」
そう言って、今日一番の笑顔を見せた。
少し…ゆたかの笑顔に似ているかも知れない。
少し…ゆたかの笑顔に似ているかも知れない。
「友達になってくれたお礼、っていうのもなんだけど。
相談乗ってあげよか?主にゆーちゃんのことで」
「!?」
相談乗ってあげよか?主にゆーちゃんのことで」
「!?」
そう言ってこなたさんはベンチから立ち上がると、
私の顔を覗き込む…にま~っと意味ありげな笑みで。
私の顔を覗き込む…にま~っと意味ありげな笑みで。
「あ、あぅ…何で…」
「にゅふふ、私を甘く見てはいかんよみなみちゃん?
もうすぐだからねー、ゆーちゃんの誕生日」
「にゅふふ、私を甘く見てはいかんよみなみちゃん?
もうすぐだからねー、ゆーちゃんの誕生日」
…そう。
元々、私がこなたさんに話しかけた理由は…
ゆたかの誕生日に何をあげればいいか相談したかったからで。
どうやら、完全に見抜かれていたらしい。
元々、私がこなたさんに話しかけた理由は…
ゆたかの誕生日に何をあげればいいか相談したかったからで。
どうやら、完全に見抜かれていたらしい。
「まー私もかがみと付き合うようになってから、
そーいうのにスルドくなったわけですよ」
そーいうのにスルドくなったわけですよ」
そう言ってこなたさんは得意げに胸を張る。
そういえばかがみさんとこなたさんってそういう関係だったっけ…
どうりでさっき友達の名前を挙げた時に出てこなかったわけだ。
そういえばかがみさんとこなたさんってそういう関係だったっけ…
どうりでさっき友達の名前を挙げた時に出てこなかったわけだ。
「うし、んじゃちょっと色々店見て回りながら話しますかね。
行こか、みなみちゃん」
「…はい!」
行こか、みなみちゃん」
「…はい!」
そうして私達はショッピングに向かった。
家でのこと、学校でのこと。
ゆたかのこと、こなたさんのこと、私のこと。
色々話して、時々笑いながら。
家でのこと、学校でのこと。
ゆたかのこと、こなたさんのこと、私のこと。
色々話して、時々笑いながら。
多分、周りの人にはどちらが年上かなんて分からないだろう。
でも間違いないのは…
周りの人にも私達が仲の良い友達として見られているということ。
でも間違いないのは…
周りの人にも私達が仲の良い友達として見られているということ。
それぐらい自然に、私はこの時間を楽しんでいた。
この――新しくできた、年上の友達と。
この――新しくできた、年上の友達と。
201 :3-115:2007/06/23(土) 23:17:26 ID:6ezscRxP
以上、こなた&みなみのお話でした。
あー…何か盛大に空気をぶち壊したような気がしないでもないですが…
ちなみに実はもの凄く時期外れな話だったりします。
以上、こなた&みなみのお話でした。
あー…何か盛大に空気をぶち壊したような気がしないでもないですが…
ちなみに実はもの凄く時期外れな話だったりします。
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- ものすごくきれいでピュアな
話ですね、心が洗われたよう
です。ありがとうございました。 -- チャムチロ (2012-08-28 17:56:11) - なんか和んだ。
良い話をありがとう。 -- 名無しさん (2009-10-18 04:38:28)